2007.09.03 Monday
生の ホワイトアスパラガス
この1週間、michi、会う人ごとに、質問してきた
「 生の、ホワイトアスパラガス、知ってる? 缶詰じゃなくて、生の・・・」
特に、アメリカ人や、日本人でも長くNYに住んでいる人を選んで、聞きまくった
と言うのも、先週の脚本ミーティングで「アスパラガス」について議論となったからだ
( 07/8/24のブログ「鈴木洋子から、わたなべ ようこ 」より )
「I and Me & You and I」の日本語版「私とわたしとあなたと私」の中で
風俗嬢のポタンが、好きな彼のことを、「アスパラガス」とニックネームを付ける
ポタンは、人に、色んなニックネームを付けるのが、大得意!
「 アボカド 」だったり「 豚足 」だったり「 ザボン 」だったり「七面鳥」だったり
英訳する時、さすがに「 ザボン 」は、アメリカに存在せず「 ココナッツ 」に変えた
もちろん、「 アスパラガス 」は、そのまま「 アスパラガス 」
ポタンが、うっとりと、彼を説明するシーンがある
「 ねえ、生の、ホワイトアスパラって、知ってる? ポタンもさ、一度しか、
食べたことないんだけどさ! ひょろっと 背が高くて、色が白くて、つるっとして、
でも、生だから、しゃきっとしてる! ・・・あいつも、そんな感じ! フフ! 」
でも、演出家のヤナは、生のホワイトアスパラを、見たことがないと言う
ホワイトアスパラは、缶詰しか思いつかないから、「ふにゃー」としているね・・・と
それじゃあ、「 アスパラガス 」のイメージが、全然違っちゃうよ・・・
「 じゃあ、michi、グリーンのアスパラガスに代えましょう! 」
ヤナが、提案した
・・・ そうか ・・・
生の、ホワイトアスパラがアメリカ人に通じないのだったら、仕方ないよね
でも「グリーン」のアスパラじゃ、ポタンが特別に思う感じと、随分違ってくるけれど
michiが尋ね聞いた人達は、みんな、生のホワイトアスパラを知っていた
たまたま、ヤナが知らなかったらしい
でも、このことで、こだわるべきなのかどうか、michiも迷っている
他にも、演出家とすり合わせていかなくてはいけないことは、山積みだ
でも、もう、本番は、すぐ、そこ ・・・
michiも、脚本家から、俳優へと、急いでスイッチチェンジをしなくてはいけない
街のスーパーマーケットで、普通に売っていた「生」のホワイトアスパラガスを手にし
こりゃまた、困ったな ・・・ と、michi、チョイト途方にくれている
それが英語になるとなれば、もっと大変なのでしょうね。
また、もしみんながその「言葉」を知っていたって、
文化が違えば、その「言葉」や「音」に対して抱いている印象が、
michiさんの意図していらっしゃることと違うことも
あるかもしれませんしね。
「表現したい何か」をとるか、その言葉(あるいは音)をとるか・・・
・・・なんて生意気言って申し訳ありません。
以前日本語で脚本をいじったことがあり、
(もっとスケールは違いますけど)同じ問題にぶつかったことが
あるので、ついお邪魔してしまいました。
ご成功を遠くお祈りしております。
あ〜〜食べたや〜〜。
ホワイトアスパラガスのフレッシュ。
滅多に売ってなく、思い切らないと買えない位高い。
写真がまた美味しそう♪ 食べたい食べたい・・・。