未知の世界 ・・・ 写真のアート
ICP MET

6番街、43丁目にある、「 ICP 」に、通いだした
International Center of Photography  ・・・ 「 国際写真センター 」だ
世界中から、一流のプロカメラマンになる為に、このセンターに集まってくるという
アメリカでも、トップクラスの写真学校だ
前々から、興味はあったものの、プロになるわけではないので、
バスの中から、ICPの、おしゃれなビルを、憧れながら、覗くだけだった
と言うのも、実は、私は、昨年、一眼レフを購入していた
しかし、自己流で撮影するものの、上手に活用できていないのが実情・・・
・・・ よ〜し! ・・・
歩いて20分のICPに、思い切って、パンフレットを取りに行き、隈なく読み、
週1回のビギナー向けのクラスを探し出し、そして、入門を決めたのだ

6人の生徒の小さなクラスは、韓国系も含めて、全員が、アメリカ人
わぁ〜、中には、すでに、驚くような、プロ級の写真を撮る人もいるよ・・・
上級の授業を受けるには、まず、ビギナーのクラスを取らなくては、いけないからだね
さすがICP、ビギナー向けと言っても、本当の初心者は誰もいないんだ!
・・・トホ ・・・

本日は、第3週目の授業
教室を飛び出して、メトロポリタン美術館での、実写
しかも、ただきれいに撮影するのではない
コンテンポラリーアートのパネルの前で、歩く人を追いかけて撮影
シャッタースピードを、1.3秒と長く設定し、後ろの色が混ざるようにする

本来、パネルは、きれいに色分けされ、並んでいる
でも、人を追いかけて撮影すると、下の写真のように、何だか、こりゃ、アートの写真
おもしろくて、皆で、モデルを交代しながら、楽しく撮影する
ふ〜ん ・・・ こんな世界もあったんだ ・・・

ICP MET

ICP MET

ICP 写真の学校 | 23:41 | comments(1) | trackbacks(0)

フィラデルフィアは アートとフィリーサンドイッチ
pennsylvania

NYから2時間、フィラデルフィアへ車を走らせた
The Barnes Foundation( バーンズ財団 )を、訪れるためだ
薬の開発で巨万の富を得たバーンズ氏が、個人で収集した作品の美術館
1ヶ月以上も前に予約をしなければ、チケットは購入できない
壁一面に、ルノワールや、セザンヌや、モネの作品が、
ザックザックと所狭しと並ぶ
・・・ いやあ ・・・
ルノアールの絵は、世界中、どの美術館に行っても、沢山あるね
生涯に、6千点もの作品を画いたというから、こりゃすごい!
ルノワールで、胸が、いっぱいだよ
・・・ でも ・・・ 
胸はいっぱいだけど、お腹はすいた ・・・
次の、フィラデルフィア美術館に行く前に、腹ごしらえ・・っと

2年半前にも、フィラデルフィアに行った
その時は、愛犬ジェシカが一緒だったから、
車の中で待たせるのがかわいそうで、
バーンズコレクションも、フィラデルフィア美術館も、
前を通り過ぎただけだった
でも、フィラデルフィア名物「 フィリーサンドイッチ 」で有名な
Jim's Steaks 」には、立ち寄った
30分も列に並んで、やっと買うことができるフィリーサンドイッチ
薄切り肉が挟まれアチチでいただくのは、本当においしいB級グルメ!
前回は、ジェシカに、お肉の部分とパンを少しお裾分けしたけれど
ジェシカは、そりゃもう、シッポフリフリ、大満足だったさ!

フィラデルフィアは、
「ルノワール」と、「フィリーサンドイッチ」と、「思い出」で
お腹いっぱいの街だ!

pennsylvania

pennsylvania

ART & Exhibition | 09:20 | comments(0) | trackbacks(0)

馬に 乗ってみた
riding

乗馬のレッスンを受けた
本日が、2回目
信じられないような、太ももの筋肉の使い方をする
1時間余りのライディングの後、馬から降りて、地面に足をつけたら、
アリャリャ! ・・・ ヨロンヨロンで、真っ直ぐ、歩くことができないゾ!
ひぇ〜〜〜〜 
生まれて初めて泳いだ日、水をアップアップ飲んで、フラフラになったのと似ている
来週も、レッスンの予約をしてはみたけれど、続けることが出来るかな
・・・ 弱気な私 ・・・

しか〜し!!! 
「 馬には、乗ってみよ 」!
乞う、ご期待!

乗馬 | 10:35 | comments(1) | trackbacks(0)

アブストラクト とは ・・・ なんぞや?
art student

久しぶりに、美術の学校「ART STUDENT LRAGUE」のクラスをとってみた
しかも、「アブストラクト」( 抽象画 )のクラス
二日目に、やっと、やって来た先生は、先生本人ではなく、先生の奥様
彼女も、画家だという話なんだけど、・・・う〜ん
 ・・・ この人に教えてもらうつもりじゃ、なかったんだけどな ・・・
最近、感銘を受けた、あの桜を、アブストラクトで表現したいと、筆を弾ませる
「 さあさ、どんどん画いて! 考えちゃ、ダメよ! 考えちゃ、ダメ!
あら ・・・ あなた、この色、どうかしら・・・ ちゃんと考えて! 」
・・・ う? ちょいと、奥さん、矛盾が多いな ・・・
たった1時間ちょっとで、用事があるからと帰ってしまった先生(の奥さん)
むっとしたアメリカ人の女性が、ぼやいた
「 あの人、何にもわかっていないのよ! 言うとおりにしなかったら、機嫌が悪い!
ねえ、ねえ、あなたはどう思う? 」
・・・ え? あたし? いやぁ〜、私は、最初だし、わからないし〜・・・モゴモゴ
別の男性生徒が、口を挟む
「 わかんなくていいんですよ。教えてもらう必要なし! 好きに画ければいい 」
次の生徒が言った
「 だって、アブストラクトだからさ! 学ぼうっていうのが、そもそも間違い! 」
へ? じゃあ、クラスに来るのが、間違いなのかなぁ ・・・・ 
・・・ アブストラクトっていうのは、何なんだろう ・・・ 
・・・ 難しいなぁ ・・・

ART & Exhibition | 22:07 | comments(0) | trackbacks(0)

アメリカの 賞味期限
milk

NYのスーパーでは、右側、半分サイズの、小さな牛乳は、すぐ売り切れてしまい、
だいたいが、左側、最低1リットル(946ml)の牛乳しか残っていないことが多い
愛犬ジェシカがいなくなってから、牛乳はコーヒーに入れるだけだから、持て余す
しかも、パック入りの牛乳、アタリが悪いと、これが、結構、すぐに腐るんだな
う〜ん ・・・ これは、いいことなのか、悪いことなのか
・・・ 防腐剤が入っていないという意味のなのかしら ・・・
しかし、賞味期限の範囲内、数日で腐ってしまうのは、ちょいと困る
封を開けたら、賞味期限は、関係ないとわかってはいるものの ・・・
それにしても、アメリカの生ものに表示されている賞味期限、いい加減に思う時がある

以前、十分に、賞味期限の余裕がある鶏肉を購入し、
家に持って帰ってパックを開けた途端、ツ〜ンという腐敗臭!
・・・ ひえ〜!!! ありえない! なんたること!・・・
と、すぐに、スーパーにすっ飛んで行き、責任者を呼び出して、抗議した
「 OK! 了解! 新しいチキンと交換してあげるわ! 」
??? ・・・ち、ちがうって!
あ、あのですね ・・・ 賞味期限の範囲なのに、腐っているのが問題であって
「 そうね・・あ! きっと、配送された後、外に置きっぱなしにしてたせいだわ!
この頃、暑いからね! もし、交換するのが、嫌だったら、お金、返すわよ! 」
日本だったら、平謝りの出来事だけど、悪びれもせずに、責任者の女性は、にっこり!
もう、何も言えなくて、返金してもらい、スゴスゴと帰ったことがあったっけ
 
このアメリカでは、何事も、自分の目と鼻と舌で、確かめなさい! 
・・・ ってことを、学んだ次第
だから、牛乳買って3日目からは、パックに、鼻をつけ、クンクンする習慣となった訳

New York の お話 | 22:23 | comments(2) | trackbacks(0)

地下鉄の 天使
Seeing Eye dog

近所で、良く見かける盲導犬に、地下鉄の中で、出会った
「 写真は撮って構わないけど、触っちゃダメ ・・・ 今、彼は仕事中だからね! 」

でも、このワン君、道で会う時、あちらこちらの臭いを嗅いだり、方向間違えたりと
どうも、出来は悪いらしく、オーナーに、度々、叱られていたりする
・・・ 暢気な盲導犬クンなのだ ・・・
この日も、地下鉄の中で、キョロキョロしたり、飼い主の膝に顔を載せ、大あくび!
あくびをするのは、犬も緊張しているという説もあるけれど、
盲導犬特有の、あのピリピリした緊張感は、このワン君からは感じられない
写真を撮った後、少し離れて座った私の方を、じっと見てくれた
「 だいじょうぶ、だいじょうぶだよ ・・・ 君は立派な、盲導犬だね!
どうぞ、元気に、長生きして、飼い主さんを、支えてあげてね! 」
と、心の中で、話しかけた
ふと見ると、前に座っている人も、にこにこと彼を見つめ、
一生懸命、何か、話しかけていた

盲導犬っていうのは、もちろん飼い主の目となって、支えてくれるけど、
周りの人にも、ふんわりポワポワの気持ちにしてくれる、素敵な役目があるんだね

Seeing Eye dog

小さな生きものたち | 23:22 | comments(2) | trackbacks(0)

桜 ・・・ 追いかける
Branch Brool

桜の季節、マンハッタンを飛び出した
車で、1時間程走り、
ニュージャージーの「BRANCH BROOK PARK 」(ブランチブルックパーク)に着く
1927年に、2000本の桜が寄贈され、今や、2700本以上だという
驚いた!
あらゆる種類の桜、年輪を重ねた幹、若い桜、濃い桜色、淡いピンクと、延々と続く
幹の太さも、その色もさまざま、花は、ソメイヨシノも、八重も、枝垂れもある
フフフ ・・・ アメリカ人も、桜の下で、ランチを食べ、お花見を満喫しているヨ!
この日は、今が最高の満開日!
・・・ でも ・・・
散りかけた、桜吹雪の中、広大な並木の下を歩けたら、どんなにか、いいだろう
・・・ やっぱり ・・・ 日本人だから ・・・

もし、あなたが、近郊にお住まいの「日本人」なら、ぜひ訪れていただきたいな・・
ブランチブルック公園の、桜祭りは、20日まで
でも、桜吹雪は、まだまだ、これからだと思います

行き方は、公式サイト

Branch Brook

New York の お話 | 22:25 | comments(3) | trackbacks(0)

さ ・・ く ・・ ら ・・・ 満 ・・・ 開 ・・・
central park cherry blossoms

夜は、まだまだ冷えるけれど、お昼間は、すっかり、春爛漫のマンハッタン
セントラルパークの桜並木も、満開だよ

お散歩のワンコ達、
ヘラヘラって、楽しいけど、ちょっと、ハアハア、暑いよ〜!!!

central park dogs

小さな生きものたち | 21:59 | comments(0) | trackbacks(0)

メトロポリタン劇場 の ヴィーナス


メトロポリタンオペラ 「 LA BOHEME 」(ラ・ボエーム )を観た
主役のミミ役が、病気で倒れたため、本日は、少し太めの女性歌手が、代役

「 でも、彼女、なかなか、がんばっているわよ〜! 」
と、大きな声で、笑って評価したのが、おトイレのおばさん
メトロポリタン劇場の、2階の女性用トイレ、お客様の、お世話係だ
お世話をすると言っても、空いたドアに入るよう、指示するだけなのだが・・・
でも、とってもお話好きで、オペラ好き
「 今回のプロダクションは、今までの中で、最高よ! 」とか、
「 ちょっと今日は、歌手の体調が悪くて、声が出ていないわね! 」とか
トイレに長く並んだ女性達の前で、オペラ論を語る
なんてたって、オペラシーズン中、毎日オペラを見続けているのだから、誰も適わない
そして、いかにも大金持ちそうなおばあちゃまに向かって、ポンポンと肩を叩き、
「 あら、奥さん、髪の感じが、いつもと違うじゃない! 」
なぁんて、気軽に声を、かける
「 そうなの・・・ あのね、ここだけの話だけど、これ、カツラなのよ! 」
トイレに並んでいる人達に、大奥様の内緒話は、すっかり聞かれてしまうのだけれど、
みんな、クククっと、楽しい気持ちになる
開演時間を知らせる音が鳴りはじめる
おトイレおばさん、バタバタと並んだ列を確認し、少し焦りながら、叫びだす
「 だいじょうぶ! 落ち着いて、用を済ませて! 慌てないで! 間に合うから! 」

だから、メトロポリタン劇場に行ったら、つい、この2階のおトイレに並んでしまう
おトイレ世話係のおばさんの名前は、「 ヴィーナス 」
メトロポリタン劇場に、その華やかな名前と人柄が、ふさわしいね
・・・ あ! ・・・ 
もしヴィーナスさんのおトイレに、あなたが行く時は、チップを、どうぞお忘れなく!

in the audience 客席にて | 22:17 | comments(0) | trackbacks(0)

映画 「 ダークマター 」 の 大女優
dark matter

映画「 DARK MATTER 」を観た
「 ダークマター 」とは、「 暗黒物質 」と呼ばれる宇宙上の物質らしい

90年代、中国からアメリカの大学にやってきた、留学生Liu Xing(リウ・シン)の話
シンは、優秀な宇宙論を展開し、教授からも目をかけられ、前途有望な青年
将来は、貧しい中で必死に働き、仕送りをしてくれる、中国の両親を呼び寄せること、
アメリカ人の彼女を見つけること
また、科学者として、ノーベル賞をとることなど、夢は膨らんでいる
・・・ しかし ・・・
やがて、好きだった女の子にはふられ、
その優秀さが仇となり、教授には、裏切られ
全ての夢は、泡と化す
もはやアメリカは、留学生シンにとって、絶望の国でしかなくなった
そして、ストーリーは、衝撃的な結末に、突入していく

ある意味、貧しい中国人留学生の描き方やストーリーは、ステレオタイプかもしれない
でも、細やかな演出が、要所要所で、なされている

教授により未来を閉ざされた彼を励まそうと、親友が、シンの伸びた髪を、散髪する
・・・ 親友の、温かい指先が、シンの頭に触れる ・・・
シンは、堪えきれず、滂沱の涙を流す

シンは、ずっと変わらず応援してくれるジョアンナ(メリル・ストリープ)の元へ、
お金を得るためのバイトで、化粧品を売りに来る
試しに、商品のクリームを、ジョアンナの頬につけるシン
彼女は、彼の震える指先から、深く辛い思いを感じ取り、いたたまれなくなる

この映画にとって、メリル・ストリープの存在は、大きい
このような低予算の映画に出演する彼女の懐深さが、演技にも伝わっているかのよう
・・・ 大女優の、貫禄 ・・・

「 散髪 」のシーンと、「 クリームをつける 」シーン
この二つのシーンを見るだけでも、この映画を観てよかったと思えた

( NYでは、 「Village East」181 2nd Avenue にて、公開中 )

in the audience 客席にて | 21:52 | comments(1) | trackbacks(0)