2009.06.07 Sunday
その後のブータン Y氏の報告
ブータンのエキスパートで、今回の旅を導いてくださったY氏から
集中豪雨後の、ブータンのご報告をいただいた
ブータンのジグミ・ケサル・ナムグル・ワンチュク5代国王、
水に浸かった、ひとつひとつの村を、訪ね歩き、
被災者を、自ら励まし、回られたとのこと
ブータン放送の、サイトで、
「 おはしょり 」で、泥水の中を歩かれる国王の写真を
Y氏が見つけ出し、送ってくださった
そして、Y氏は次のように続けられた
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この暴風雨が残した、
ただひとつの思わぬ「ポジティブな」置き土産は
増えた水量によって、南部地域に数カ所ある水力発電所が
フル稼働を続けていることです
流木などが、パイプや機械類を壊すのを避ける為に、
豪雨の間は、操業が止められましたが、
先週後半から発電を再開、
100万キロワット級の最大規模発電所も含めて5カ所の施設で
フルスピードの発電と
インドへの電力輸出が続いているということです
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ブータンで出会った、素敵な人達は、負けてはいない
転んでも、ただでは、起きないんだ
集中豪雨で得た大量の水を、最大限利用して発電し、
その上、隣国のインドにも、電気を売る
これこそ、ブータンの幸せ力、幸せになる前向き力
ジグミ・シンゲ・ワンチュク4代国王が提唱した、
国民総幸福量、GNH(Gross National Happiness)だ
国民全体が、幸福になる為の尺度を一番に考える国、ブータン
GNP(国民総生産)ばかり気にしている国とは、ちょっと違う
下の写真、左の人物は、ガイドのシェラブさんと一緒の、Y氏
ブータンに精通されると、面差しも、ブータン人のよう
まるで、ブータンの高僧にも似た風情が、おありだ
Yさん、情報、ありがとうございました!