2008.08.15 Friday
気球に乗って、おうちへ、帰ろう
怒涛と嵐の、大引っ越しの、二日間
なんと、風邪引きのピークと重なり、
こりゃまた、大事な時なのに、全く、間が悪い
ま、この「間」の悪さは、私らしいと言えば、私らしいかな
それだけ、
NYと別れる痛みを身を持って知るということかもしれないね
今、ジョン・F・ケネディ空港のラウンジで、ブログを書いています
2003年10月13日に日本を離れたから、
4年10か月のニューヨーク生活
あまりにも、あまりにも、多くのことがあったね
絵画、写真、乗馬、映画批評、アクティングスクールやら歌やダンス等
手当たりしだい、数々の学校に、通ったこと
アパートが、水漏れしたこと
乱暴運転の地下鉄で、ひっくり返ったら、
何人もが抱きかかえてくれたこと
ブロードウェイの劇場を梯子して観たこと
NYU病院で、手術をしたこと
初めての冬は、零下20度で、鼻水も凍ったこと
NYに着いて、3週間目に、愛犬ビギンが亡くなったこと
その娘のジェシカを連れて、アメリカの色んな所へドライブしたこと
でも、ジェシカも、天国へ行ってしまったこと
そして、オフ・ブロードウェイの舞台に立つまでの長い道のり
何人も、何人もが、支えてくれて、成功したこと
数々の事が、時系列が、めちゃくちゃになりながら、
頭の中を、次から次へと、ぐるぐるぐるぐる、めくりめく
03年10月以降の、HPのDIARYや、NY便りで書いていたことを
今読み返すと、こんなことでへこんでいたのかと、フフフとおかしい
それだけ、私も、今頃になって、NYに慣れてきたのかもしれない
06年2月からは、このブログに移り、
書くことによって、少し前向きになれたのだと思う
もちろん、書けないようなことも、実は沢山あったけれど、
俯瞰で見る自分自身を、励ますことが出来たんだね
本当は、私は、いつも弱気で「トホホ」で、しょうのない奴なのに、
「よっしゃ〜〜!」と雄たけびあげて、パソコンに向かい、
気合いを入れて、書いていた
4年10か月、どんな形であれ、ほんの少しでも、
私と関わってくださった方
一人一人に、深く、お礼申し上げます
その一人一人がいたからこそ、今の「私」なのだし、
誰か一人が欠けても、今の「私」ではなくなってしまう
毎日、見続けたセントラルパークの景色
もう、同じ部屋からは、二度と見ることは出来ないんだ
この夏、気球に乗って、マンハッタンを眺める楽しい企画が
セントラルパークで、行われている
ほら ・・・上の写真の、左に小さな丸い物が、見えるでしょ?
あれが、気球!
毎日、上がったり、下がったりしているの
その気球が、セントラルパークと、青空の間を、
行ったり来たりするのを、
引越しの準備をしながら、一日中、覗いていました
・・・ 一度、あの気球に、乗ってみたかったな ・・・
フライトの、最終案内のアナウンスです
気球に乗るつもりで ・・・ 飛行機に乗って
さ、・・・ 日本へ帰ろうっと!
一人一人に、ありがとうございました
そして、4年10か月のニューヨーク生活にも、ありがとう!