ねえ・・・・ 聞こえる ?
Ted

勝手に、michiが「NYのお父さん」と思っているTED・・・テッドに会った
ヨーロッパを旅行中、プラハで、奥様のロズと一緒に会って以来、2ヶ月半ぶりだ
( 07/6/12 のブログドレスデンから 国境を越え 素朴な石畳のプラハ」より 
michiの新しく画いた絵を見たいと、部屋を訪れ、ゆっくりと鑑賞してくれた

舞台の話も、色々と、報告する
驚いたのは、この数週間、候補に挙がった劇場の全てを、テッドが知っていたこと
「 ふーん、そう、沢山あるね・・・ところで、××劇場は、やめてよかったと思うよ
あそこで上演する芝居は、ゲイの作品ばかりだから、誤解されたに違いないよ 」
どうにも踏ん切れず、断った劇場の一つを指して、テッドは説明してくれた
・・・・ へ〜!!! 知らなかった〜〜〜! ・・・・
なんせ、「 I and Me & You and I 」は、女性だけの二人芝居、
テーマが「日本のレズビアン」だとニューヨーカーに誤解されたら、エライコッチャ!

それにしても、会話の中で、テッドが、何度も、michiに、聞き返す
・・・変だな ・・・michiの英語の発音が悪いのかな・・・少々焦り気味・・・
記念写真をとろうと、自動シャッターで、テッドの横に駆け込んでぶつかったら、
「 ピー! 」という、かん高い音が鳴った
「 ごめん、ちょっと、補聴器の調子が悪くて ・・・ 」
いつの間にか、補聴器を付けるようになっていたんだね ・・・テッド ・・・
・・・ だいじょうぶだよ ・・・
テッドにも聞こえるよう、舞台では、大きな声で、しっかり演じるから、だいじょうぶ

Friends | 21:59 | comments(1) | trackbacks(0)

日本人の シート
baseball

劇場探しやら、セリフのレッスンやらで、めまぐるしかった今日、
満員の地下鉄に走りこんで、ヤンキーズスタジアムに向かった
michi、実はあまり野球に興味はないけれど、
この日は、「ヤンキーズ」 対 「レッドソックス」 「松井」対「松坂」だもの
タイガーウッズも、キャメロンディアスも、桑田投手も、観客席に座っている・・
・・・ そんな、注目の試合 ・・・
「MATSUI」というロゴや「マツザカ」とカタカナで書かれたTシャツを着たアメリカ人が
当たり前のように、松井選手や、松坂投手を、奇声をあげて応援していた

結局、松井選手も、いつも程、さえなかったし、松坂投手は、点を捕られて、途中降板
でも、あの地球上の明かりを全て集めたような、ギラギラ球場の中、
大観衆の熱い思いが渦巻いて降りてくる底辺の、あのグラウンドで、
日本人の二人が、立ち向かっているのは、特別に、胸に迫るものがある
このアメリカで・・・色々あるアメリカで、がんばっているこの人達のお蔭で、
日本人として、スタジアムのシートに、堂々と威張って座っていられる気がしたよ

in the audience 客席にて | 13:29 | comments(1) | trackbacks(0)

マンハッタンの 心優しい 左官屋さん
Michael

「 コンニチワ! 」
道を歩いていたら、変な外人に、日本語で呼び止められた
「 オゲンキデスカア・・・? michiサーン! 」
だれ? 私の名前を呼ぶのは・・・ あ! マイケル? ドアマンのマイケルだ!
michiのアパートのドアマンの中で、一番に陽気な、マイケル
日本語を覚えて、「キョウハ、オアツイデスネ!」とか丁寧に挨拶するマイケルだよ
やぁだ!・・・ 制服を着ていないと、別人の、ただの、アメリカのお兄ちゃんだね!
「 マイケル!! どうしたの? この頃、見ないけど、バケーションだったの?」
そう言えば、最近、アパートの入り口で、マイケルを見かけていなかったっけ
「 違うんです、僕、ドアマンの仕事、やめたんです 」
・・・ え? ドアマンやめた? どうして? ホントなの? ・・・
「 そうなんです。アパートに13年勤めたから、ずいぶん悩んだんですけど、
サイドビジネスでやっていた左官業が順調になって、拡大しようと思ってやめました」
マイケルの話を聞いているうちに、思いもかけず、michi、涙ぐんでしまった

michiが、NYに着いた、その日から、折に触れ、マイケルは、話しかけてくれ、
どんな時でも、笑顔で冗談を言い、温かい丁寧な日本語を、必死で覚えようとした
michiの母、KazukoさんがNYに来た時も、身振り手振りで、もてなしてくれた
そして、何よりも、ジェシカが亡くなった時、一番哀しんでくれたのがマイケルだった
アパートのドアマンなんて、必ず、別れてしまうに違いない人達だけど、
彼らのお蔭で、外で嫌なことがあっても、我慢できたことが、何度もある
「マイケル、寂しいね・・でも、おめでとう! 左官のお仕事、きっとうまくいくよ」
「 michiサーン!! サンキュサンキュ! 僕も、寂しいよ〜!!」
道の真ん中で、マイケルと、何度も大げさに、ギュウっと抱き合って、別れた
バイバイしながら、michi、本当に、マイケルの成功を、神様にお祈りした

Michael2

New York の お話 | 06:32 | comments(2) | trackbacks(0)

体 の 音
gym

実は、michi、1ヶ月ほど前に、軽い「ぎっくり腰」になっていた
動けないことはないが、歩くのも、一歩一歩確かめながら、ゆっくり、とぼとぼ
それまで、あまり行ったことのないカイロプラクティックに通い、
出来るだけ、からだを動かさず、そろ〜りそろり、スローモーションのような生活
1ヶ月経って、ようやく、腰の痛みも少なくなった
しかし、ふと気づくと、歩くのさえ、億劫になっている体が出来上がっていた
このままでは、イカン! ・・・  michi、一念発起
まずは、手軽に、アパートの中にあるジムに行き、歩くことから始めた

「速歩」 ・・・・ 走れる程の速さで、早歩き
たった10分だけど、とにかく、歩いてみた
たった10分なのに、早く歩くのは、結構億劫、結構苦しい
でも、たった10分、我慢してジムに行き、毎日「速歩」をして、5日目
久しぶりに、昨日、マンハッタンの、ジャズダンスのクラスにも復帰してみた
もちろん、腰を庇いながら、ゆっくりと、踊ってみる

本日、体中、筋肉痛でひぃひぃ痛くて、バリバリと音がしそうだけれど、
その音は、「体力」が作られていく音にも聞こえるよ ・・・・ バリバリバリバリ

HEALTH | 22:37 | comments(2) | trackbacks(0)

鈴木洋子から ・・・・ わたなべ ようこ 
script meeting

I and Me & You and I 」の本番ステージに向けて、脚本直しを、
演出家ヤナと、ゴージャスエンターテイメントのビルの会議室で行なう
この部屋は、ブロードウェイのポスターが、所狭しと飾られ、
正に、ブロードウェイ! エンターテイメントの中心! の部屋

日本語版の「私とわたしとあなたと私」では、主人公の「 鈴木洋子 」という名前が
脚本家ローラが入った、「I and Me & You and I」リーディングでは、「 豊田あい 」
その後、男性脚本家マイクとの、4ヶ月に渡る脚本直しでは「 佐藤洋子 」と変わり
そして、今日、ヤナとの話し合いで、「 渡辺洋子 」となった
アメリカ人にとって、名字も、下の名前も区別がつきにくい
「 SATO 」と「 YOKO 」は、同じ長さで、別の人物に勘違いされやすい
「 WATANABE 」は、音が長くて、名字として、区別がつくのだそうだ
ちょっと、日本人には、わからない感覚だね
・・・ わたなべ ようこ ・・・・ YOKO WATANABE ・・・
新しい、主人公の登場だ

でも、明日から、ヤナは、9月初頭まで、バケーションでNYを離れる
その間、お互いに、再度、脚本を見直すことになった ・・・・

I and Me いよいよ「ステージ」 | 21:43 | comments(2) | trackbacks(0)

映画 ABDUCTION 「拉致」
megumi

すでに、日本では公開されている「 めぐみー引き裂かれた家族の30年 」を観た
原題は、「 ABDUCTION 」・・・「 拉致 」・・・そのものだ
一日だけ上演する、マンハッタンの映画館には、多くのアメリカ人も訪れていた
一世を風靡したフォークグループ、PPMのメンバー、ポール・ストーキーさんが
めぐみさんに捧げた歌を、NYの、この会場で歌い、
監督の、クリス・シェリダンさんと、パティ・キムさんも、参加した

日本人にとっては、すでに認識している「 拉致 」問題の流れにもかかわらず
あらためて、哀しみと怒りの涙を、抑えることは、出来ない
それにしても、横田夫妻の、崇高な良識と、魅力的なお人柄には、いつも、驚く
ご夫妻には、北朝鮮に立ち向かう、本来の日本人が持つ「凛」とした誇りが感じられる
それは、拉致されたご家族の多くに、共通して窺えることだ
何とか、この御夫妻が、めぐみさんに、直に会える日が、必ず来ますように
全ての、拉致された日本人が、ご家族のもとに、戻る日が、ありますように
映画を観て、日本人は、一層、思いが、強くなる

上演後、アメリカ人が、次々と、監督夫妻に質問する
その内容は、映画の撮影に関するものより、拉致問題そのものについての方が多かった
そりゃ、彼らにとっては、初めて知る「 暴挙 」だものね
この映画を上演すること、日本以外、世界中で上演することが、重要な意味を持つんだ
隣に座っていた、今にも、レゲエかラップでも歌い出しそうな二人の黒人男性は、
めぐみさんの、幼く、舌を出した写真が、画面に出た瞬間、かわいらしくて大笑いし、
笑った後、少したったら、ふと、指で、顔を、ぬぐっていた
地球中の、一人でも多くの人に、見てもらいたい映画だった

megumi2
映画の公式HPより

in the audience 客席にて | 21:39 | comments(1) | trackbacks(1)

演出家 決定
yana

二人の、優秀な演出家の最終候補のうち、どちらにお願いするか
I and Me & You and I」のプロデューサーKUMIKOや、MICHAELと、1週間以上検討し
いよいよ、一人の演出家が、選出された
女性の彼女 ・・・ MAHAYANA LANDOWNEさん ・・・
マハヤナとは、仏教から由来した名前だそうで、でも、彼女は、生粋のアメリカ人
「 どうぞ、ヤナ! と 呼んで! 」
と言われたから、「 そんな、ややな〜 」と、ベタな関西弁ダジャレで答えたが、
さすがに、通じなかった ・・・ へへ

どうぞ、よろしく! ヤナ!

I and Me いよいよ「ステージ」 | 22:04 | comments(1) | trackbacks(0)

シアターを 探せ!
kyle

11月に予定されている「私とわたしとあなたと私」の英語版「I and Me & You and I
着々と、劇場選びが、進められている

日本と違い、もちろん、ここは、ニューヨーク
しかも、日本から来た、NY在住の日本人向けの公演ではなく、
ニューヨークに住んでいるアメリカ人が観る、「NYの芝居」として勝負する
しかし、通常、ニューヨークの芝居は、ロングランの公演が普通だから、
I and Me & You and I」のように、短期間の日程を予定しているものは、
探す時期、交渉など、日本とは別のシステムで進み、スムーズに行くとは限らない
・・・ そりゃ、そうだろ ・・・ 
何と言っても、ここはエンターテイメントの最高峰、That's 「 New York!! 」だもの
劇場探しの担当、「ゴージャスエンターテイメント」のスタッフ、KYLE(カイル)は、
いつも、おっとり、ふわふわ、にこにこ、でも仕事は、バリバリ、キチっと、ビシビシ
michi、カイルに会うたびに、何だか、癒されるなあ・・・

さてさて、劇場選び、色々見回るが、帯に短し、たすきに流し ・・・・
でも、このニューヨークの、マンハッタンで、芝居ができるんだ!と、
ひとつひとつの劇場を訪れる度、michi、実感し、心が浮き立つ
カイル君、いい劇場、決めようね!

I and Me いよいよ「ステージ」 | 21:50 | comments(2) | trackbacks(0)

小さな アート
nail

ニューヨークは、「 犬も歩けば、ネイルサロンに当たる 」ほど、数が多く、
また、値段も、お手ごろ価格
でも、michi、いつの間にか、サロンには、行かないようになった
マニュキュアをしてもらっても、思い通りのデザインにしてもらえないこと、
幽霊のように、手を前に出した格好で、長い間、乾燥させなければいけないこと、
そうやって、やっと、手に入れた指先が、数日で、剥がれてしまうこと、
こんなことが積み重なって、自分で、ネイルを塗るようになった

セリフを、ブツブツ覚えながら、爪に、マニュキュアを施す
・・・ どう、飾ろうかな ・・・
時間が、飛んでいく
爪の上に、アートが広がり、ウキウキ嬉しくなる
数日経って、爪先の色が剥がれたときにも、ちょっと、補修してみる
こんなに、楽しいことを、他人にまかせるのは、もったいない

その上、街に出れば、無愛想なスーパーのお姉ちゃんが、michiの指先を発見し、
突然目を輝かせて、どこのサロンでやったのか、尋ねてくれる
ホッホッホ、自分で、やったのよ! と自慢げに答えると
「 わお! あなた、どこのサロンで、働いているの? 安くしてくんない? 」

こうやって、ニューヨークは、みんなが褒め上手だから、すぐお調子に乗ってしまう

ART & Exhibition | 22:33 | comments(2) | trackbacks(0)

え ・・・ あき ・・・ の匂い
central park8/18

今日のニューヨークは、カラリと晴れて、風が心地よい
窓を大きく開けて、思いっきり、セントラルパークの空気を、深く吸い込んだ
あれ? ・・・ 今まで、ベッタリと一つの色に見えていた、公園の木々が
へえ ・・・ 微妙に、緑の色合いを、変え出しているよ ・・・ わかるかな?
毎日見ているはずなのに、ある日突然、気づくことも、あるんだ

セントラルパーク | 23:19 | comments(3) | trackbacks(0)