2006 トニー賞  by サポーター Kamo
Hooray for the winners!!!

今日は、シアターフリークのサポーターKamoによるトニー賞ミュージカル雑感です。

とうとう米演劇界最高の栄誉とされる第60回トニー賞が発表され
Jersey Boys(ジャージー・ボーイズ)がベストミュージカルの栄誉に輝きました!
私にとってはThe Drowsy Chaperone(ザ・ドラウジー・シャペロン)が
近年稀に見るミュージカルの大ヒットでしたが、ベストミュージカルではなく
脚本賞・作品賞などに終わったのは、ちょっと残念な気がしています。

このように、ミュージカルには、最優秀作曲賞・脚本賞(Best Book)、
そして最優秀ミュージカル賞というカテゴリーがあり、
それらが一致しない年があるのが、最近の傾向なのかもしれません。
有名どころでちょっと例をあげますと・・・

1988:
最優秀作曲・脚本:INTO THE WOODS (イントゥー ザ ウッズ)
最優秀ミュージカル: PHANTOM OF THE OPERA (オペラ座の怪人)
1998:
最優秀作曲・脚本:RAGTIME(ラグタイム)
最優秀ミュージカル:LION KING(ライオンキング)
2000:
最優秀作曲:AIDA(アイーダ)
最優秀脚本:THE DEAD (死せる人々)
最優秀ミュージカル:CONTACT(コンタクト)
2002:
最優秀作曲・脚本:URINETOWN(ユーリンタウン)
最優秀ミュージカル:THOROUGHLY MODERN MILLIE(モダン・ミリー)
2005:
最優秀作曲:THE LIGHT IN THE PIAZZA(ザ・ライト・イン・ザ・ピアッツァ)
最優秀脚本:SPELLING BEE(スペリング ビー)
最優秀ミュージカル:MONTY PYTHON'S SPAMALOT(モンティパイソンのスパマロット)

以前誰かが「最優秀ミュージカルは、もっともよく書かれたものではない」
と言っていましたが、実際、そういうものなのかもしれません。

演劇部門は豊年満作で、Lieutenant of Inishmoreなんて、最高によかった!
The Caine Mutiny Court-Martial だって、よかったのに・・・
まあ、いいものがありすぎて・・・という、ある意味もったいない年でもありますね。
最優秀演劇作品賞に輝いたHistory Boysは文句なしに傑作だったので、よかった!
さて、次のシーズンはどんなことになりますか・・・お楽しみ

いやあ、シアターって、本当にいいですねー
それでは、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ
                           by Phantom Kamoko

サポーターのNY物語 | 05:41 | comments(5) | trackbacks(0)

賞レース開幕 その3 by サポーター KAMO
Tony, tony, who will win?!

こんにちは。勝手に再登場、サポーターのKAMOです。

というわけで、トニー賞ノミネート作品・俳優が発表されました(ぱちぱち)。

ミュージカル部門ではやっぱり「The Drowsy Chaperone」が、
なんと13部門でノミネート。
数としては「The Producers」の14部門ノミネートがいまだ記録ですが、
後者は「主演男優/女優」「助演男優/女優」の全4部門では
ノミネートされませんでしたので
(主演女優賞が欠けてました・・・だって主演女優はいないんですものっ)、
それを網羅した「The Drowsy・・・」の行方、気になります。

この4部門で過去にノミネートされた作品としては、
Cabaret(オリジナル/リバイバル両方。すげ)、Rent、Thoroughly Modern Millie、
Moving Outなどが記憶に新しいですが、South Pacific以外、
全部門受賞したのはあるのかな・・・(急に弱気・・・調べろっ)

好きでたまらない作品ですが、「Drowsy・・・」の全部門受賞は難しいと思います。
どの部門でも、強敵が控えています。
・・・うーん、やっぱりこう見ると今回はミュージカル、豊作だったのかなー。
私の個人的希望リストがありますが、毎年外れることで有名なので、
お見せするのはやめておきます。全ノミネートはトニー賞の公式サイトで。
http://www.tonys.org/en_US/nominees/index.html

翻ってプレイ部門では、やっぱり「The History Boys」が7部門で。
すごいぞ。プレイは歌がないから、その分部門も少ないけど
(音楽、振り付け、音響賞など・・・)それで7つは、すごいですね。

トニー賞のノミネーション発表により、早めに閉めてしまうショー、
チケットがホットになるショー・・・さまざまです。
以前、トニー賞で助演男優・女優賞を取りながら、
トニー賞の1週間後に閉まってしまったミュージカルもありますので、
本当に分かりませんね・・・。

というわけで、6月11日、乞うご期待!

サポーターのNY物語 | 00:37 | comments(2) | trackbacks(0)

賞レース開幕 その2 by サポーター KAMO
Broadway's hot, hot Summer just began!

再びこんにちは。サポーターのKAMOです。
前回に引き続きまして、ブロードウェイ賞レースのお話を。

今年トニー賞の下馬評は、ミュージカル部門なら「The Drowsy Chaperone」
ドラマ部門なら「History Boys」でしょうか。前者は既に観ましたが、うーん、おもしろい。
「劇中劇」というのはなかなか難しいと思うんですが、これはうまい。
原作者が語り部として板付き。面白い「幕開き」が待っています。
(あまり話すとネタバレになってしまうのでやめます)
ミュージカルの黄金時代が大好きな人はたまらないと思います。

反面、ドラマ部門は「History Boys」を除いては小粒な作品揃いとなってしまいました。
History Boysはノミネーションの嵐になるのは確実と言われていますが、どうなりますか。

「Assasins」と「Take Me Out」でその名をとどろかせた監督Joe Mantelloは、
今年はちょっと不調みたいです。
「The Odd Couple」「Three Days of Rain」という話題作
(前者はネーサン・レーン/マシュー・ブロデリック、後者はジュリア・ロバーツ)
があったのに、残念。

米国東海岸時間で15日月曜日午後4時半からミーティングが開かれ、
16日火曜日に発表される予定です。

トニー賞の前後は、ノミネート作品のチケットを取るのがとっても難しくなります。
話題作は観るなら今のうち!

サポーターのNY物語 | 00:30 | comments(2) | trackbacks(0)

賞レース開幕!その1 by サポーター KAMO
So...Tony predictions are in!

サポーターのKAMOです。
michiさん、その後いかがですか。。。私たちはmichiさんのレポートで毎日撮影の様子が覗けて、楽しいやら、嬉しいやら。

で、翻ってmichiさんのいないNYはどんな感じかといいますと。。。
ブロードウェイ/オフブロードウェイの賞レースの始まりです。
(っていうかもう始まっている)
Lucille Lortel、Outer Critics Circle、Drama League、Drama Desk、そしてTony!
映画で言ったら、Drama Deskがゴールデングローブで、Tonyがオスカーかなー。。。
ふむ、ちと違うか。

Anywho~、この頃になると、すでに発表された賞の結果から、
特別トニー賞が発表されたり、トニー賞のノミネート作品/俳優が発表されたり、
「この作品はオリジナルなのか、リバイバルなのかっ?!」とか、
「この作品/俳優はトニー賞の対象とはなりません」「ええ〜〜〜っ?!」とか、
一部では大騒ぎになります。私は何でも賞レース好きなので、毎日わくわく。

次回は今年のホットな作品をご紹介。 乞うご期待。
to be continued.

サポーターのNY物語 | 11:25 | comments(2) | trackbacks(0)

お疲れさん会 サポーター通信 by taka
nice friends make you happy,nice foods make you smile!

ドラマの出演で日本へ帰るmichiのために、そして、
リーデイングのお疲れさん会も兼ねて、
私たちサポーターが、michiを囲んで顔を揃えた。

サポーター通信でおなじみのkamo、nana、fuki、
そして新メンバーのkeiに、撮影を終えて途中参加した写真家・水翔。

このたび私、takaはホスト役。いつもなら、安くて美味しいレストランで
わいわいとやるところなのだが、たまには趣向を変えてとpot-luckに。

すかさずここで、fuki「じゃ、うちにドンペリあるから持って行く!」とリッチ振りを発揮。
豪華なお疲れさん会になっちゃう、うふふ…。みんなの期待膨れる。

しかし、なかなか時間になってもドンペリは到着しない。
痺れを切らした我々は、「私とわたしとあなたと私」の
吉川ひなのちゃんが相手役の2003年に東京で再演されたDVDを観だす。
あらためて、みんなで一緒に観ていると
「小道具の椅子が素敵だね」
「この時のmichiの衣装さあ…」
「ひなのちゃんの髪はつけ毛?」
同じお芝居なのに、目のいくところが違ってくる。

初演のErinn、再演のひなのちゃん、そして今回のリーディングのmaureen、
同じお話なのに、それぞれのポタンがいる。
全く違ったポタンがそれぞれいる。

女優michiは三つの芝居の中で、変わらない洋子(Ai…英語名)であるはずなのに、
それぞれのmichiが見える。不思議だ。
**********

ドンペリも登場し、宴たけなわに!
「お疲れィ!」
「本番に向けて、これからもっと、よろしくぅー!!」
と体育会系のノリもエスカレート。
みんなで持ち寄った、魅惑のワインと美味しい料理に舌鼓。
とどめのデザートもてんこ盛り。うっとり幸せ気分に、お腹も心も大満足。

それぞれがの少しずつが合わさると、
こんな豪華で素敵な晩餐に生まれ変わる。

私たちサポーターの少しずつの力が集まり、縁の下で大きく、力強く、
michiの舞台を支えている。そんな思いが強くなった。

12時のシンデレラたちを見送りながら、そう思った。

サポーターのNY物語 | 05:52 | comments(3) | trackbacks(0)

災難michi  サポーター通信by kamo
one after another...after another...and after another...

4月24日。切羽詰まった声でmichiからの留守電。
kamo、びびる。

どうやらmichiのパソコンが壊れたらしい。
だからマンハッタン内でどっかに持ち込めるところはないか、というのである。
いくつかmichiも自分で探して、電話していたらしい。

kamoは某電話会社に勤めているので、誰かできる人が居ればいいんだけど
kamoがあごで使える人はすでに任期を終えて日本に帰ってしまっている。
やむなくmichi、五番街の日本人がやっているパソコンやさんに。

出かける前のmichiからの留守電。
kamo、再び、びびる。

パソコンの中でカラカラ、音がして。開けてみたらなんかとれてるっていうんだもん。

どうにかこうにかパソコンは修理やさんへ。
店で販売しているズラーと並んだパソコンから流れるビデオは、
な、なんと、懐かしの「オレたちひょうきん族」
う?・・見たことのある顔・・?・・ギャ〜、michiが出ている!

逃亡者のように、こそこそ店を出るmichi。

**-**-**-**-* カラスかぁ〜で夜が明けて *-**-**-**-**

25日9時半。kamo、バスで熟睡して出社したため、まだ寝ぼけ眼。
michiからの電話。
kamo、朝から、びびる。

いつもと様子が違う。声が違う。「どしたんですかっ?」
修理しているパソコンの代わりに使おうと思ったパソコンが、動かない。

う・ご・か・な・い。

CDROM、使えない。メールできない。ブログを書こうと思ってもインターネットできない。
kamo、急遽ピンチヒッターでサポーター通信を書く。

書き始めて、5分。まだ、パソコンが修理やさんに行く前くらいの顛末を書いている。
michiからの電話。
kamo、相変わらず、びびる。

「な、直った・・みたい・・な感じ・・」
「・・・・・・」

・・・・終わりよければってぇ〜じゃございませんか。
厄落とし、厄落とし。いいことあるよ、これから。
ね、みっちゃん。

サポーターのNY物語 | 22:49 | comments(5) | trackbacks(0)