まどみちおさんからの プレゼント
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詩人、まどみちおさんが、亡くなられた

奇しくも、まどさんの亡くなられた2月の、最初に行われた、
朗読ライブ「 今宵、月は瑠璃色の 」では
まどみちおさんの作品集を、朗読させていただいた

何度も、このブログでご紹介しているから
おわかりだと思うけれど
1部は、オリジナル芝居「 瑠璃色の月 」
2部が、「 レ・ミゼラブル 」と「 まどみちお作品集 」だった

「 瑠璃色の月 」も「 レ・ミゼラブル 」も、涙で終わる
だから、その次には、ホッとした作品を持って来たかった
探した作品の中、まどさんの詩は、ピッタリだった
優しくて、かわいらしくて、ユーモアがあって・・・

でも、著作権がある
思いきって、文藝春秋社に、電話をした
担当の方が、ご本人と相談してお返事してくださるとのこと
すぐに次の日、返答があり
ご好意で、使わせていただけることになった
もちろん
ご高齢で、まどさんご自身のご承認ではないかもしれない
でも
ご家族が、まどさんのお気持ちを伝えてくださったのだと思う

実際の本番
「 レ・ミゼラブル 」では、感動的な最後
すすり泣き、涙を流してくださる方もいた
重厚な、「 レ・ミゼラブル 」の、大フィナーレ
出演者全員で頭を下げ、ふっと顔を上げた
その瞬間、徳永ゆうきクンが、明るい声で
「 まどみちお作品集 」と、タイトルを叫んだ

重苦しい空気を吹き飛ばすように
まどさんの、優しい詩が、次々と披露された
全部で、16作品

「 けしゴム 」
じぶんで じぶんを けしたのか
いまさっきまで あったのに

「 ケムシ 」
さんぱつは きらい

みんなで、子供のように楽しく動く演出で、読み上げた
だから、会場のあちらこちらからは、クスクスと笑い声
でも、次第に、宇宙観のある詩が広がり、静まっていった
最後は、まどさんの世界に、会場中が、魅了されていたのだ
客席も、そう、舞台上の私達でさえも

まどみちおさんのご好意で、朗読させていただいた詩は
多くの方の心に、しっかりたっぷり、沁み込んでいきました

あ〜
本当は、まどさんに、舞台を見ていただきたかった

まどさん
本当に、ありがとうございました
私達は、まどさんの作品の優しさで
どんなにか、救われたことでしょう

最後に読んだ詩は「月のひかり」
今頃、まどさんは、月の光になって
私達を、見守ってくださっているのでしょうか

***********

「 つきのひかり 」

つきの ひかりの なかで
つきの ひかりに さわれています
おふろあがりの
あたしの きれいな手が

うちゅうの
こんなに ちかい ところに 
さわるようにして

うちゅうの
あんなに とおい ところに さわる
みえない 大きな手に
あわせるようにして

つきの ひかりの なかで
つきの ひかりに さわれています
つきの ひかりに さわられながら 

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マンダラ朗読ライブ | 10:33 | comments(1) | trackbacks(0)

「今宵、月は瑠璃色の」DVD 完成!
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南青山マンダラでの朗読ライブ
「今宵、月は瑠璃色の」のDVDが完成しました
ユニコーンの齋藤耕路さんが作成してくださったDVD
本当に、素晴らしいDVDで、驚き!

そう言えば
打上げの時、齋藤さんが、こう仰っていたっけ
「 出演している皆さんも、
裏でがんばっていらっしゃる皆さんも
全ての方が、本当に、心からいいものを作ろうと
一生懸命になっている姿を見て、感動しました!
私も、
その皆さんに負けないものを作りたいと思います!」

ありがとうございます
私達も、齋藤さんのお仕事に感動しました・・・

まだ、一般販売の予定はないのですが
希望者が多いようなら、販売も考えますね

本当に、ありがとうございました!

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ブルーレイと、DVDの、二本立て

マンダラ朗読ライブ | 11:12 | comments(1) | trackbacks(0)

「今宵、月は瑠璃色の」 写真で、ご報告
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「今宵、月は瑠璃色の」
フォトグラファーの志村邦夫氏が
沢山の写真を撮ってくださいました。
また、ビデオ撮影の齋藤耕路さんも、
正面からの写真を提供してくださったので
内容に触れながら、その写真も、紹介します
(クレジットなしは、志村氏、齋藤氏は、by Saito)
第一部は、オリジナル芝居「瑠璃色の月」
リーディングライブハウスのオーナー、ルリラ
そのルリラの元に、読み手として面接に来た、弥生
中原中也「月夜の浜辺」を読み、
弥生は雇い入れられた
言葉を話せないピアニスト、雛子の伴奏で
ルリラ、弥生は、他の朗読も試す
昔話「頭が池」
そして、宮沢賢治「いちょうの実」
その「いちょうの実」に隠された弥生の生い立ち
朗読するうちに、明らかになる、雛子の思い
最後は、弥生の息子、睦月も現れ、全てが明らかに
その日の夜の月は、はっきりとした瑠璃色の月だった
なぁんて、わかるかな・・・
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by Saito
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10分休憩の後
第二部
まずは、ご挨拶から
「レ・ミゼラブル」の、壮大なストーリーを短縮した物語へ
銀の食器のエピソード
ファンティーヌの、娘の為に歯を売るエピソード
戦闘シーン
死に行くエポニーヌ
出演者、田中広子、育乃介、徳永ゆうき、私が
代わる代わる、ナレーションやセリフを担当し
読み上げて行きます
そこに
宮城純子のピアノ、類家心平のトランペットが融合され
壮大な最後へと進みます
また、演歌歌手の徳永ゆうきが、得意のコブシ回しを封印し
「夢やぶれて」「オンマイオウン」を歌い上げるのです
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by Saito
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最後は
まどみちお作品集
かわいらしい、まどみちおの詩を
コミカルに、後ろのパーテーションに隠れたりしながら
代わる代わる、朗読します
エンディングは、楽しく踊りながら
カーテンコールとして、徳永ゆうきの「涙そうそう」
最後は、皆で歌って、感謝の閉幕です
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by Saito
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by Saito
今回、多くの、多くの方に、お世話になりました
しかも、
その全ての人が、この作品を高い質にするために
本当に、必死になってくださった
お名前を、あげさせてくださいね
ライブハウスに漂うアロマ演出 羽鳥冬子さん 
写真撮影 志村邦夫さん
映像撮影 齋藤耕路さん
チラシデザイン 三宅信喜さん
HP制作 横田俊成さん
スタイリスト 中島エリカさん
制作 佐藤きららさん 佐藤しのぶさん
当日のお手伝い、鶴喰歩さん 岡崎麻理さん 村川加苗さん
最後、搬出と、手伝いの皆を車で送ってくれた佐藤祐二さん
スポンサーを探してくださった鈴木三月さんと守屋まみさん
パザパの皆様
帽子とバッグを提供し
スポンサーにもなっていただいた、ヘレンカミンスキー
舞台のパーテーションを提供してくださったエンハンサー
そのパーテーションの搬入搬出してくださった江崎繭子さん
芝居の衣装を提供してくださった、ノコ・オーノさん
直前の二日間、レストラン地下の稽古場を提供し、
ピザの差し入れもしてくださった、
奥沢のレストラン、イモラのオーナーの佐藤さん
まどみちおの作品を提供してくださった文藝春秋
素晴らしい照明と音響を見せてくれたマンダラ
そして、
私達、山村、田中、育乃介、徳永の所属事務所
イトーカンパニーのスタッフ
支えてくださって、ありがとうございました
皆様、一人欠けても、
この質の高い作品は、出来ませんでした
ありがとうございました!
心から、深く、感謝です
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マンダラ朗読ライブ | 11:32 | comments(2) | trackbacks(0)

「今宵、月は瑠璃色の」 公演終了
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朗読ライブ「今宵、月は瑠璃色の」
初日、中日、千秋楽の公演、無事、終えました
なぁんて
二日間、3公演しかなかったけれど・・・

「忙しい中、無理して来たけれど、人生、得しました!」
と、声掛けてくださった方がいました
嬉しかった

舞台観劇をするには
車や電車に乗って、足を運んで
貴重な時間を割いて、時には何かを犠牲にして
と、言うことが、必要
だから
得した、元気になったと思っていただけるのは
役者冥利につきます

また、舞台のことは、くわしく報告しますね

何はともあれ
舞台に関わってくださった方
舞台に足を運んでくださった方
来られないけれど、気にかけてくださった方
全ての方に
感謝、百万回です

ありがとうございました!

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マンダラ朗読ライブ | 11:22 | comments(1) | trackbacks(0)

いよいよ、来週!
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来週1/31日金曜日と、2/1土曜日の
Reading Live「今宵、月は瑠璃色の」
当日パンフレットが出来上がりました

本チラシにも増して
幻想的で素敵なパンフレットとなりました
稽古も、着々と進んでいます
どうぞ、皆様、ぜひぜひ、お足をお運びください
お待ちしています!

**************

Reading Live「今宵、月は瑠璃色の」
1/31日(金)19時
2/1日(土)14時、18時
南青山マンダラ

大人の為の朗読ライブ
第一部 
芝居「瑠璃色の月」(作・山村美智)
第二部 
朗読「あぁ、無情 レ・ミゼラブル」
(ビクトル・ユーゴー作 山村美智翻案)
まど・みちお作品集

ピアノ、歌、トランペットとのコラボレーション
ワンドリンク付きで、3700円

チケット申し込みサイト
https://ticket.corich.jp/apply/50967/

くわしくは、公式HP
http://www.itoh-c.com/ruli/index.html

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マンダラ朗読ライブ | 18:04 | comments(2) | trackbacks(0)

香り漂う、リーディングライブ
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この、バタフライのペンダント
何だか、わかりますか?

実は、このバタフライの中に、アロマを沁み込ませ
首から下げていると
いつも、お気に入りのアロマに包まれると言う優れもの
このアクセサリーは、「コリエ・ド・アロマ」
意味は、正に「香るネックレス」

実は
コリエ・ド・アロマの開発者、羽鳥冬子さんから
素敵な、お申し出をいただいて、二人でランチ

アロマテラピストの羽鳥冬子さんとは、ちょうど2年前
花田景子さん主催の、アロマ講座でお会いしたのが最初
出会った後、冬子さんは、お忙しい中を
私の舞台を観に来てくださったりしていたけど
ゆっくり二人きりでお話ししたのは
この日が初めて
この2年の間に
冬子さんご自身は、プライベートでは
色々なことがあって、大変な時期だったと思うけれど
アロマの世界のお仕事は、精力的に進められていて
陰ながら、私も応援していた

そして
ある提案を、してくださった
冬子さん自身、舞台が好きで良く出かけるけれど
なぜ、そこに香りがないのか、不思議に思っていたとのこと
今後、舞台とアロマをコラボしていきたい気持ちがあり
まず、私のライブで、アロマの表現をしたいと
申し出てくださったのだ

まあ、嬉しい!
大人のリーディングライブで
大人のアロマが香る
なんて、素敵なんでしょう!

どうぞ皆様
1/31(金)と2/1(土)には
青山マンダラへ、朗読と香りを楽しみにいらしてくださいね

羽鳥冬子さんのアクセサリーやアロマを購入出来るサイトは
冬子さんの、公式HP、BON22 で、ご覧ください

今度のリーディングライブ
色んなことがコラボして
なんだか、ワクワクしてきましたね!
くわしくは、以下の公式HPで

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マンダラ朗読ライブ | 10:19 | comments(3) | trackbacks(0)

Reading Live「今宵、月は瑠璃色の」チケット発売
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(2014/1/31、2/1  南青山マンダラ)
本日12時より、チケット発売です

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その始まりは、ニューヨーク マンハッタン
2007年5月、マンハッタンWest57streetの NIPPON CLUBで
記念すべきReading Liveが始まりました
そして舞台は、2010年1月、南青山マンダラ
2011年12月、東京タワー特設大ホール
2012年5月から、1年かけての
東京タワー大展望台、Club333、ミニ朗読ライブを経て
再び、南青山マンダラへ

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「今宵、月は瑠璃色の」


2014年

31日(金)

夜 18時開場 19時開演


日(土)

昼 13時開場 14時開演

夜 17時開場 18時開演


南青山マンダラ

107-0062 東京都港区南青山3-2-2 MRビル

TEL03-5474-0411

 

¥3,700 ( 1ドリンク付き ) 自由席


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第一部    オリジナル芝居「瑠璃色の月」

Reading Live Studioへ、面接にやって来た一人の女

彼女の幼い頃の思い出から、物語は、思いもかけぬ結末へ


第二部    文学作品の朗読

トランペット、ピアノ、歌のライブと共に親しむ

「あぁ無情 レ・ミゼラブル」(ビクトル・ユーゴー)

「まど・みちお 詩」(文藝春秋「Rainbow にじ」所収)

他、文学作品など


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出演


山村美智


田中広子


徳永ゆうき

育乃介

類家心平(トランペット)


宮城純子(ピアノ)


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スタッフ

脚本・演出  山村美智

音楽監督 宮城純子

写真撮影 志村郁夫

映像撮影 齋藤耕路(株)ユニコーン

チラシデザイン 三宅信喜

スタイリスト 中島エリカ

舞台美術協力 ENHANCER

稽古場協力 株式会社HGY ピッツェリア・イモラ

協賛 HELEN KAMINSKI AUSTRALIA 

企画協力 文藝春秋

制作 佐藤きらら

制作助手 佐藤しのぶ

プロデューサー 伊藤久美子

企画 宮城純子  山村美智  田中広子

主催 イトーカンパニー


お問い合わせ イトーカンパニー事業部

Tel 03-3770-8666 


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チケットの購入方法

コリッチ予約
コリッチ問い合わせ

カンフェティ PC予約
カンフェティ 携帯予約
カンフェティ 問い合わせ
0120-240-540(平日10時18時

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くわしくは、


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マンダラ朗読ライブ | 09:07 | comments(3) | trackbacks(0)

カレンちゃんを首に巻いて・・?!
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1/31と、2/1の二日間に行われる朗読ライブ
「今宵、月は瑠璃色に」(青山マンダラ)
チラシの為の撮影が行われた

本当は、青空の下での撮影を想定していたけど
朝からあいにくの雨
急遽、所属事務所(イトーカンパニー)での撮影となった
何しろ、それぞれが
ドラマ、コンサート、映画など、抱えながらの撮影
別日に、撮影を移動することが出来ない
撮影は、フォトグラファーの志村邦夫氏

素敵なヘレンカミンスキーのお帽子をお借りして
後は、家のタンスからかき集めた襟巻きと手袋達
まだ出すには早い、冬物をひっくり返して選んでいると
その上に、どっかりと、カレンちゃんが座った
手袋やら、襟巻きやら、臭いを嗅いだり、咬んでみたり
「 こりゃ〜! 」
と、どけようとするけど、何度も、様子を見にくる
なるほど
ある意味、カレンちゃんも生きている毛皮
よく見ると、シルバーフォックスの襟巻きより
色は、きれいなシルバー
ホントは、カレンちゃんを巻いて、撮影したいな
でも
う〜ん、重過ぎて
首、折れちゃうかも〜ん!

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マンダラ朗読ライブ | 12:17 | comments(2) | trackbacks(0)

涙の、お稽古
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そっと、先に、お知らせしますね

来年1月31日、2月1日 、青山のライブハウスマンダラにて
朗読ライブを行います
1部は、オリジナル芝居 
2部が、朗読ライブ

芝居の稽古と、朗読作品の選定の為
企画者3人で、集まっています
写真は、ピアニストの宮城純子さんと私が
真剣に話し合っている様子を
もう一人の女優、田中広子さんが撮影してくれたもの

今回、宮城さんは、ピアニストながら
芝居にも、参加していただきます
そして
初めての本読みの時も、立ち稽古の芝居に入っても
宮城さんは、田中さんと共に、涙流して演じてくださるのです
本を書いた私は、びっくりして照れくさくて、ちょっと苦笑い
でも、しっかりと役になりきる二人に、感謝です

みんな、忙しい仕事の合間の稽古なので
月に3回ほどの時間しかとれないのですが
お二人の涙、本番まで、もってくれるのかな〜
だって、来年だよ
鬼も、笑っちゃうよ
でも
枯れてしまった涙に
お客様は、心動かしてくださることもあるはず
宮城さん、田中さん
どうぞ、今のうちに、いっぱい泣いておいてくださいね

マンダラ朗読ライブ | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0)