ザ・プロファイラー

 

来週25日木曜日21時より

岡田准一さん司会の

BSNHK「ザ・プロファイラー」に出演します

テーマは

「女性の可能性を切りひらけ!教育者・津田梅子」

そう、新五千円札の顔となる、津田梅子です

そして

津田梅子さんは津田塾大学の創設者

実は私

津田塾大学の出身なのです

 

でも私

津田塾を卒業しているにも関わらず

津田梅子さんのこと、知らないこと、いっぱい!

私が知っていることと言ったら

わずか6歳でアメリカへ留学したこと以外は

学内にある津田梅子さんのお墓に

二度以上お参りすると

お嫁に行けなくなる、とか言う

都市伝説のようなことばかり

如何に、津田梅子さんのお蔭で

日本女性の教育が確立し

地位向上がなされていったかなど

本当に勉強になりました

そして

この番組を通して

津田塾大学出身であることも

改めて、誇りに思うことが出来たのです

 

どうぞ皆様

BSNHK 25日(木)21時より

ザ・プロファイラーを、ご覧くださいね

(再放送は、30日火曜日17時より)

 

 

収録・撮影 | 16:49 | comments(0) | -

あの日から、丸3年

 

今日は、夫、宅間秋史の命日

丸3年経ちました

・・・あっという間・・・

 

時薬の効き目は

もっと効くかと思っていたけれど

あまり効きは良くないかな

表面は元気になったけれど

芯に向かって

哀しみが

澱のように固まって石になっていく感じ

 

この頃

よく秋史が夢の中に登場する

私が

「あれ?秋ちゃん、死んだんじゃなかったけ?」

と問いただすと

「何言ってんの? 僕が死ぬわけないじゃない」

と、カラカラと大笑い

それに釣られて、私も笑って

「そうだよね!

やぁだ、私ったら、一人で悲しんでバカみたい!

死んだて言うのは、夢だったんだね

あ〜良かった!」

ほっと安心したところで、目が醒める

ベッドの上に、一人

そうだよね

やっぱり夢だったんだ

生きている方が夢だった

大きくため息をついて

ノロノロとベッドから起き上がる

その繰り返し

 

最初は、その現実が辛かったけれど

今は、哀しくはない

夢でもいい

出てきてくれるだけで、嬉しい

会えるだけで、嬉しい

 

この淋しさを抱えながら

でも

生きるしかないさ

頑張る

秋ちゃん | 20:14 | comments(0) | -

「未婚の女」小田島雄志翻訳戯曲賞受賞!

 

嬉しいニュース!

10月に出演した舞台「未婚の女」が

小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞!

 

受賞された翻訳の大川珠季さん曰く

「上演された翻訳テキストに対する賞だから

俳優の皆さんが発した言葉が受賞したんです!」

 

いえいえ

地道に真摯に翻訳した珠季さんの賞!

加えるなら

珠季さんと共に戦った

演出の深作健太さん

プロデューサーの児玉奈緒子さんの賞

おめでとうございます!

 

珠季さん、タマちゃんは

翻訳の立場なのに

稽古場も、本番も

毎日のように顔を出してくださいました

その熱意ある姿や

合間に声をかけてくれる優しさに

難しい役を任された私は

どれほど、救われたことでしょう

 

そして

タマちゃんに驚かされることがもう一つ

 

この舞台で、キーになるのが「ノート」

そのノートを作ったのが、タマちゃんなのです

 

まず

「未婚の女」のストーリーからお話しますね

私が演じるマリアは

戦時中に、偶然、脱走兵を見つけ

村の掟に従い、彼のことを上に報告し

結果、兵士は処刑されてしまいます

戦後、マリアは、一転して

密告者として裁かれてしまい

12年も投獄の身となってしまいました
歯を抜かれたり、ボロボロになったマリア
ようやく出所した後
戦時中から、投獄されていた頃も含めて
日記のようにノートを記しました
そして
96歳になったマリアは
孫に、このノートを託し・・・
と言う、大まかなストーリーですが
実際の小道具のノート
稽古場では、白紙のノートを使っていました
でも、ある日のこと
何十ページにも渡り、ビッシリと
何かが書かれているノートに変わっていたのです
全てドイツ語で、隅から隅まで丁寧に
時には、落ち葉も押し花にして貼られています
それは全て
タマちゃんが、何日もかけて
作り上げたものだと言うことがわかりました
おそらく
一番前の席の方が、かろうじて
何かが書かれているのを感じるだけ
客席には、わかりようもない
でも、演じる私達にとっては
血の滲むようなペンの向こうに
苦しんだマリアの痛みを知ることになるのです

演出の健太さんも

このノートにマリアの全てが詰まっている!

このノートを良く見て!

と、悩む私にノートを差し出してくれました

そして私は

分厚いノートの思いをヒリヒリ感じながら

毎日、本番の舞台に立つことが出来ました

 

この舞台は、フィクションですが
マリアは実在した人物です
取り巻く社会、時代によって
英雄になったり、犯罪者になったり
その哀しさ、苦しさ、背筋が凍る恐怖
現代社会に通じる慟哭と警鐘を
タマちゃん、大川珠季さんは
見事に翻訳されたのだと思います
こんな舞台に立たせていただいたこと
また、マリアと言う役を演じられたこと
最高に光栄に思います

 

大川珠季さん
そして
演出の深作健太さん
スタッフの皆様
心から

おめでとうございます!

そして

感謝。。。

 

出演者の皆さんと稽古場で
一番右が演出・深作健太さん、その左隣上が大川珠季さん、前が児玉奈緒子さん

 

 

初日、一人一人の出演者にチョコレートのお祝いをくださった珠季さん

舞台 | 13:38 | comments(0) | -

42年前に、タイムスリップ

 

あ!

フジテレビ夕方のニュース「イット」見ていたら

突然、私が出て来た!

 

そう言えば

素材を使わせて欲しいと、言われていた

ほんの一瞬だったけれど、確かに「私」

42年前の、新人だった頃の「私」

きっと、誰も「私」って気付かないだろうなぁ

慌てて、チャンネル録画で見直した

 

あの日

ニュース取材の為に報道ディレクターに呼ばれた

「山村君、動物、大丈夫だっけ?」

確かにワンコは好きだから

「は、はい・・・大丈夫です!」と答えた私

とにかく、何でもいい、現場に出たかった

「水着持って来てね」

なにゆえ水着?

と思いながらも。持参した私。

小熊と一緒に温泉に入るためだった

確かに小熊は可愛かった

でも、小熊ちゃん、私のアゴをカプリ!

イタッ!!

小熊は、きっと甘噛みのつもりだろうから

スタッフにも告げず

そのまま笑顔でレポートを続けた

途方もなく長い撮影になり

撮影後は、頭がボーッとしてフラフラになったっけ

小熊に噛まれたところは

1週間程、赤く痕が残っていた

 

この後、この取材は、問題になる

 

オンエアを見たアナウンス部長から

水着を着るなんて

ちゃんと断りなさい

と、お叱りを受けた

基本、アナウンサーは、水着は御法度なのだと

新人だから、そんなこともわからなかった

そして、部長は

許可なく私を水着にさせた報道にも、クレーム

私としては

肩より上しか映ってないし

小熊が可愛かったから

何とも思っていなかったけれど

せっかくの取材が問題になったことで

落ち込んだ

レポートするだけで、必死だっただけだ

 

今や、熊は

全国で嫌われ者になってしまったね

もちろん、あの小熊は

この世にはいないだろうし

新人だった私は

ビックリするような年齢になってしまったし

 

たった数秒の映像が

毎日必死に駆けずり回っていた若い私を

一瞬にして蘇らせた

 

光陰、矢の如し

 

 

収録・撮影 | 12:39 | comments(0) | -

「未婚の女」 感謝

 

表参道の能楽堂での舞台

「未婚の女」無事舞台を終えました


沢山の方にお越し頂きました


前衛的で難解な舞台なのに

私自身が演じたマリアに、

共感した、震えた、泣いたと感想を寄せてくださり

私自身が驚いています


この作品は

戦争の罪を背負った実在のマリアの人生を描いたもの
今、世界では

マリアのように苦しむ人が量産されています
そのことを、もう一度私は、胸に刻みたい
どうぞ皆様も

マリアを思い出しながら

様々な思いを巡らせて頂けたら幸いです


皆様に、感謝!

 

 

 

舞台 | 11:53 | comments(0) | -

表参道能楽堂で、ドイツ現代演劇「未婚の女」

 

舞台のお知らせです

10/18(水)〜22(日)

現代ドイツ演劇「未婚の女」に出演します

場所は、表参道の能楽堂「銕仙会」

 

エーヴァルト・パルメツホーファー作「未婚の女」は

ドイツのミュールハイム劇作賞を受賞した作品で

日本では、初演となります

 

ストーリーは・・・

第二次大戦終戦間近のこと

若い女性マリアが

脱走兵を見つけ密告したことにより

若い兵士は処刑されてしまうのです

しかし、戦後価値観が一転し

マリアは、ナチスの協力者として罰せられ

12年間、投獄されます

そして、現代ーーー

マリアは96歳となり

若い孫のウルリケは事件の真相に迫ろうとし

また、中年の女である娘のイングリッドは

母への憎悪を感じています

3世代の女性の、抑圧する心の闇

そして

戦争に対する怒りが全編を通して描かれます

 

私は96歳のマリアを演じますが

若いマリアにもなったり

時系列が複雑に入り込みます

このように尖った前衛的な舞台は

もしかしたら

大学時代の演劇サークル以来かもしれません

「己疑人」と言う名前の

一橋大学との合同サークルでした

毎日のように

ベケットやらイオネスコやらブレヒトやら

男子学生が、熱弁を奮っていたのを思い出します

 

演出は、深作健太さん

深作欣二さんのご子息ではいらっしゃるけれど

お父様のように激しく熱い雰囲気ではなく

理論的に説明をなさる穏やかな姿

だからこそ、その奥に

メラメラと燃えたぎるものを感じるのです

 

はてさて

この奥深い作品を

健太さんが、どのように料理されるのか

稽古場に行く私は

ワクワクが止まりません

 

上質な演劇を求めていらっしゃる方

是非、お足をお運びください

 

舞台 | 11:44 | comments(0) | -

VAVAVA  前へ、前へ、前へ 第2弾!




皆様

お待たせしました!
昨年の舞台
Dramatic Reading Live「VAVAVA」
 
ご覧になった方から
「次は、いつですか?」
と、大好評のお声をいただきましたが
いよいよ
第2弾を開催することになりました
 
今回は
ある日突然
20年以上の記憶を、ポッカリ失った母と
翻弄される、それぞれの娘たちとの物語
出演:山村美智、河野景子、近藤サト
演出:永山耕三(ロングバケーション、東京ラブストーリーなど)
音楽監督:橋下しん(ロングバケーションなど)
ビートルズの曲を織り込みながら
お届けしてまいります
 
目黒ブルースアレイジャパンにて
6/30(金)19時
7/1(土)14時、19時
 
7/1(土)19時は
ライブ配信もありますので
地方や海外にお住まいの方は
是非、配信でもご覧ください
 
「VA」とは、「前へ」と言う意味
私達は、前へ進んで参ります
 
大人の皆様にこそ
是非、ご覧いただきたい作品です
ブルーズアレイジャパンにて、お待ちしています!
 
**********************
 
Dramatic Reading Live vol.2
VAVAVA
Yesterday〜忘れてしまった物語
 
目黒ブルースアレイジャパン
6/30(金)夜18時開場 19時開演
7/1(土)昼13時開場 14時開演
7/1(土)夜18時開場 19時開演
 
テーブル席 7000円
プレートセット 12000円
映像ライブ配信 3000円(7/1夜の回のみ)
 
チケット購入・問い合わせ先
ブルースアレイジャパン 03-5740-6041(平日12-19)
 
チケット インターネット購入先

ライブ配信チケット 購入先
https://eplus.jp/sf/detail/3868320001-P0030001



 

舞台 | 17:24 | comments(0) | -

お経の大声が、空まで、響いて

 

昨日、5月8日は、母の一周忌でした

昨年の5月8日は

ちょうど母の日の日曜日でしたっけ

 

あれから1年

あっという間

 

お坊さんに

お経をあげてもらうことも考えたのですが

この日に一周忌をできるかどうかはっきりせず

頼むことをしませんでした

だから

母を大事にしてくれた友人と従姉妹で集まり

梅窓院の樹木葬の墓前で

声を合わせて、お経を読みました

大きな声で、朗々と、

難しい漢字を読み間違えたりしてしまって

時々笑いながら

一生懸命、お経を読みました

私達の声が、青い空まで響いて

若葉が、笑うように揺れていました

母も、笑ってくれたように思いました

そして

一緒に眠っている夫の秋史も

ニンマリ笑ってくれている

そんな笑顔が見えた気がしました

 

こんなに優しくて

温かな一周忌が出来て

良かったよ

ね、ママ。。。

母 Kazukoさん | 14:28 | comments(0) | -

カメラマンは、永瀬正敏さん

 

3/31日公開の映画

「ゴールドフィッシュ」

80年代に一世を風靡したパンクバンドが

30年後に、再結成へと動き出す

そのバンドの芸能事務所の社長

女性マネージャーを演じた

 

撮影の合間

主演の永瀬正敏さんが撮ってくれた一枚

マネージャー原田京子役

中年の芸能プロダクションの女社長

人生にくたびれつつあるけれど

まだまだ、ギラギラな闘争心を持っている

 

永瀬正敏さんは

プロのカメラマンとしても活動していらっしゃる

映画の撮影中も

色んな役者の表情を追っていらした

その多くの写真は

役柄と同時に、素の役者の表情を

見事に捉えていた

 

実は、私としては

この写真を見るのは、少し辛い

夫を亡くした直後だったから

痩せこけ、心も体もギリギリの状態だった

その中で、原田京子のエネルギーを

絞り出そうと、必死だった

その必死の形相で、芝居していたかもしれない

撮影が終わった隙間の時間

永瀬さんがシャッターを切ってくださった

少しホッとしている表情にも見える

永瀬さんが撮影してくださったこと

あの時の私を

この1枚に残してくださったこと

感謝している

 

エネルギーが迸るような映画

「ゴールドフィッシュ」

是非、劇場に足をお運びください

収録・撮影 | 12:40 | comments(0) | -

KENZO 高田賢三さん、永遠に

 

私は、KENZOのお洋服のファンだった

なぜなら、何十年経っても

KENZOブランドの洋服だけは、いつも新鮮

だから、いまだに、

20代の頃に買い求めたKENZOの洋服を

ウキウキしながら、着ている

 

そして、私は

高田賢三さんのファンにもなった

賢三さんのビジネスパートナーで

私の古くからの友人、鈴木三月さんを通して

そのお人柄を知ったからだ

また、直接

三月さんの還暦パーティーで

お会いした賢三さんの姿に

惚れ惚れもした

80歳でいらっしゃるにも関わらず

背筋がピンと伸び

歩き方も、まるでモデルさんのように優雅

何よりも自然体で

巨匠であるのに

どこか少年っぽい

三月さんが、そのお人柄に惚れ込むのも

頷けた

 

しかし、賢三さんは

2020年に突然亡くなられてしまう

 

「高田賢三と私」(時事通信社)

この本は、賢三さんとの37年間を

鈴木三月さんが綴ったエッセイだ

まさに、副題の

〜「パリの息子」とすごした37年間〜

 

惜しげもなく紹介される膨大な写真と

淡々と語られる文章が

まるで

一つのドキュメンタリー映画を見るかのよう

謙虚でお茶目な世界的デザイナーを知り

温かい気持ちになる一冊だ

本当に、日本は

大切な宝を一人失ってしまったね

 

皆様

「高田賢三と私」

是非、お手にとってみてくださいね

Friends | 14:00 | comments(0) | -