2008.12.08 Monday
明るい アイスピック
あっという間の短い滞在だったが、マニラから、戻った
思い起こせば、マニラに着いてすぐには、
ホテルでも、ショッピングセンターでも、
バッグの中身やボディもチェックをされて、
犬を連れての警備など、治安の悪さを、意識させられた
「 もし、道でバッグをとられそうになったら、すぐに渡してください
声をあげて騒いだりしたら、アイスピックで刺されますからね 」
「 実際、弾が出る模造銃が、簡単に入る土地柄ですから 」
「 物乞いの子供も、アイスピックを隠し持っている時があります 」
え? アイスピック? 銃?
こわいよ! 気をつけなきゃ!
ニューヨークでは感じることのなかった「身の危険」!
しかし、治安のいい場所だけで、行動したせいか、
幸運なことに、危険な目に合うことはなかった
朝市も、裕福な家が利用する市場を選んで、連れて行ってもらった
豚や、牛の丸焼きには、一瞬、ひるんだものの、
モノの豊富さ、活気、安さには、ワクワクと、気分が高揚!
デパ地下のように、味見をして回ると、ウワ、おいしいよ!
実際、フィリピン料理というのは、
確かにエスニック料理だけど、辛さが、全くない
スープも、トムヤンクンのヒリヒリを抜かした感じだ
塩気も、おさえられていて、日本人の舌に合うんだね
そして、何と言っても、人なつこい人柄には、まいる
愛嬌のある笑顔
一生懸命に働く人達
そう言えば、世界中に、フィリピン人は、働きに出ているね
船のクルーズスタッフは、どこだって、フィリピン人が一番多いし
ヨーロッパもアメリカも日本も、フィリピン人のメイドさんだらけ
本来持っている大らかさが、世界中の人に愛されるのかしら
この国の経済の悪さが、あの愛くるしい笑顔に
アイスピックを持たせてしまうのかな
経済さえ前向きになって行けば、働き者のこの国は
他では見られない、目を見張る、明るい発展になることだろうに
・・・ しかし ・・・この、世界情勢 ・・・
当分、アイスピックは、手放せないのだろうか
フィリピン | 17:22 | comments(1) | trackbacks(0)