最終回 卒業証書の 交換
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ねえ
上の写真、スゴくないですか?
まるで、ビル全体に映像が映し出されているような・・・
実は、この写真
友人の節子さんが、東京タワー大展望台から撮影したもの
アーティスト上野真史さんの歌う姿が
窓ガラスに反映しています
素敵な写真!

東京タワー朗読ライヴ、第一部の音楽ライヴ
予定していたアーティスト柚楽弥衣さんの体調が悪くなり
当日のお昼
観客として来てくださる予定だった真史さんに
急遽ピンチヒッターの出演をお願いしたのです
昨年11月にも出演していただいた真史さんの深い歌声は
最終回にふさわしく
心に染み渡るライヴとなりました

さて
本編の朗読について

ゲストの山崎大輝君は、前日の4時間のリハーサルと
夜の真剣自主トレで、立派に「卒業」の主人公ベンジャミン
ダスティンホフマンの役を、初々しいながらも
立派に演じてくれました

もう一つの作品「卒業証書」(大島真寿美作)
ストーリーは
主人公の女の子が、中学校の卒業式の帰り道
同級生のスター男子学生と偶然出会います
流れで、彼とボヤキを吐露し合い、励まし合い
結局、それぞれの卒業証書を交換することになります
何か辛いことがあったら、お互いにSOSを出そう
自分の卒業証書を返してもらうと言って、会えばいい
それまで、卒業証書を交換しておこう、と、約束します
その後、二人は別れ、大学にも行き
色んなことがあるのですが
SOSは、まだ使っていません
きっと、彼も頑張っているだろうと励みに思いながら
主人公は、手元に彼の卒業証書を、まだしっかり持っている
そんな話です

この小説を見つけた時
若いけれど、人生にも通じる、さりげなく深い話だと
朗読する作品候補に入れました
そこへ、出演者の田中広子さんからの電話
「michiさん、いい話を見つけたんですけど・・・」
偶然にも、選んだばかりの「卒業証書」でした
「卒業」をモチーフに探してはいたけれど
同じ作品を選ぶとは、二人とも驚きました

田中広子さんは
後半の11月から、朗読ライヴに参加してくれているのですが
作品選びをはじめ、色々と支えてくれました
読みにも、お嬢ちゃんを持つ母の優しさが滲んで
本当に、優しさに満ちあふれた朗読です

そして、ピアニストの宮城純子さん
今回は「サイモン&ガーファンクル」の曲を
アレンジをして、各所に入れてくださいました
今までの、全ての私の朗読に関わり
作品選びから、音楽選び、アーティストのブッキング
何もかも、支えてくださいました
東京タワーの朗読ライブは、宮城さんがいなかったら
このように、進まなかったと思います

そんなこんなで、最終回
私は、観客の皆様に伝えました
今、私達と、卒業証書を交換しませんか
東京タワーライヴは、今夜で終わりだけれど
今後、画面などで、私達が出ていたら
辛いことがあっても
あ〜、がんばっているんだな、と思っていただきたい
私達も、皆様に元気を持っていただけるよう
がんばってまいりますね、と。

卒業証書の交換

最後にはなりましたが
こういう機会をくださった、東京タワーの皆様
また、手前味噌にはなってしまうけれど
事務所のイトーカンパニーの社長、スタッフのみんな
ありがとうございました
お疲れさまでした!

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東京タワー朗読会 | 12:18 | comments(0) | trackbacks(0)

東京タワー朗読ライヴ 卒業
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来週火曜日、3月19日の夜
東京タワー朗読ライヴ
Club333「Starlight night high」が最終回を迎えます
そう
「 卒業 」です

と、言う訳で
3月の最終回にちなみ
「 卒業 」をモチーフに選びました
映画「 卒業 」の原作本の朗読
小説「 卒業証書 」(大島真寿美作)etc.

ミセス・ロビンソンと若いベンジャミンの大人の会話
また、サイモン&ガーファンクルの歌
う〜ん
聴きどころ、満載です!

東京タワー展望階での、最終の朗読
光輝く宇宙に浮かぶ空間、その上で行われる路上ライヴ
ぜひ、東京タワーにお足を運んでくださいね
お待ちしています!

*********

東京タワー朗読会 | 10:52 | comments(2) | trackbacks(0)

畳み掛ける朗読は ラップ、魂の叫び
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ジャズボーカリストの上野真史さんとギタリスト渡辺庸介さん

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男性左から佐藤流司君、樋口裕太君、布施勇弥君 右端は宮城純子さん

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皆のお姉さんとして支えてくれた田中広子さん

東京タワー朗読会
今回は、沢山のゲストを加え、総勢5人
田中広子さん 布施勇弥君 佐藤流司君 樋口裕太君

1部の音楽ライブは上野真史さんのジャズヴォーカル
続いての2部では5人揃って登場し
宮城純子さんに音楽を担当していただきました
テーマは「秋」です

ゲーテ「イチョウの葉」
宮沢賢治「いちょうの実」
斎藤和義「いたいけな秋」
サトーハチロー「小さい秋見つけた」

5人だから、歌で言えば、輪唱のような朗読や
バラバラな読みから一つになって行く朗読などに挑戦し
今までにない、躍動感のある朗読となりました
一言で「朗読」と言っても
色んな表情を生み出せるのだと実感

呼んだ作品の中で「いたいけな秋」をご紹介しますね
斎藤和義とBOSEの長い歌「いたいけな秋」
ある意味、中年と秋をひっかけているのですが
中で羅列されている映画の名前や出来事
監督やシンガーの年齢
その厳然たる事実を、3人の若い読み手に知って欲しかった
彼等の未来に、何か、ヒントにして欲しかった
その思いで選んだ作品です

以下、ほんの一部ですが、記します
作品名の後の数字は、監督や作家の、その時点での年齢
また、人の名前の後の年齢は、享年です
並んでいるだけで、胸を打ちます
畳み掛けるように5人で読み上げると
ラップで歌い上げているかのように
魂が見えた気がしました

****************

「 いたいけな秋 」
作詞 斎藤和義・BOSE

(前略)
永遠に思えたあの瞬間
お盆を過ぎたらあっという間

『イマジン』を書いた時 あの人はまだ30
『地獄の黙示録』の頃 巨匠は40
「未来世紀』を夢想した時 奇才は45
『天国への階段』を上ったのは27
(中略)
『ターミネーター』は30 『タクシードライバー』が34
『ET』はなんと35 『無責任野郎』は36
『ナウシカ』は43 『七人のサムライ』が44
『北の国から』は46 『ふぞろいの鵯』が49

”ブライアンジョーンズ”27 ”ジミヘンドリックス”27
”カートコバーン”27 ”ジャニスジョップリン”27
”ジョンレノン”40

届くのか? 届いたのか? 追いついたか? イヤ気のせいか?
間に合うか? 追い抜いたのか?
そんな訳ねえか? もう遅いのか?
(後略)

***************


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東京タワー朗読会 | 22:02 | comments(0) | trackbacks(0)

20日は 朗読ライヴ Starlight night-high
東京タワー朗読ライヴのお知らせです

11/20(火)19時〜22:30
東京タワー大展望台1F Club333にて
入場料は無料です(展望料の800円のみ)

東京の大パノラマを見下ろす展望台
路上ライブ感覚で、気軽にお越し下さい

第1部(19~19:40)
ジャズヴォーカリスト 上野真史 ライヴ

第2部(19:50~20:30)
山村美智 朗読ライブ
ゲスト
田中広子 布施勇弥 佐藤流司 樋口裕太
音楽演奏:宮城純子

朗読する演目は
宮沢賢治の「いちょうの実」
斎藤和義「いたいけな秋」他

今回は、合計5人での朗読となりますので
今までにないパフォーマンスになるのでは・・・

お時間ありましたら、20日火曜日
東京タワーへ、お越し下さいね!

東京タワー朗読会 | 16:22 | comments(2) | trackbacks(0)

夢をみながら、生きる
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東京タワー朗読ライヴ
Club333「Starlight night-high!」
無事、終了!

初めて朗読に挑戦する南羽翔平君
必死にがんばって付いて来てくれました
ナレーション、おじいさんの声、小学生の男の子
101歳の、柴田トヨさんの詩
それぞれの声を、優しく、力強く、読み上げてくれました

作品の中から、言葉を少し抜粋しますね

********

『おじいちゃんのゴーストフレンド』安東みきえ作〜より

ふしぎだな。
この世にあるものは、みんな夢を持って生まれて来る。
一生懸命立派なものになりたいって
願いながら生まれて来る
ーーーーーー
あんたたちにはまだピンと来ないかもしれないけどね、
いくら年を取ったって、未来はあるのよ

********

『くじけないで』柴田トヨ作〜より

98歳でも、恋はするのよ
夢だってみるの
雲にだって乗りたいわ
ーーーーーー
夢は、平等に見られるのよ
私 辛いことがあったけれど
生きていてよかった
あなたもくじけずに

********

・・・ホント・・・
あなたもくじけずに
私も、くじけずに
皆、くじけずに、夢を見ましょうよ

今回も、素敵な作品と読み手に出会えたこと
シアワセでした

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朗読ライヴで、南羽翔平君と

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音楽ライヴで歌ってくださった堀向彦輝さんとギターの伊平友樹さん

東京タワー朗読会 | 07:36 | comments(0) | trackbacks(0)

18日は 朗読ライヴ Starlight night-high
東京タワー朗読ライヴのお知らせです

9/18(火)19時〜22:30
東京タワー大展望台1F Club333にて
入場料は無料です(展望料の800円のみ)

東京の大パノラマを見下ろす展望台
路上ライブ感覚で、気軽にお越し下さい

第1部(19~19:40)
シンガソングライター 堀向彦輝 ライヴ
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堀向彦輝氏は、平原綾香さんやFTISLANDに楽曲を提供する
今、目が離せない新進気鋭のアーティストです
ギター演奏:伊平友樹氏

第2部(19:50~20:30)
山村美智&南羽翔平 朗読ライブ

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若手実力派俳優の南羽翔平君を迎えての朗読セッション
私も、初めてお会いするので、とっても楽しみ!
音楽演奏:宮城純子さん

朗読する演目は
18日は、敬老の日の翌日ということもあり
お年寄りをモチーフにした作品を選びました

「 おじいちゃんのゴーストフレンド 」
安東みきえ作
少し惚けたおじいちゃんと、孫のテッちゃん
その二人を見守るボクと、ヘルパーの黒井さん
小さな事件を通して
それぞれの思いが交錯するストーリー

「くじけないで」
柴田トヨ作
今年101歳になられた柴田トヨさんの詩を
数編、紹介いたします

フラリと東京タワーにお立ち寄りになりませんか?
心の中に、ふんわり、残るライヴにして参りますね

では
18日火曜日、夜、東京タワーでお待ちしています!

東京タワー朗読会 | 11:23 | comments(0) | trackbacks(0)

東京オリンピックから ロンドンオリンピック
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昨夜開催された、東京タワー朗読ライヴ
Club333「Starlight night-high!」

今回の朗読ゲストは、前内孝文クン

第一部のゲスト
東京音大の女性室内アンサンブル「TONE」による演奏で
ライヴステージは、お客様の気持ちが集中し
素晴らしい空間となりました
ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノが、東京の夜空に響き渡り
そんな中、第二部の朗読ステージが始まったのです

実は、本番の2時間前に会った前内クンとは初対面
選んだ東京オリンピックに関する4編の作品群を
前日に、目を通してもらい
本番前に、初めて、二人で読み合わせるというもの
正直な所、どんな読みをしてもらえるのか
不安な思いでいっぱいだったのですが
見事、前内クンは、ちゃんと読みこなし
また、下調べもして臨んでくれました

イルミネーション輝く、大東京のパノラマ
その空間で読み上げた、最後の作品を
下に、ご紹介しますね
堀口大學の詩「燃えろ、東京精神」
1964年10月1日に、読売新聞に掲載された、
10日後に開幕の、東京オリンピックへの高揚を現した作品です
堀口大學のオリジナルを、しっかりと朗読した後
ロンドンオリンピックに向けて
「東京精神」を「ロンドンスピリッツ」と替えて再度朗読
括弧で書かれているのが、オリジナルです
この作品を読み上げた後
私達二人も、ぎっしり集まったお客様も
一瞬、東京の空から
ロンドンへ飛んでしまったかのような錯覚に陥りました

沢山集まってくださったお客様
素敵な演奏をしてくださった「TONE」の皆様
そして、心を込めて朗読してくれた前内孝文クン
ありがとうございました!

次の東京タワー朗読ライヴは、9月18日です
お楽しみに!

******************

燃えろロンドンスピリッツ
(燃えろ東京精神)

ヨーローッパの西 ロンドンの
(アジアの東 東京の)
夏七月の空の色
(秋十月の空の色)
澄んで清いぞ 抜けるほど

オリンピックが始まるぞ
若い生命の祭典だ
五大州 人種と政治乗越えて
七つの海を越えて来て
ここロンドン(東京)に集って
世界の人の目の前で
人間の 可能性の限度試しあい
技と力を競いあう
全人類の祭典だ

一千万よ 億万よ
目をあげて見よ 手をつなげ
平和の烽火 聖火台
燃えろ烈々 星焦がせ
火の輪をつなぎ 渦まいて
金と真紅に燃えさかり
天まで運べ たかだかと
愛と希望のロンドンスピリッツ
(愛と希望の東京精神)
愛と希望のロンドンスピリッツ

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東京タワー朗読会 | 10:58 | comments(0) | trackbacks(0)

来週火曜日  東京タワー 東京オリンピック
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隔月で行われている
東京タワー朗読ライヴが、今月もやってきました
来週17日火曜日、19時〜20:30です

ご都合はいかがですか?

東京タワーの大展望台の特設ステージ、Club333にて
東京の素晴らしい夜景を眺めながら
大人の為の「音楽」「トーク」「朗読」のライヴを行います
題して、Club333「Starlight night-high!」

第1部(19〜19:40)
ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノの女性室内アンサンブル
「TONE」による、ポップスとクラシックの名曲
「Sing,Sing,Sing」「星に願いを」「ニューシネマパラダイス」etc.

第2部(19:50〜20:30)
ゲスト前内孝文君を迎えて、山村美智との朗読

実は、前内孝文君とは、私は今回、初対面
若手イケメンの実力派俳優
前内君は15日の日曜日まで舞台出演をしているので
私達は、17日の本番に会い
朗読を合わせるという、ドキドキのセッションです

・・・そして、朗読の内容は・・・
ロンドンオリンピック間近!
でも
東京タワーでオリンピックと言えば「東京オリンピック」
1964年当時、東京オリンピックについて書かれた
北杜夫、曾野綾子、堀口大學、杉本苑子の
著名な作家達の文章を選び、読み上げます

東京タワー展望料800円で展望台に上がっていただければ
ライヴを途中からご覧になるのも退出されるのも、自由です
言わば、東京タワーの「路上朗読ライヴ」!

火曜日の夜、暑気払いに、ぜひ
東京タワーに、いらっしゃいませんか?

東京タワー朗読会 | 23:52 | comments(0) | trackbacks(0)