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断崖絶壁 3000mの聖地へ 登る

ブータン人なら、
一生に一度は登りたい聖地タクツァン僧院
しかしながら、切り立った高地の3000メートル
馬で登る方法もあるが、ガイドのシェラブさんは、
馬に振り落とされて、とても危険だから、馬はダメですと言う

最初から辞退する人もいたが、
とにかく、経験したくて、自分の足で山に挑戦した
・・・しかし・・・
高地の上、急な坂だ
すでに、息が切れ出した
「 やっぱり、馬に乗ろう 」と、情けない私
山の入り口で、
ドイツ人観光客が馬を借りるのを、横目で見ていたから
一人戻って、馬を借りることにした
すでに、10分程登っていた山を戻って下り、
馬の貸し出し場へ、急いだ
・・・おや?・・・
沢山いた馬が、いなくなっているゾ
でも、やっと2頭残されているのを見て、安心し
早速、馬の貸し出しを、申し出た
でも飼い主は、首を振る
「 あれは、ダメ! 予約されてる馬だから。馬はいないよ!」
え〜! ウッソ〜〜〜!
馬がいないって、それじゃあ、私、また上へ引き戻るの?



すでに、かなり山を降りて来てしまっていた
でも、ツアーのメンバーに追いつかなければいけない
一人ぼっちで、トボトボと、登り出した
果てしない行程を思うと、急に心細くなり、涙も出そうだ
しばらく、淋しく、息絶え絶えで登っていると
なんと、上から、お馬の集団が降りて来るではないか
頂上で、人を下ろした、言わば空車、空馬だ
「 すみませ〜ん! その馬、馬、私、乗りた〜い!乗せて〜! 」
私の形相が、よっぽど必死だったのか、
飼い主は気圧されるように、
1頭を残して、残りの馬を、周りの枝に繋いだ
そして、無事、私は、お馬に乗せられて、登頂したのだ

確かに、狭く急な山道を、お馬に乗るのは無謀で
馬に慣れないと、振り落とされてしまう程、大変だ
でも、乗馬の経験で、私にとっては、ちょっと楽しい時間だった








途中、1時間で着いた休憩所で、他のメンバーに合流し
その後の頂上までの1時間、何人かが、馬チームになった
しかし最後の僧院へは、自分の足で、
長い長い険しい石段を下がって、また上がらなければいけない
「 空気が薄い 」ということは、
一歩進めることが、死ぬ程、苦しく感じられる



てっぺんの僧院で、お祈りをしてもらう

帰りは、突然、雷鳴が響き渡り、一気に土砂降り
もちろん、下山には、馬を使えない
長い長い道のりを、雨で滑ったりしながら、下山した
ブータン人の女の子が、雨合羽の代わりに、
どこで手に入れたか、東京都のゴミ袋を、かぶっていた

地上に一番に下りたら、まだ迎えのバスが来ていなくて
降りしきる雨の中を、びしょ濡れの野良犬達と雨宿りした

苦しかったし、心細かったし、びっしょりになったけど、
こんなことも、ブータンのいい思い出だ



幸せの国 ブータン王国 | 21:41 | comments(4) | trackbacks(0)

Comment:
2009/06/02 12:00 AM, ziggy's wrote:
オ〜〜見ただけで、もう十分息切れ
しちゃたよ。でも、すっごい所に行った
んだね〜〜!!でも、ミチさんなら
それを目の前にしたら、なんとしても
行くぞ〜ってなもんでしょう!!
でも、馬に馴れていても、あの道を
延々と行くのは、ドエリャ〜〜こっちゃ!!
お疲れさま!!
そして、ヤッタネ〜〜!!
2009/06/07 1:49 PM, michi wrote:
ziggy'sさま
この日のことを書くと、
あまりにも長い文章になるので、この程度にしました

しかし、
このタクツァン僧院に行かずして、ブータン語るなかれ
と、言う程、苦行の山でしたよ!
( 馬に乗って、少し楽したのに、生意気言う私 )
ま、一生の思い出です!
2009/06/12 4:04 AM, zi wrote:
私は5月31日(この前日?)に登りましたよ〜(自力で)
あまりにしんどくて、写真撮るふりして休憩しまくり。ガイドも少々飽きれ顔でした?
でも行って良かった。
あの独特な荘厳さは行かなきゃ分かりませんね。出雲大社以上?のオーラでした。
2009/06/12 11:11 AM, michi wrote:
ziさま
わあ、嬉しい!
行かれたのですね、あの断崖絶壁!
あの苦行の後の、荘厳な僧院の空気は、
行ってみなければわかりませんよね
私が登ったのは、5月14日なのですが、
ziさんが行かれた31日は、すでに集中豪雨の後ですね
それでも観光して、登ることが出来たということですから、
ブータンが、ひどい災害に屈していないことがわかり
ホッとしました
お知らせ、ありがとうございました
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