週刊 朝日
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4月1日発売(4.11号)の 「 週刊朝日 」に、記事が掲載されています

2月に、東京でお会いした林真理子さんとの対談「 マリコのゲストコレクション 」
( 07.2.23のブログ  四半世紀後の 林真理子さん より )

オフ・ブロードウェイの舞台「 I and Me & You and I 」のことや
真理子さんと出会った頃の、フジテレビアナウンサー時代の話など、
1時間半に渡り、色々なことを、お話し、楽しい時間でした

どうぞ、「 週刊朝日 」 ご覧くださいね!

I and Me  その後 | 22:17 | comments(1) | trackbacks(0)

マンハッタンの 夜は更けて
dizzys club2

日本から観光にやって来た友人が、
短い滞在期間に、ジャズを聴きたいと言った時、
そして、彼等が、ディープなジャズファンでなかった場合、
ダウンタウンの、ブルーノートのようなクラブではなく、
私は、いつも、タイムワーナービルにある「 Dizzy's Club 」に、案内する
夕闇から、日没にかけて、ジャズバンドの後ろに、コロンバスサークル、
次第に空の色が変わり、やがて、マンハッタンの夜景が、
揺れるジャズの演奏と共に、ニューヨークの思い出として、刻まれていく

テーブルチャージは、30ドル〜35ドル
別オーダーのお料理は、いかにも南部料理の、おいしいとは言えないモノだけれど
それが ・・・ うん ・・・ やっぱりピッタリ、ジャズに合うんだな・・・

dizzys club

in the audience 客席にて | 06:29 | comments(0) | trackbacks(0)

1年に1回 マンモグラフィー
マンモグラフィー ・・・ 乳がんの検査に出かけた
昨年公開の映画「 ココロの星 」で、私は、壮絶な乳がん患者の役柄を演じている
2006年のブログ 映画 ココロの星 」より 
とにかく、早期発見が、乳がんでは、大切なのだ

1年に一回の検査だから、ニューヨークでは、3回目の検査となった

胸を見せるわけだし、その胸を、薄く延ばすわけだから、正直、恥ずかしい
何しろ、「 ペチャパイ 」だからね 
・・・ キャ!ハズカシ! ・・・ って、これ、死語か ・・・?
でも、黒人のおばちゃん検査技師は、容赦なく、何の躊躇もなく、サクサクと作業
あの・・・こんな小さな胸だったら、ガンなんて、できる余地ないんじゃないの?
あの・・・あの・・・日本人は、みんな、こんな胸だって、誤解しないでくださいね
あの・・・今や、ナイスバディは、日本中、いっぱい、いるんだから・・ホントよ!
あの・・・イタ〜イ! そんなに押さえたら、胸が、ピラピラになっちゃうじゃん!
あの! ・・・ あの! ・・・ あの!
と、いう風に、次から次へと話しかけたい所だけど、なぜか、押し黙ったままの私
でも、妙に愛想良く、ニコニコと、彼女の言うとおり、ロボットのように動いてしまう

日本だと、検査技師の方が「痛くてごめんなさいね」とか「すぐすみますからね」とか
色々気を使ってくれるけど、この胸をはだけた恥ずかしいシチュエーションでは、
お願い! 何も言わなくていいから! 早く、早く、作業して〜!
と、焦った気持ちにもなり、なかなか、患者の心理は、複雑だ
その意味では、アメリカでのマンモグラフィーの方が、かえって、気が楽だね

そして、検査後、黒人のおばちゃん、すかさず、1年後の検査の予約を入れろと言う
でもね、駐在員の妻の立場の私は、1年後なんて、わからないのよ
ニューヨークに、まだ、いるのかな ・・・ 日本に帰っているのかな ・・・
と、いつも、予約をする時は、躊躇する
でも、結局、3回も、このNYで検査を受けてしまったね
そして、やっぱり、2009年3月の、マンモグラフィーの検査予約、一応してきたよ

HEALTH | 22:21 | comments(1) | trackbacks(0)

無駄な抵抗は、ムダナ、テーコー
time warner

昨年の夏から、見られなくなったテレビの映画チャンネル、
何度も、ケーブル会社に掛け合い、合計7回、7週間に渡って、修理のエンジニアが、
我が家を訪れ、家中をひっくり返し、でも、見ることができず、アキラメテイタ
何といっても、彼らに振り回され、ヘトヘトになってしまったから、アキラメタ
 07.8.14のブログ無駄な抵抗 」より 
それでもその後、時々チャンネルを合わせたりしたが、やっぱり見られず、アキラメタ
・・・ 無駄な、抵抗 ・・・

しかし、ふと、久しぶりに思い出して、映画チャンネルに合わせたら ・・・
な、何と ・・・ 映ってる!
映画が、見られる?
へ? へ? へ? い、いつの間に〜?
突然、修理が完了されているんだよ!
し、しかも、1タイトル、24時間見放題だった金額が、
去年の夏より、知らぬ間に、1ドル値上げの、4.99ドルだ!
「 お客様、直りましたよ! 」と、一言、お電話するべきでしょ〜〜〜〜!!!
あの、私が費やした、7週間に渡る交渉は、何だったんだ〜〜〜!!!
いいかげんにして〜〜〜〜〜!!

・・ なぁんて、憤る思いは、このアメリカでは、すでになくなってしまったよ ・・
ま、直ったことだしサ ・・・ ま、いっか ・・・ 
やっぱり、アメリカさんには、ピッシャリ、してやられるねぇ 
「 オソルベシ! アメリカ! 」
全く、からだ中の力が、抜けてしまったよ ・・・ うふふ

New York の お話 | 22:51 | comments(1) | trackbacks(0)

ラスベガスで、ブラックジャック  「 21 」
21

映画 「 21 」を、観た
21とは、トランプのブラックジャックの数、21から来ている
新人のイギリス人俳優 Jim Sturgess が主演、
マサチューセッツ工科大学の学生、ベンは、数字に秀でているところを
ケビン・スペーシー演じる教授に見込まれ、トランプギャンブルをするチームに入る
お金のない実直な学生が、眠らぬ光の街、ラスベガスに乗り込み、次々と勝つあたり、
ベンの成長も見ながら、こちらもギャンブルに参加しているように、ワクワクする
一方、地道にロボットを作っている同級生や、善良な母親との対比もあり、
どこか後ろめたさを感じながら、観客も、ラスベガスに、どんどんのめりこまれて行く
やがて、ベンと、チームの仲間や、教授との間に亀裂がおこり、
ラスベガスのギャングも登場し、大儲けしたお金は ・・・!!!
しかし、最後は、どんでん返しも用意されていて、ニッコリ

このストーリーは、「 実話 」に基づくものだというのが、こりゃまた、すごい
それにしても、あのギトギトの、ラスベガスのカジノには、
まだまだ、色んなスリリングな「 実話 」が、埋もれているのだろうな ・・・

21

in the audience 客席にて | 03:24 | comments(0) | trackbacks(0)

とんがった ウィリアムズバーグ
Williamsburg

ウィリアムズバーグブリッジを渡り、ブルックリンのウィリアムズバーグを訪れた
新鋭アーティストの作品が展示されているギャラリーに行くためだ
地下鉄では、マンハッタンから、Lラインで一つ目、「 Bedford Ave 」で、降りる
今や、マンハッタンから、多くのギャラリーが、この地域に流れているという
倉庫が空に向かって突き刺さり、突風が吹きすさぶ
一緒に行った、NYに来て30年になる人が、つぶやいた
「 ここは、昔のSOHOみたい・・・ 」
すっかり観光地化してしまったソーホーを、嘆いた

人通りも少なく、聞こえるのは、風と、走る車のエンジンと、心臓の音だけ
ちょっとアーティストになったように、風を抱え込み、猫背になって、歩いてみた
とんがった街は、誰でも、すぐに、アーティストにしてくれる

New York の お話 | 23:05 | comments(1) | trackbacks(0)

お花見は、デパートで ・・・
macys

ふらりと立ち寄った、34丁目の、庶民派デパート 「 メイシーズ 」百貨店
世界で、一番大きなデパート ・・・ と謳われている
足を踏み入れた途端、目の前が、パーっと明るくなった
そこには、花、花、花 ・・・・ まるで、植物園に迷い込んでしまったかのよう
メイシーズ、「 フラワーショー 」開催中!
 ・・・ ま、「 花祭り 」ってことかな ・・・
本物の、花々や、サボテン、グリーンなどが、売り場の上から、所狭しと、溢れている
また、その植物をガイドするツアーも行なわれていて、ワイワイガヤガヤ、にぎやか

・・・ 春は、もう、そこ ・・・

この「 お花祭り 」、3月30日まで、開催されている

New York の お話 | 23:23 | comments(0) | trackbacks(0)

ワ! 目と鼻の先だよ  「 かもめ 」
seagull

オフ・ブロードウェイの劇場で、「 The Seagull 」( かもめ )を、観た
学生の頃、何度も、何度も、戯曲で読んだ、チェーホフの作品
当時、どこかの新劇劇団の上演も、観ているはずなのだけれど、
私の中では、本の中に書かれた作品の方が、記憶に残っている
「 私は、女優 ・・・ 私は、かもめ!」と、ニーナが叫ぶセリフ
女優志望だった若い私の目の奥に、色褪せた文庫本の文字が、鮮やかに焼き付いていた

今回の、チェーホフ「 かもめ
演技派女優の、ダイアン・ウィーストと、個性派俳優、アラン・カミングが出演
劇場は、まるで、大きな立方体の箱のような空間、
その三方を囲むように、コの字型に客席が配置されている
もう、目の前、鼻の先で、芝居がされるのだから、観客も緊張しながら、ゾクゾクだ
セットも、床にパネルが敷かれ、明かりの反射、ゆるやかな風、計算つくされている

俳優アラン・カミングは
昔、観光でNYに来た時に観た、ミュージカル「キャバレー」に出演しているのを見て
すっかり、そのエキセントリックな個性に惹かれてしまった
その後、映画にも多く登場しているが、
「タイタス」というシェイクスピアの映画の中では、特にアランらしさを発揮してたね
今回の「かもめ」も、芝居タップリに演じてくれて、クサイと言えば少しクサイいけど
でも、芝居には、チョイ「クササ」は、必要だよ
ただの、自然なモノを見たいのなら、喫茶店で、外を眺めていればいいのだから・・

女優ダイアン・ウィーストは、さすが圧倒的な存在感と、演技力で、感嘆した
でも、哀しいかな ・・・ 少し、肉体の年齢が高すぎる
本当は、40代前半の大女優の役柄だけど、
すっかり中年太りしている体は、円熟しすぎて、「過去」の大女優に見える
恐らく、ブロードウェイの大きな舞台なら、却って、ドッシリ感が活かされるが
目の前、30cmの距離で見ると、太い丸太棒のようなウエストが気になって仕方ないよ

・・ なぁんてさ、よくもまあ、好き勝手なこと、つらつらと ・・
・・・・・ フフフ ・・・・・ 

役者は、目の前に観客を置きながら、足先指先まで、集中力も途切れず、演じる
観客は、その芝居のエネルギーの放射を、まともに、ジンジン受けられる
本当に、幸せな空間の、劇場だった

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写真は、ロイター通信とNYタイムズより
The Seagull 」は、4月13日まで、Classic Stageにて、上演中 

in the audience 客席にて | 22:58 | comments(0) | trackbacks(0)

映画 「 TOKKO 」
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ドキュメンタリー映画、「 特攻 TOKKO 」の、ニューヨークプレミアを、観た
英語の題名は、「 WINGS OF DEFEATS

生き残った特攻隊員達に、元アメリカ人軍人の証言も重ね合わせ、
アメリカで生まれ育った女性監督、リサ・モリモト自身が取材している
彼女の外見は、日本人だが、中身は、英語の方が上手な日系アメリカ人だ
そして、プロデューサーは、日本で育った、リンダ・ホーグランド

よく、こんな、戦争中の映像が、次から次へと、沢山あったものだとも驚くが、
語られる特攻隊員の方達の証言は、淡々とし、作品自体も、強く訴えかけたりはしない
しかし、時折溢れる美しいカラーや、アニメ、証言者の笑顔や歌などの断片により、
映画は、鮮烈な印象として、胸に刻み込まれていく

80代の特攻隊員の方も、NYのプレミアにいらしていて、サラリと、戦争を語られた
声高に語られないからこそ、一層強く、戦争への嫌悪が増す

この映画は、「 観なければいけない 」映画
証言者である人々も、年々少なくなっていく中で、よくぞ、制作してくれたとも思う

昔から知っている「 同期の桜 」という歌
「 咲いた花なら、散るのは覚悟、 見事散りましょ、国の為 」
何と辛い歌かと、この、桜が開花する時期に、あらためて思った

TOKKO 」のDVD、日本では、19日、発売開始となっている

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in the audience 客席にて | 22:47 | comments(2) | trackbacks(0)

映画 「 RUN FATBOY RUN 」
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イギリスが舞台のコメディ映画 「 RUN FATBOY RUN 」を観た
結婚式から、お腹の大きな花嫁を置いて、逃げ出した男、デニスが主人公
デニスは、何をやっても途中で投げ出す、言わば「 中途半端な人生 」
だから、別に暮らす妻と息子を、仕事もマラソンも出来る男に、取られそうになる
そんな情けないデニスが、ギャンブル好きの従兄と奇天烈なインド人の大家に応援され
マラソンを、最後まで走りぬき、がんばって妻と息子を取り戻したゾ〜!という話

全体は、予定調和の、ステレオタイプのストーリーにも見えるが、
いやいや、イギリス流の皮肉やら、裏切りが細かくあり、笑ってしまう
デニスは、「ムキ」になってマラソンを走るが、周りの人達は、どこか楽しんでいるし
また、制作者の目も、大上段に構えないゆとりがある
だから、観客も、極端なキャラクターやら設定に、すんなり溶け込んでいく
「 ありえないなあ・・・ 」と、思いながら、
「 何をやっても中途半端 」という出来の悪いデニスに、リアリティを感じ、
「 バッカみたい! 」と笑いながら、いつのまにか、デニスに自分を重ねている

実は、監督は、人気ドラマ「フレンズ」のロス役だった、デビッド・シュワイマー
NY生まれのデビッドが、イギリスの脚本を、サラリとイギリス流に仕上げている

映画は、「ムキ」にならないことで、観客を引き寄せてしまう力を持つことがあるね

in the audience 客席にて | 03:26 | comments(1) | trackbacks(0)