龍馬の如く、走る


「龍馬伝」、引田屋の女将役の出演は、最後

慌てて廊下を走るシーン
午前1時の収録で、足元がおぼつかなくなったのか、
リハーサルで、足袋が滑り、思いっきり転んでしまった
顔には出さないけど、節々が、強烈に痛んだ
その直後、何人にも、「あれは、芝居?」と聞かれる
龍馬さんにも同じ質問を受けた
「 でも、龍馬さんも、足袋で走って、滑りませんか? 」
と、伺った
「 そりゃもう、すっかり、走るの慣れましたから! 」
と、龍馬さん、にっこり
ホント、「龍馬伝」は、みんな、よく走る
「 ライブ感! 」と、監督は何度も叫んだ
ただ、いくらなんでも
長崎の料亭女将が、無様に転ぶのはおかしいかしらと
本番は、転ばないように注意し、でも、あたふたと疾走した

5月から参加した「龍馬伝」
ワンシーンの出演が、飛び飛びであったから、
あっという間に、撮影は終ってしまったね
周りも見えずに、駆け抜けたよう
さて
今度は、じっくり這うようにいければ、いいな

収録・撮影 | 10:37 | comments(0) | trackbacks(0)

ファンじゃない観客



誘われて、続けて、違うタイプの舞台を観る

中国の人気歌劇俳優「李玉剛」のワールドツアーコンサート
もう一つは、
若い男の子達が出演する舞台「赤坂ボーイズキャバレー」

男性である李玉剛は、男声と女声を使い分け、
美しくきらびやかな衣装で、観客を魅了する
小林幸子さんと五木ひろしさんをミックスしたようなコンサート
中国からの追っかけと、年配の熱烈ファンが嬌声を上げる

「赤坂ボーイズ」は、10代の女の子達が客席を埋める
出演者は、2、3人を除けば、ほとんどが20代
私には、25人位の出演者全員、誰が誰だか、トンとわからない

要するに、李玉剛も、赤坂ボーイズも
熱い眼差しに囲まれて客席に座るのが
ちょっと気が引ける

でも、意外な発見があるものだ

李玉剛は、卓越した声の美しさにうっとりとし、
赤坂ボーイズは、真剣な男の子達の芝居やダンスに引き込まれる
ただ、李玉剛は、全くのワンマンショーで
ファンでない私は、少し退屈になってきて、居心地悪い
でも、熱烈ファンは、大喜び
一方
赤坂ボーイズは、ファン以外の人も引き付けるテンポある演出
部外者のような私も、楽しむことが出来て、得した気分

ファンだけにターゲットをしぼるのも一考だけど、
ファンじゃない人間をも取り込む舞台作りが
やっぱり大切かな

in the audience 客席にて | 23:35 | comments(0) | trackbacks(0)

安心できる ルナ・レガーロ

サーカスと共に、有名シェフ達のディナーを堪能出来る、
「ルナ・レガーロ」に行った

日比谷の特設会場が、シアターレストランとなっている
サーカスとしては、演者が近くに見える小ぶりの会場だし
レストランとしては、かなり広々としたフロア

いつも舞台を観る時、いつ夕食をとるかというのが問題になる
舞台の始まる前では早すぎるし、
終演後では、遅すぎる
だいたいが、お腹がギュウと鳴るのを我慢して観劇する
だから、食事しながら観られると言うのは、嬉しい
言わば、サーカスのディナーショー
途中、今日、誕生日の人は?と問いかけられ、
何人もの人が手を挙げていたから、
やっぱり、この食事付きサーカスは、スペシャルなのだね

シルク・ド・ソレイユのサーカスは、もちろん一流だし、
日本人のダンサー達も、とてもグレードが高い
サーカスの団員、ダンサー、司会、映像、音楽、食事が
隅々まで、計算つくされている
とにかく、安心できるイベントだね
この日は、特別にテーマソングを歌う城南海さんが登場し
生で、歌を披露した
実は、ちょっとハプニング的なものが、嬉しかったりする
そう
ドキっとするようなハプニング、驚きがあったら
もっと、いい
・・・なぁんて・・・
きっと、あまりにも、美しくまとめられたイベントだから
贅沢な要求をしてしまった・・・

暑い夏、あるいは、秋にかけて、
のんびりと、スペシャルな日を楽しんでみてはいかが?

10月17日まで日比谷、他に、大阪公演、名古屋公演もあり
くわしくは、ルナ・レガーロにて

in the audience 客席にて | 15:14 | comments(0) | trackbacks(0)

未来の大スター、大集合


「 日本最大級のイケメン俳優ユニット 」である
40人以上の集合して、結成の記者会見が行われ
司会を担当した

それはそれはさわやかで、若々しい素敵なイケメン君たち
44名のメンバーの中から
大スターが生まれること、間違いなし!

ゲストは、はるな愛さん
同じ控え室で、メイクをしながらも、色々と気を遣われる
スッピンでも、お化粧しても、明るさと感じの良さは変わらない
こうやって会う人を、みんなファンにしていく、はるなさん
だからこそ
今、旬のタレントさんとして、がんばっていらっしゃるのだ
24時間テレビで、マラソンに挑戦するため、
毎日、この酷暑の中、10キロ走っているという
偉いナ・・・
何が偉いって、挑戦しようという気持ち
その姿を偉いと思わせる、彼女(?)の人間としての魅力
エライ!

NAKED BOYS 」のことも、ぜひ応援してくださいね
初披露目の公演は、11月5日から新宿FACEにて
くわしくは、公式ホームページでご覧ください!

収録・撮影 | 11:12 | comments(0) | trackbacks(0)

三回忌 姉妹展



二年前、私がニューヨークから戻って数日後
突然、この世からいなくなってしまった友人、深浦加奈子
・・・そうか・・・
あれから、もう、二年も経ってしまったんだね

三回忌をするかわりに、
青山のギャラリーで、
お姉様と一緒の「姉妹展」という名の個展が開かれた
瑞々しさに、驚いた
真っすぐで素直な、絵画や銅板画や版画など
あらゆるタッチの、フカウラの作品群が、
お姉様のアーティスト三木祥子さんの作品と共に並んでいた
溢れる才能、仲のいい姉妹
ギャラリーの中が、キラキラ光っている
女優以外に、こんな一面があったなんて
・・・すごいよ、フカウラ・・・

お別れの会の時には、
この世から消えてしまいそうだったお母様が
かいがいしく、冷たい飲み物を出してくださった
まだまだ加奈子の作品は、家に残っているのよと仰った後
少し、前を向いて、呟かれた
「 でも、後の作品は、七回忌の時に出そうかと思って・・・ 」
・・・そう・・・
また、こんな素敵な、偲ぶ個展があるといい
お母様がお元気になられたこと
フカウラも、雲の上で、きっと嬉しそうに笑っている

「姉妹展」は、21日まで、青山のPLSMISにて
(東京都港区南青山4-17-4  03-6459-2251)

Friends | 21:05 | comments(2) | trackbacks(0)

中国の進化 CHA


中国のアクロバティックショー「 CHA 」を観た
一昔前の、雑技団の時のイメージとは違っている
技は都会的になり、みんな、美しくスラリとした美男美女
超人的なパフォーマンスにはビックリ!
8個もの椅子をバランスを取って上に積み上げ、
その上で、女性達が逆立ちする時など、圧巻!

しかしながら、惜しくもある
細かいスゴ技が、全ての客席からは、わかりにくい
演出や照明、映像、衣装など
やはり、どこか、野暮ったい
実は、野暮ったい所が、中国の演目の魅力なのだが
洗練を目指したであろう「 CHA 」は、中途半端にも見える
演出に、工夫の余地があるのではないかしら
もっともっと、演者達の良さを魅せられるはず

なぁんて
言っているうちに、あの中国のことだもの、
すぐに、うんと洗練された上質エンターテインメントにして
再び現れるに違いないね
あの、中国のことだもの

in the audience 客席にて | 12:53 | comments(0) | trackbacks(0)

女将、衣替え


久しぶりに、「龍馬伝」の収録
出番はほんの少しなのに、着物と帯が新たに替えられていた
鯉の絵柄の、スカイブルーの帯
・・・ う〜ん、粋だね! ・・・
いかにも、長崎の料亭引田屋、ハイカラな女将らしい
あいかわらず、女将の襟元にはカメオのブローチ
テレビの画面で、気づく人は、極めて少ないだろうけれど
このスタッフさんや衣装さんの、細やかなこだわりが
大河ドラマを支えているんだね
フフフと嬉しくなっちゃって
楽屋の鏡に向かってセルフショット!

収録・撮影 | 23:20 | comments(0) | trackbacks(0)

次から次へと、夏バテ
故障したMacが、修理から、思ったより早く戻ってきた
心臓部の交換など、4カ所が新しくなっている
その上、ハードディスクの在庫が修理工場になくて
本来なら320GBなのに、
お待たせするのは申し訳ないと
500GBにパワーアップしてもらってきたよ
ラッキー!
まるで、新品同様の、Mac!
ウキウキ!

当初、保証サービスであるプロテクションプランに入るのは
とても高くて躊躇したけれど
( 当時、3万円位だったと思う )
入っておいて良かったと、つくづく、思っていたところ・・・

アレ?
しかし
今度は、プリンターの電源が入らない
2年前に買ったプリンター
これも、夏の暑さにやられてしまったらしい
幸運なことに、家電店の延長保証を付けていたから
無償の修理をしてくれると言う
でも、3週間もかかるのだそう

Macに続いて、プリンター君も長期バカンスってこと?
ホント、今年の暑さには、みんな、まいる

新・東京物語 | 12:10 | comments(2) | trackbacks(0)

余裕のダンス


何の期待もせずに訪れた、ダンスの公演
東京国際フォーラムの、ハバナ・ラカタン

いや〜、ホント驚いた、感動した!

キューバと言うから、激しいだけのラテンダンスを想像し
もっと泥臭いものだと勝手に想像していた
私が悪かった
キューバは、クラシックバレエも素晴らしいけど
そのバレエで鍛錬したであろうダンサー達の巧みなダンス
コンテンポラリー、サルサ、チャチャ、フラメンコ
全てのダンスを、高レベルのダンサーが見せてくれる
生の演奏も、大人のリズムで酔わせる
技術も高く、センスもいいから、舞台は余裕に満ちている
東京で、こんな素晴らしいダンスを見られるなんて・・
堪能した
最後には、観客は総立ちになり、体を揺らした

見られて良かった!
8月15日まで公演しているから
ダンスに興味のある方は、ぜひいらしてみてください
見なきゃ、損!だと、思いますよ!

in the audience 客席にて | 16:32 | comments(0) | trackbacks(0)

ザ・キャラクター


東京芸術劇場で、野田MAP「ザ・キャラクター」を観る
いつも思うことだけれど
野田秀樹さんの言葉に対する「深読み」には脱帽する
今回は、ただの言葉「遊び」ではない
書道教室を舞台に、「漢字」をツールにし、一層意味深い
たとえば、「神」と信じたものは、実は「袖」
「幻」は、実は「幼」・・・など
漢字を理解できるいう点で
観客の自分が日本人であることに安心する
外人さんには、ちょっとやそっとで、わかりっこない
しかし、同時に
サリン事件にも似たカルト集団の結末は
自分自身が日本人であることを捨てたくもなる
野田さんの作品は、観劇後の客の胸をえぐるようだ
でも
「野田秀樹」と同時代に生きられたことは、何て幸せ・・・
と、小さく、呟きたくもなる

宮沢りえさんが出演している
若い頃の彼女の芝居を何度か観ているけれど
野田作品の中では、あの「宮沢りえ」ちゃんはいない
顔は似ているが、声も芝居も、全くの別人だ
映像の中で見せる宮沢りえさんの魅力とは違う
舞台女優の「宮沢りえ」に、グイグイ引っ張りこまれてしまった

色んな意味で、すごい舞台

in the audience 客席にて | 10:49 | comments(0) | trackbacks(0)