93歳の ペースメーカー

 

母kazukoさん、今月の27日で

93歳になる

93歳の目前となる、先週

緊急入院となった

 

脈拍が、極端に少なくなっていて

ペースペーカーを埋め込まなくては

いつ心臓が止まってもおかしくないとのこと

「 お母様は、お元気だから

生きる気力も、体力もあるから

ペースメーカーを埋め込むこと

私は、強くお勧めしますよ 」

担当の先生は、そうおっしゃた

 

でも、kazukoさん、もう93歳だよ

そんな高齢なのに

心臓に、機械を入れるなんて・・・!

「 あのね、ママ・・・

ここに機械を入れる手術、受ける?」

私は、ペースメーカーを見せながら、聞いた

 

もし、kazukoさんが入れるのを拒んだら

手術を断るべきではないか

ふと、そう思った

もちろん、それは「死」を意味する

でも

いつも、足の痛みで苦しそうに泣き叫んだり

トイレに間断なく往復して辛そうにしているのが

可哀想で可哀想で

どうにも出来ない自分がふがいなくて・・・

だから

いつのまにか、私の中に「覚悟」という塊が

少しずつ、少しずつ

固まって来ていたのかもしれない

 

「 え〜〜、こんな大きなもの?!」

ペースメーカーを手に取り

kazukoさんは、大げさに驚いた

先生によると、昔に比べると

随分、小型化されているらしいが

確かに、大きく感じる

 

「 手術は・・・嫌!」 

・・・そっか・・・

・・・嫌なのか・・・

「 怖いから、手術は、ノーノー!」

うんうん、そうだね、怖いよね

「 でもね、ママ・・・手術しないとね

突然、心臓止まっちゃうかもしれないんだ」

「 ふ〜ん・・・」

kazukoさん、しばらく考えて、口を開いた

「 そうね〜、私が死んだら

美智子ちゃん、一人になるからね」

え?

いやいや、私には、ちゃんと夫がいるよ

「 100歳まで生きるって約束したから

もっと生きたいから、手術、するわ」

 

そっか・・・そっか

わかったよ

一瞬でも、手術を受けないなんて考えたこと

そんな愚かな自分を、ひどく恥じた

 

2時間の手術は、あっという間で

無事終了した

その後の入院生活は

トイレの往復や、足の痛みは変わらず

気を紛らわせるために

オセロをしてもらったりして

病棟の看護師さんに迷惑かけたり

私も毎日付き添って疲れ果てたけど

術後の経過そのものは

あっけないほど順調

そして

1週間目の今日

退院することが出来た

 

相変わらず

kazukoさんは

足の痛みに叫びながら

管を入れているから

トイレに行く必要もないのに

そんなこと忘れて

何度もトイレに往復している

 

私は

生き様を

母kazukoさんから、教えてもらっている

 

 

病院内の絵画を、感動しながら見て回るkazukoさん

母 Kazukoさん | 16:48 | comments(1) | trackbacks(0)

偶然の出会いの、楽屋

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筒井櫻子ちゃん 野間修平さん 阿部知代ちゃん、吉崎典子ちゃん

 

フジテレビアナウンサーOGによる朗読会

「ことば ことば ことば」を

下北沢で観劇した

 

大先輩の野間修平さんによる

山本周五郎作「曽我平九郎」は

正に、朗読の王道

朗読という世界を、堪能させてくれた

 

そして、女子アナの後輩たち

吉崎典子、阿部知代、筒井櫻子による

清水邦夫作「楽屋」

共演の斉藤由織さんが

演出も担当されたと言う舞台は

本を持ちながらも

まるで、芝居を見ているかのようだった

 

数年前

同じ作品を、小泉今日子さんや渡辺えりさん

蒼井優さんで演じているのを観ている

09/5/29のブログ「楽屋の女優」

その時には、

強烈な個性が交わり素晴らしい作品だった

今回の「楽屋」は、

朗読ということもあるけれど

それぞれの個性は生かされていながら

さざ波のように

優しい風合いの、また違った味わいで

素敵だった

 

なんだかね

こうやって、みんなが頑張っているのを見ると

「 嬉しいね〜〜!」

「 誇りだね〜〜〜!」

 

・・・なぁんて

劇場からの帰り道

酷暑の下北沢で

お茶を飲む場所を探し歩いていたら

突然、目の前のカフェに、ポツンと座る見知った顔

「 おまえら、何してんの?」

「 きゃ〜〜、久しぶり〜〜!」

「オレたちひょうきん族」時代のディレクター

三宅恵介さんだ!

10年以上、会っていないはず

こちらは

同じくひょうきんアナの寺田理恵子ちゃんと

番組に出演したこともある牛尾(中村)奈緒美ちゃん

みんなで、小さなカフェの奥

クーラーもあまり効かなくて

ギュウギュウ詰めになりながら

汗が噴き出すのも

楽しくて

色んなこと、しゃべり続けた

 

写真撮ったらね

これこそ

まるで、楽屋みたいだったよ

 

嬉しい下北沢の、昼下がり!

 

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寺田理恵子ちゃん、牛尾奈緒美ちゃん、私、三宅恵介さん

in the audience 客席にて | 12:04 | comments(1) | trackbacks(0)

出演情報 懐かしい!益田喜頓そっくりの人

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出演情報です

7/31(月)夜7時から、フジテレビ系列

「ネプリーグ」

に、出演いたします

 

なんと今回のチームは、

フジテレビ時代の大先輩、露木茂さんと

後輩の、有賀さつきさん

 

露木さんは、現役時代

色んな番組でご一緒した

選挙特番も、いつも二人で司会

私は

「ひょうきん族」がメインだったから

露木さんには、親心で

ちょいと厳しく対応されたこともあったっけ

あ、そうだ!

ほらほら

私が退社後に出演していた夜のニュース番組では

A.D.さんが大きなくしゃみをして

私が笑ってしまってニュース読めなくなり

隣の露木さんも大笑いしていたけど

さっと変わって

しっかり読み上げたこともあった

さすが、熟練の露木さんだったね

 

「 色々、あったよね、僕たち 」

76歳になられた露木さんが

感慨深けに、言われた

 

でもね

色々あったけど

どういうわけか

私の露木さんの原点は

大昔の、フジテレビ入社のための、アナウンサー試験

最終面接の時の、露木さんが一番!

 

初めて目の前で見るテレビの中の人

露木さんは

試験官の中でも、オーラが半端なかった

「 例えば、どんなアナウンサーになりたいの?」

益田キートンさん(今や、誰もわからないだろうな)

そっくりのお顔で

うっとりするような声で、優しく質問された

でも

それまで劇団員だった私は

アナウンサーに興味もなく

誰一人、頭に浮かばない

テレビなんて、見る余裕もなかったからね

しばらく沈黙が続く

益田キートンさんは、にこにこと見つめる

あ、そうだ!

あの人、確か、昔アナウンサーだったはず!

と、思い出して、口にした

「の、の、野際陽子さんみたいな・・・」

他の試験官は、何言ってんだ、コイツ!

と言う顔をされたけど

露木さんだけが、ほほう!と大きく頷かれた

居並ぶおじさん試験官の前で

おびえていた22歳の私は

それだけで

益田キートンさんの笑顔だけで

救われた

 

・・・なんてこと

色々、思い出したよ

ホント、色々、あったよね、露木さん

 

さて、クイズの方は・・・

例によって

とぼけているんだな、私

なぜ、あんなにも簡単で、当たり前の解答が

あの場所だと

とんでもない、思ってもいない答えになっちゃうんだ!

全く・・・

トホホなので、ございます

 

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収録・撮影 | 11:51 | comments(3) | trackbacks(0)

セリーナの誕生日 ニホンカモシカ

生まれて2週間目のセリーナ

 

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生まれて、2年目のセリーナ

 

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晩御飯のチキンを取り分けてもらうのを、じっと待つ2匹のお嬢様

 

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バシャバシャ水遊びは、大好き!

 

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高原を駆け回るカレンとセリーナ

 

愛犬セリーナが、2歳の誕生日を迎えた

 

2年前の夏

我が家で産まれたセリーナ

お母さんのカレンは

死産の男の子の後

もがき、血まみれになりながら、

セリーナを産み落とした

カレンも、赤ちゃんセリーナも

手伝う私たちも

苦しくて、ボロボロになった

一つの命がこの世に生まれることの重さを

あらためて、骨の髄まで感じた夏

2015年7月のブログをご覧ください)

 

その誕生日のお祝いで

てか

大人もワンコも

東京の酷暑から逃れるために

ほんの少しだけど、軽井沢に出かけた

 

友人達の別荘でバーベキューをしたり

滝のある山をトレッキングしたり

カレンもセリーナも

まるで、クルクルコロコロ、踊るかのように

喜んで、ピョンピョン、走り回った

本当に

人というのは

誰かを喜ばせるために

幸せにするために

生きているのだな、と思う

そんな幸せを感じさせてくれる

カレンとセリーナに、感謝だ

 

「あぁ〜、幸せぇ〜〜〜」

丘の上にある友人の別荘のベランダで

幸せを満喫していたら

突然

目の前に動物が現れた

ワァ!

日本カモシカか!

じっとこちらを見ている

何か、ご用?

どうしたの?

何かを、訴えるかのような目

歩き出したら

あ・・・後ろ足がない!

3本の足で、歩いている

 

すぐにどこかに行ってしまったけれど

じっとこちらを見る目を

忘れることができなかった

あの子は、いつ頃生まれたんだろう

お母さんは、いるのかな

子供はいるのかな

 

友人がNPO法人に問い合わせてくれた

イノシシ駆除のワナにかかり

脱出した時に、後脚を失ったのではないか

でも

どうすることも出来ないだろうとのこと

 

生きるというのは

本当に、苦しく辛いこと

でも、いっぱい幸せもある

あのニホンカモシカも

足は失ったのかもしれないけれど

きっと楽しいこと、嬉しいこと

いっぱいあるよね

そう、自分に言い聞かせた

 

どうぞ軽井沢の方

車を走らせる時

ニホンカモシカが出てくるかもしれないから

少しだけ、気をつけて、運転してくださいね

彼?彼女?のこと

私達は見守るしかできないけれど

一生懸命生きていてくれると思うと

みんな、幸せな気持ちになるはずだから

 

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3本足で、頑張って歩くニホンカモシカ

カレンとセリーナ | 13:31 | comments(2) | trackbacks(0)

始まりは、SHOCK

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そう!

始まりは「SHOCK」

1991年の少年隊のミュージカル

 

毎日満席で

出演者の私でさえ、チケットとれず

舞台の上では

ダンスも芝居もキレキレの少年隊と

キラキラの照明も、大掛かりなセットも

まさに

エンターテインメントの最高峰の舞台だった

時代も、まさに、バブル

きらびやかな舞台だった

 

芝居だけではなく

少年隊とダンサーに混じって

ダンスまでしなければいけなかった私

なかなか振り付けが覚えられず

危機感を持った私

思い切って

「SHOCK」の振付を担当していらした、

名倉加代子先生のスタジオのドアを叩いた

 

クラスはシニアクラス

30代だった私だけど

名倉先生に、直接教えていただける

シニアクラスに入った

そして、

2年に1度の発表会にも、二回出演した

 

でも、その後

自分の舞台などで、レッスンに通えなくなり

15年ぶりに復活したことは

このブログでもご紹介したっけ

15/10/25「名倉加代子スタジオへ本当に復活した!」

 

そしていよいよ

復活して、初めての発表会

沢山の生徒さんが出る中で

たった2曲のダンスに出演する

群舞だから、皆で合わせるのが大変!

他の皆さんと自主トレで振付を合わせるけれど

この真夏の暑さと、レッスンの激しさで

汗は噴き出て

頭からシャワーを浴びたような姿

もうベトベトの、ボロボロ!

 

何気なく

稽古に着ていった「SHOCK」のTシャツ

1991年の夏

実は、この少年隊の舞台を

毎日のように、何十回も

見てくださった方が、生徒の中に数人いらして

「あ〜、懐かしい!」と

声を掛けてくださった

「Tシャツの写真、撮っていいですか?」

キャ! 

汗まみれの酷い姿だけど

Tシャツが主役だから

ま、いっか・・・

 

あの頃、少年隊の舞台に、毎日夢中になった方と

あの頃、舞台の上で、毎日必死だった私

今度、同じ舞台で

同じ振付を、ぴったり合わせて、踊る

なんだか、感慨深い

私達

ホントのシニアクラスになっちゃったね

フフフ

 

もしよろしかったら

8月24日と25日

名倉スタジオの発表会

覗いてみてくださいね

 

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ダンス | 15:23 | comments(1) | trackbacks(0)

ネプリーグの 出会い

 

 

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前列、湯山玲子さん、2列目、川田裕美さん、泉里香さん、私

後列、フローラン・ダバディさん パトリック・ロバートソンさん

 

出演情報です!

来週26日(月)フジテレビ系列

夜7時からの2時間スペシャル

「ネプリーグ」

出演いたします!

 

上の写真は

出演者の方々との写真

一番前にいらっしゃる湯山玲子さんは

会った瞬間、声をかけてくださった

「 私、深浦加奈子と小中と一緒だったんですよ!」

女優、深浦加奈子

あ〜、フカウラ・・・

2008年に、ニューヨークから戻ってきて

いっぱいNYのこととか

お互いの近況とか話したかった人なのに

私が帰国してすぐに

深浦加奈子は、天国に行ってしまったんだ

08/8/26のブログ「女優 深浦加奈子」

 

湯山玲子さんは、深浦加奈子の幼馴染

親友でいらした

「 深浦がね、いつも『みっちゃんは』って

話してくれたんですよ!」

そうなのか

私のこと、話してくれていたのか

なんだか、涙出そうで

初めて会ったのに

一気に、湯山さんのこと近く感じて

抱きしめそうになった

 

上の写真に戻る

 

左上にいらっしゃるフランス人の方

ご存知、2002年のサッカーW杯で

日本代表トルシエ監督の通訳をされた方

ダバディさん

だから、控室でも

サッカーの話題で盛り上がった

ふと見ると

クシャクシャの進行表の裏に

人の名前が、書き列ねられている

あれ?

サッカーのフォーメーションじゃない?

「 これが、僕の日本代表ベストイレブンです 」

そこには、日本代表選手の名前が並んでいた

ダバディさんが考える、最高のサッカー選手たち

あ!

本田は、下がってボランチの位置にしている

私も、賛成!

「 それから、この選手の漢字がわからないです 」

「きよ竹」と書かれている

それは、清武選手だね

 

あら?

右サイドバックに、内田選手の名前が

「 そうですよね! 内田ですよね!!」

思わず、声に出した

怪我で代表からは、2年以上、

戦列から遠のいている

内田篤人選手

私が、大好きな内田選手!

やはり、あのクレバーなプレーと

奥で熱く燃える魂は

日本代表が勝つためには

どうしても、どうしても必要ですよね!

早く戻ってきて欲しい!

ロシアW杯に行けたら

絶対に、必要な選手なんだから〜!

興奮して、ダバディさんに言ったら

「 そ、そう・・・ですね 」

と、はにかみながら、微笑まれた

 

バラエティ番組では

思いもかけない方々とお会いする

一期一会かもしれないけれど

色んな方と

心が通い合う時があり

嬉しくなる

 

どうぞ、26日、ネプリーグを

ご覧くださいね!

収録・撮影 | 14:34 | comments(1) | trackbacks(0)

8月31日は、極道の女!

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ブログに、サッカーのことを、いつも書きたい

でも、サッカーに興味ある方が多くなく

いつも我慢する

でも

今日は我慢しない

 

13日の、サッカー日本代表イラク戦

1−1の引き分けドローだった

え〜〜〜〜?

ど、どうしよう

2018年サッカーロシアW杯に行けなくなる!!

 

でも、友人がすました顔で言った

「 まだグループの1位だから大丈夫でしょ?」

違う!違う!違う!

ちゃいまんねん!

 

グループの首位を争うのは

日本と、オーストラリア、サウジアラビア

上位2つの国が、W杯へ行くことになる

3位だと、アジアでも、また戦い、

北中米の国とも、また戦い

なんやらややこしい壮絶な

敗者復活戦に回される

だから、何とか2位まで入らなければいけない

それなのに

なんと残りの2試合は、強い相手が残った

オーストラリアと、サウジアラビア

勝てるか勝てないか、ギリギリの試合

思いっきり大変な試合が残ってるのだ

でも、その相手

オーストラリアも、サウジアラビアも

日本以外の残りの対戦相手は

恐らく勝てるであろうタイとUAEとの試合

だから、今、1位だと言っても

まさに、今だけ

呑気なこと言ってたら

ロシアW杯に行けなくなる

 

イランで行われたイラク戦を観ても分かる通り

酷暑の、アウェーの地で

日本選手は、バテバテになり、死闘になる

9月5日の最終戦は、サウジアラビア

そんな所、暑さ、移動、時差で、勝つのは

実力以前に、困難な試合だ

だからこそ、その5日前の8月31日

オーストラリア戦

ホームである埼玉スタジアム

絶対、どんなことしても、死に物狂いで

勝たなければいけない

 

車を運転すると「人が変わる」人がいる

私もそうだ

いや、車は穏やかに運転するが

サッカーの観戦をすると、「人が変わる」

「 行け〜〜〜〜!」

「 何やってんだよ!」

「 走れ!バカバカバカ〜〜!」

「 どこ見てんだよ!あほんだら!」

「 早よ、立たんか〜! こんやろ〜!!」

「 何、しとんのん!」

と、叫ぶ

サッカースタジアムの私は、「極道の女」

 

そして

8月31日は、もっと激しく叫ぶだろう

お願い

どうぞ、その日は

日本中が強く応援してほしい

まだまだ先だわ、なんて思わないでほしい

この2ヶ月半

勝てる思いを強固にして欲しい

え?

そんなに長く思いを持てないって?

 

あかん!

もう、ええわ

私一人で、思いっきり叫ぶから

サッカー | 12:30 | comments(3) | trackbacks(0)

集中治療室の、アイスキャンディー

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実は、この3週間

気が気ではなく

生きた心地がしなかった

なぜなら

私の友人・・・親友?・・・いや

しっくり来る言葉がない・・・

なんて言ったらいいんだろ

妹のような、姉のような、そんな存在の人

Mちゃんが倒れたからだ

 

彼女とは

30年以上前

私のマネージャーとして出会った

身の回りのことも、車の運転も

交渉ごとも、有能に捌いてくれていた

10年くらい経って

元々劇団員であった彼女は

女優の道に専念することになり

仕事上の関係は、なくなったけれど

密な関係は続いていた

他の人には言えないようなことも

お互い吐露するようになっていたし

私のことを、いつも無条件で応援してくれた

私の母kazukoさんのことも大切にしてくれ

車椅子のkazukoさんを連れて

色んな所に、食事に出かけた

Mちゃんは、食べることが大好き

いつも愛くるしく、ニコニコ

そんなMちゃんのこと

kazukoさんは、ずっと、大好きだった

 

そのMちゃんが、心不全で倒れた

救急車で運ばれ

緊急の大手術をした

その他何箇所も、

それこそ身体中の器官が弱っていて

糖尿も悪化していた

 

「 え?・・・糖尿?」

誰もが耳を疑った

そんな病気を持っていたなんて

誰も知らなかった

でも、納得した

正直な所、

Mちゃんは、普通の人の2倍ぐらいの体重がある

その上、沢山の美味しいものを食べているから

糖尿になってもおかしくなかった

私も、若い頃は

「 体のことを考えた方がいいよ 」なんて

口を酸っぱくして言っていたけれど

50歳をすぎた大人だからと

いつの間にか、何も言わないようになっていた

後悔した

 

糖尿病から、体全体の各機能が不全になり

心臓の管も、ほとんど塞がっていた

「 助かるのは、20%の確率です 」

お医者様から、そう告げられた

 

そんな・・・!!!

この世から、Mちゃんがいなくなるなんて

そんなことあってはならない

大事な大事なMちゃん

祈った

狂ったように、祈った

手術後のICUで

私はMちゃんの耳元で

「 Mちゃ〜ん、Mちゃ〜ん、大丈夫だよ〜 」

と、思いっきり大きな声で叫んだ

多分、ICU中に響いたから

看護師さん達は、驚いたと思う

もしかしたら、Mちゃんも

「 うるさいよ、みっちゃん!」

と思っていたかもしれない

それ位、大きな叫び声だった

 

kazukoさんにも、報告した

私の友人の名前は、ほとんど忘れているのに

Mちゃんのことは、しっかり覚えていて

かわいそうにかわいそうにと心配した

iPhoneのビデオに

「 Mちゃ〜ん、がんばって!」と

メッセージも送った

 

「 まだまだ山は超えていません 」と

お医者様は言っていたけれど

毎日毎日、ひとつずつ

身体中に繋がっていた管が、減っていった

そして、ようやく意識が戻った

でも喘ぐ声で、Mちゃんは言った

「 アイス・・・食べたい・・・」

口の中が、猛烈に乾燥し

高熱で、堪らなくなっていたのだろう

「 仕方がないよ、我慢しなきゃね 」

みんなで、答えた

でも・・・

 

次の日

私は凍った保冷剤を持って行った

口元に持って行ったら

Mちゃんがくわえてくれた

「 おい・・・しい・・・」

そして、看護師長さんにお願いしたら

なんと、師長さんが

特別なことを考えてくださった

口の中を洗浄する

先にスポンジが付いたスティックを

あらかじめ、水に浸して凍らす

まるで、アイスキャンディだ

柔軟に考えてくださる看護師長さん

心底、感謝した

その特別アイスキャンディで

口の中を拭いてもらうと

Mちゃんは、極上の笑顔に見える歪んだ表情で

「 ごちそうだ〜〜」

と、呻いた

 

そして3週間経った

 

Mちゃんは、まだまだ腕も上げられないし

首も自由に動かせないけれど

本物の氷も食べさせてもらえるし

ゼリーも、食事で出るようになった

この後は、リハビリの病院に移る

 

きっとこの後は

日に日に良くなるだろう

 

でもね、Mちゃん

私は、決めたよ

これから、私は、鬼になる

しっかりと糖尿の治療をし

Mちゃんの大好きな食事の制限をしなきゃ

だから、鬼になるよ

Mちゃんの周りはみんな、鬼だらけだ

みんなMちゃんのこと大好きだから

大好きだから、鬼だ

 

でも

生きてくれて、ありがとう

戻ってきてくれて、ありがとう

ありがとう

良くなったら

うんと美味しいもの

食べに行こう!

 

あ・・・

もしかしたら

私、鬼になりきれないかもしれないな

ダメな私だ

 

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Friends | 14:08 | comments(4) | trackbacks(0)

80歳の、日劇ダンシングチーム

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上の写真

隣で

ジャズダンスの名倉加代子先生が

微笑みながら、そっと支えていらっしゃる

紫色のバラの花束を抱え

涙ぐんでいらっしゃる方

この日が、お誕生日の高橋久代さん

なんと、80歳!

 

1年半前の秋、それこそ15年ぶりに

ジャズダンスのクラスに復帰したブログを

覚えていらっしゃるかしら?

15/10/3「名倉加代子スタジオへ復活の道」

15/10/25「名倉加代子スタジオへ、本当に復活した」

そう

一昨年の10月から、

やめることなく、何とか、レッスンは続けている

もちろん仕事で

1ヶ月も中断する時もあるけれど

少々のことでは

無理しても、這うようにして通う私

続けられているのよ、あの日から

(と、ちょっとドヤ顔の私)

 

そして、この日は

クラスで、一番年配の、高橋久代さんが

80歳を迎えられ

名倉先生も含めて

みんなで、お祝いしたのだ

 

私が30代でクラスに通いだした頃

すでに60歳近かった高橋さんは

見事に、華麗に踊っていらした

実は、高橋さん

元「日劇ダンシングチーム」の一員

「若松久代」さんと言う芸名で活躍されていた

ご存知?

日劇ダンシングチーム?

さすがに、私も拝見したことはないけれど

伝説の、昭和のエンターテインメント

最高峰のダンスチームだ

高橋さんは

プロとしての、若松久代の時代から、

現在の、趣味のクラスでも

ずっと、ずっと、ずっと、踊っていらっしゃった

(でも、決して、ドヤ顔はなさらない)

驕らず、いつまでも少女のようで

みんなに愛されて

日劇時代は

ガリガリで目だけが大きくて

「めざし」と呼ばれていた高橋さん

かわいらしい姿が、今でも彷彿と浮かぶ

 

みんな、高橋さんを目指している

踊り続けると言うのは

体力の保持は言わずもがなだけど

感性も、円熟も、

そして、何よりもメンタルの強さが、必要なのだ

みんな、80歳まで、踊れるだろうかと

不安に思いながら

でも、がんばろう!と決意する

 

高橋さんは、名倉加代子先生と一緒に

繰り返して、次の言葉を、言った

「ムリ・・しない、ラク・・しない、あきらめない!」

「無理しない、楽しない、諦めない!」

この言葉、優しさ溢れる名言だけど、

「楽しない」って所が、ちょっと厳しい

でも、ラクしないからこそ、喜びも大きくなる

 

うん

がんばろうっと!

無理しない、楽しない、あきらめない

80歳を超えても・・・

ダンス | 10:55 | comments(1) | trackbacks(0)

「美ST」7月号掲載 フォトグラファーの予習

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光文社の雑誌

美ストーリー「美ST」7月号

「美しき40代へのメッセージ」に

4ページ、掲載されています

 

撮影は

全く違うイメージの、センスあるドレスを

スタイリストの石橋瑞枝さんが選び

メイクアップアーティストの森哲也さんが

ナチュラルな表情と

一転変わって

モードを感じさせるメイクアップを・・・

まるで、別人のような、私が、二人!

 

撮影場所は

六本木「アサドール・エルシエロ

厚く重い扉の前と

数々の色鮮やかなボトルが並ぶバーカウンター

実に雰囲気の違う写真が出来上がりました!

 

そして

思わず感動してしまったのは

初めてお会いした

フォトグラファーの資人導(しとみち)氏

気の利いた写真家がなさるように

撮影時の声かけで

モチベーションを上げてくださるのはもちろんだけど

その上

撮影前に、しっかり私のブログに目を通され

頭に入れて、撮影に臨まれたこと

ブログの話題を、会話の合間に入れてくださる

たとえば、髪をひっつめたヘアスタイルで

アンニュイなポーズでの写真をチェックする時

「さすが、美智さんは、元宝塚の男役ですね〜」

と、資人導さんが、一言仰った

いやいや・・・と思いながらも

あ!あのブログ!と、思い出した!

かなり前の、あのブログ!

資人導さん、お読みになったんだ!

「そうなんですよ〜! 昔取った杵柄!」

と、すまして、答える私

この二人の会話に翻弄され

メイクの森さんは、目を丸くして

「美智さん、宝塚だったなんて知らなかった!」

・・・

ハハハ

ちゃう!ちゃう! ちゃいますよ!

去年の9月のブログ、読んでくださいませ!

16/9/20「私、昔、タカラジェンヌ」

 

すごいな・・・

自分が今から撮影する被写体を

しっかりと事前にアプローチする

これこそが、プロフェショナル!

頭が下がりました

だからこそ

あんなに素敵な写真を撮れるんですね

資人導さんのホームページ

 

4ページに渡る記事なので

写真以外の

インタビュー記事もたっぷり!

ただ、

dマガジンなどの読み放題アプリの

美ストーリー「美ST」では

残念だけど

このページは読めないようですので

ぜひ、皆様

美ストーリーを

書店か、キンドルで

お買い求めくださいませね!

 

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収録・撮影 | 12:07 | comments(2) | trackbacks(0)