1年たったね ジェシカ
jesica 1year3


jesica 1year

・・・ あの日から ・・・
ジェシカが、旅立ってから、1年目 ・・・・
1年前の朝の、病院からの電話が、昨日のようだ

今でも、ジェシカが転がしたボールが、クローゼットの奥から、出てきたりするんだよ
そっちで、ボール遊びしてる? ジェシカ?

やっぱり、まだ、ジェシカがいないことに、慣れないよ
バスルームだって、ジェシカがついてくるかもしれないから、しっかり閉められない
へへ ・・・ 何だか、おかしいよねえ ・・・ ジェシカ 
お陽様があたる場所には、ジェシカが、ぽっこり、座っていそうで、ドッキリするよ

やっと ・・・・・ 1年だ

jesica 1year2

愛犬 Jesicaの「思い出」 | 21:35 | comments(6) | trackbacks(0)

残暑お見舞い申し上げます
summer

マンハッタンも暑いけれど、日本の猛烈な暑さは、尋常じゃない

何年も前に作成して、友人達に送った、残暑お見舞いのカードが出てきた
この日の撮影は、カンカン照りの真夏、住んでいたマンションの裏庭で、
michiと、ビギン、ジェシカだけで、行なわれた
本当に暑かったから、時々、休憩を入れ、日陰で、3人(?)で、涼んだ
氷もいっぱい部屋から持ってきていて、ビギンとジェシカは、バリバリ噛み砕く
「 さ! おりこうさんだね! もう一回だけ、最後の撮影、オネガイシマース! 」
michi、大きく元気良く、声をかけ、サングラスと水中眼鏡と浮き輪を準備する
2匹は、かなり仕方なさそうに、さっき、指定された場所に戻ってポーズをとった
ビギンの、ビニールプールの中は、密かに、氷水が張られていて、オシリは涼しい
今、他人に見られたら、犬とずーっとしゃべり続ける変な人と思われるのかな・・・
自分でもおかしくなって、カラカラ、笑った
撮影終了! クーラーの効いた部屋に駆け戻り、甘いスイカを、向かい合って、貪った
・・・ 楽しくて、涼しくて、温かい、3人の世界だった ・・・
ね、 ビギンちゃん! ジェシカちゃん!

残暑お見舞い申し上げます!

愛犬 Jesicaの「思い出」 | 21:27 | comments(1) | trackbacks(0)

待つ 人生
waiting dogs

デリに入ったご主人様を、じっと待っているワン君達に、遭遇した
実は、このマンハッタン、こうやって、外で待つ犬を、あまり見かけない
もちろん、一緒に入れるデパートやら、カフェも多いということもあるだろうけど、
基本的に、ニューヨーカーは、犬を、一人(?)きりでは、待たせない
なぜなら、「 盗まれるから 」だと言う
michiも、何度か、ジェシカを、スーパーマーケットやケーキ屋など、
犬が禁じられている店の前で、待たせようとしたが、その度に、道行く人に、
「 盗まれたら、大変! 待たせるのは、やめた方が、いいわよ! 」と、注意された

michiの愛犬、ビギンとジェシカは、日本にいる頃、リードなしでも、
「 ここで、待っててね・・・ 」と、michiが場所を指定すると、
スーパーのダンボールが並ぶ影でも、二匹、仲良くチンマリ待っていてくれた
二匹の待つ姿が、あんまりかわいらしかったから、michi、ちょいと、自慢だった

NYでは、例えば、ジェシカと一緒で、どうしても牛乳を買わなければいけない時には
・・・・ ジェシカが、盗まれないよう! ・・・・
michi、ジェシカを、外で繋いだ後、乳製品売り場に突進、牛乳を鷲づかみにし、
レジに走り、全速力で、表のジェシカの元に、戻っていた
ハアハアと息も絶え絶えのmichiを見て、ジェシカも目を丸くしていたっけ・・・

想像するに、NYの治安の悪い頃は、犬が盗まれることも多くあって、その名残で、
ニューヨーカーは、犬を、外で待たせることをしなくなったのだろうか・・・

めずらしく、外で待つ二匹のワンちゃんを見つけて、嬉しくて、
michi、ご主人様が出てくるまで、遠くから、ずっと、二匹の待つ姿を眺めていた
ご主人様が戻ってきたら、二匹は、ちぎれる程にシッポを振って、喜んでいたよ
・・・・・・ 良かったね ・・・・ おりこうさん ・・・・・・
それにしても、犬ってさ、一生、本当に、待ってばかりの、人生だねぇ・・・

waiting begin&jesica

愛犬 Jesicaの「思い出」 | 22:40 | comments(3) | trackbacks(0)

ビギン の 匂い
begin

二日続けて、ビギンの夢を見た
ジェシカの母親の、ビギンだ
michiにとっては、ビギンが長女、ジェシカが次女の、大切な子供達だった
ビギンは、ジェシカと共に、NYにやって来て、3週間目に、天国に行った
( 06/10/29のブログ 「 3年前NYにやって来た ビギンとジェシカ」より 

この写真は、ビギンが、生後半年位の頃、michiの撮影に連れてこられ、
大人達の仕事を見ているのに、退屈して、眠そうな顔をしているビギンを、
カメラマンが、撮影の合間に、そっと、撮ったもの
今でも、あの日の、ビギンの、フワフワで柔らかい幼毛のぬくもりを、思い出せる

夢の中のビギンは、大人になっていたけれど、まだ、ジェシカを生んでなくて、
尻尾を、クルクル回し、若々しく、フリスビーを追いかけて、走り回っていた
会えたことが嬉しくて嬉しくて、ビギンの体中を、ゴシゴシ撫で回した
顔を、ビギンの顔に埋めたら、ビギンの匂いがした
あ ・・・ 久しぶり ・・・ ビギンちゃんの匂いだ ・・・
ジェシカとは違う、ビギンの匂いを、久しぶりに嗅いだ
夢が醒めて、天井が見えた時は、ガッガリしたけど、まだ、ビギンの匂いが残っていた
でも、ベッドから起き上がった途端、匂いは、いっぺんに消え失せて、
今、思い出そうとしても、どうやっても、こうやっても、思い出せない
もう一度、あの匂い、嗅げたら、どんなに、いいだろ

愛犬 Jesicaの「思い出」 | 22:12 | comments(1) | trackbacks(1)

迷い込んだのかな ジェシカ
shelty

友人との待ち合わせで、アッパーイーストの街角で、ぼーっと立っていたら、
通りの向こうに、遠く、シェルティーを散歩させている人を見かけた
あ・・シェルティーだ・・シェットランド・シープドッグ!・・・ジェシカと同じ種類
ジェシカが亡くなってから、このマンハッタンで、シェルティを見ることはなかった
アメリカでは、もちろん、めずらしい種類だということもあるけれど、
日本に帰国した時でさえ、michi、シェルティに、出会えなかった
・・・・ 初めてだ ・・・ ジェシカがいなくなってから、初めて ・・・
気がついたら、大通りを横切って、シェルティを追いかけ、思いっきり走っていた
・・・ すみませーん!! すみません!! ちょっと待って!・・・

名前は、マンディ君 ・・・ 撫でさせてもらう
ジェシカと、毛の色も顔も感触も、ちょっと違うけれど、やっぱり、似ているなぁ・・
飼い主のスペイン系のおじさんは、たどたどしい英語で、マンディ君の自慢をした
「 この犬種はさ、人間みたいに優しくて、頭が良くて、全く犬じゃないんだぜ! 」
・・・ うん、知ってるよ ・・・知ってる ・・・・
・・・・ 私ね、実は、同じ犬種のシェルティを、亡くして ・・・・
「え? 失くしたの? どこ行ったんだろ? だいじょうぶ、すぐに帰ってくるさ!」
おじさんは、「LOST、ロスト」という英語を、どこかに迷い込んだと勘違いした
・・・・・・ そうだね ・・・・ いつか、戻ってくると ・・・ いいね ・・・
「 だいじょうぶさ、気を落とさないで!!! 」

まだまだ2歳の、若いマンディ君、いつまでも元気で、長生きしてね ・・・
michi、耳元で囁いて、頭も耳も鼻も、お腹も、尻尾も、グルグル撫でて見送った

愛犬 Jesicaの「思い出」 | 21:56 | comments(2) | trackbacks(0)

ロープーウェイのこちらは さくらの島
cherry blossoms2

マンハッタンから、メトロカードを使い、たった2ドルで、ロープーウェイに乗って、
桜並木の ルーズベルト島へ、渡った
ちょうど、満開に近い、見ごろの桜だが、今週いっぱいは、十分楽しめそうだ

cherry blossoms

桜の幹から、直接、桜の花が、咲いている
その姿が、ちんまり愛らしくて、愛犬ジェシカを思い出した
2年前の4月20日に、ジェシカと一緒に、このルーズベルト島にお花見に来たっけ
( NY便り 「NYで お花見をする」の巻より 
その時の桜は、もう満開のピークを超えて、強い風に、花吹雪が舞っていた
桜の花びらをピタピタと鼻先につけながら、ジェシカは、くるくる走り回る
「 ジェシカちゃん! 」と、突然、声をかけたら、
「 なあに? 」と、ジェシカが、ピタリと立ち止まって、michiを見上げた
あの時のジェシカと、幹から顔をのぞかせる桜は、ちょっと、似ている

cherry blossoms jesica

愛犬 Jesicaの「思い出」 | 23:53 | comments(1) | trackbacks(0)

ウサギになった ジェシカ
jesica rabbit

ジェシカがいなくなってしまった、今年のお正月、沢山の年賀状に、こう書かれていた
「 毎年のお楽しみだったジェシカちゃんの扮装が、
もう見られなくなったと思うと、本当に、残念です。
あの干支のカブリモノが、いつも、初笑いでした 」

そう、我が家の年賀状は、いつも、愛犬達に、干支の格好をしてもらうのが恒例!
これは、ウサギ年の年賀状用、「ウサギ犬」
でも、この頃はまだ、ジェシカは、三重県のmichiの実家にもらわれていたから
年末に、ジェシカが東京に「お里帰り」し、久しぶりに会って、撮影したものだ
ジェシカの母親のビギンは、もう、こんな扮装、堪らん!と、溜息まじりの、お顔
一方、ジェシカは、自分の大好きなビギンとmichiのそばで、嬉しくて嬉しくて!
でも、バニーちゃんのカチューシャを、ゴムで縛り付けられているから、
動かないように緊張して、必死にカメラを見つめている

ジェシカは、本当に、「 お人好し 」の、いい子だったんだよ 

愛犬 Jesicaの「思い出」 | 05:24 | comments(3) | trackbacks(0)

半年目の セントラルパーク
central park3/31

セントラルパークに、行った
前に公園の中に入ったのは、去年の9月だったから、半年も入っていなかった
いや、何度も、足を踏み入れようとして、出来なかったんだ
でも、このまま、行かなかったら、一生、行けない気がして、
3月中に、行くぞと決意していたから、思い切って、公園の入り口に、足を入れた

どの土の上にも、草の陰にも、裏道も、愛犬ジェシカの匂いが残っている
やっぱり ・・・ スイッチが入ったように ・・・ 滂沱の涙だ
真夏の汗のように、大量に、次から次へと噴き出すんだな ・・ 困ったことにサ

木々の芽は、膨らんではいるものの、まだ、芽吹いていなかった
気温は、10℃位だから、肌寒いけれど、必死に歩いていたら、汗ばんできたよ
反対に、ナミダは、次第に流れなくなって、やがて、止まった ・・・ よぉし!

これからは、毎週セントラルパークに出かけよう!
春の訪れを、ちゃんと、この目で、からだで、感じなくちゃ・・・
きっと、そんな逞しいmichiの後ろを、
ジェシカもビギンも、ひょこひょこ、追いかけてくれるだろうからサ

愛犬 Jesicaの「思い出」 | 23:43 | comments(3) | trackbacks(0)

ジェシカ  あの日から  半年
jesica 6months

パソコンを、新しくした
でも、やっぱりデスクトップには、この、愛犬ビギンとジェシカ、親子の写真

写真を撮った日のことを、良く覚えている
桜が満開の、ポカポカ春の日で、二匹と一緒に、近くの公園に、お花見に行った
帰り道、近所の小物屋さんで見つけた、サクラの花がついている髪留めゴムを買い求め
家に帰って、ビギンとジェシカの頭に付けたら、うおぉ! 良く、似合う!
写真に残そうと、二匹に、ソファの上に上がって、さあ! と、並ぶよう、声かけた
ビギンとジェシカは、しぶしぶ、どったりのっそり、ソファに這いあがる
「 は〜い! 撮りますよー! いいですか〜! ハイ、チーズ! 」
・・・ 犬に向かって、チーズは、ないでしょ ・・・
ビギンとジェシカは、上目遣いで、そう、michiに文句を言った
でも撮影の間、カメラの向こうのmichiを、じっと、いつまでもジット見てくれた

「 うわぁ! か・わ・い・い! すごーい! 写真撮影、おわり〜! 」
オワリ! の掛け声で、ビギンもジェシカも、競うように、ソファから跳び降りる
煩わしくて堪らなかった、ピンクの花飾りを、前足でかきむしって、取った
今度は、ワンキャンはしゃいで走り回り、ボールを捜し出し、michiの前に置いた
・・・ 我慢したんだからさ! 早く早く! ボルー遊び、しよう! ・・・
さっきまでの、神妙で、おりこうさんの表情は、どこへやら
お転婆で、遊び好きで、いたずらばっかりしている、ビギンとジェシカに戻っていた

あの日が ・・・ 夢みたいだ 
もう8年も昔の写真だけれど、ビギンもジェシカも、亡くなる直前まで変わらなかった
いつまでも、若々しくて、ホント、美人さんだったよ、君達

ジェシカが亡くなって、ちょうど、半年だ
この半年、どうやっても、毎日必ず泣けて、でも、いつも、必死でこらえているナ
だってさ ・・・ 泣いてたら ・・・ ダメだもの
でも、今日は、ジェシカ、半年目の命日
今日は ・・・・・・・ 泣く

愛犬 Jesicaの「思い出」 | 00:07 | comments(3) | trackbacks(0)

福は うち
setsubun

今日は、節分
窓を大きく開けて、「鬼は〜そと〜!」と、空に向かって、豆を撒く
しかし、豆とは言え、人の上に落ちたら大変だから、マンハッタンのビルの上に撒く
そして、今度は、振り返り、「福は〜うち〜!」と、部屋に向かって、撒いた

去年までは、その豆、ジェシカが、右へ左へ走って、キャッチしてくれたのにな
楽しそうに、ポリポリポリ!と、威勢良く、音たてて、食べてくれたのにな
行事に参加して、ものすごく誇らしげな表情だった
今年は、部屋の中に撒いた豆は、自分で、拾い集めなくてはいけない
豆を、一粒、一粒、口の中に入れて、ポリ・・ポリ・・ポリ、音を立てて、噛んだ

愛犬 Jesicaの「思い出」 | 13:09 | comments(1) | trackbacks(0)