母、kazukoさんが引っ越した
伊豆のシルバーケアのマンションに住んでいたkazukoさん
朝に晩にと、豊富な湯量の温泉に、自由気侭に入る毎日だったけど
この3月に股関節の骨折をし、長い入院生活をしてから
体も、心も、弱ってしまっていた
同時に
熱川と東京を行ったり来たりする私自身の肉体も精神も
正比例して、萎えていっていた
決断した
kazukoさんには、東京に来てもらおう
kazukoさんが快適に過ごせる為の施設を探すため
吐き気がする程、何十軒も見学し、熟慮し
でも、kazukoさんは
新たに、無駄なお金をかけるのは嫌だからと
最後の最後まで、拒否し続けた
・・・でも、お願い、私のために、マンションを移って・・・
そう言い続け、ようやく、東京に引っ越したのだ
新しい場所は、運河沿いの都会
ケアのスタッフの皆さんも、とてもとても優しくて
入居して5日目のkazukoさんは、今の所、満足している
私は、残してきた熱川の部屋の片付けや
新しい部屋を整えたりで、肉体は疲労を極めているけれど
ほっとぐったり、一安心
今年は、3月から、kazukoさんのことで、
ここでは書けないことが、次から次へといっぱいあり
心身共に翻弄され、夢中で走り回って
ふと気づいたら
あ〜、もう年末が近いんだ
周りの友人達にも、同じような悩みを抱えたり
でも、一生懸命明るくがんばっている人がいて、励まされる
・・・そう・・・
こういうことも含めて、「生きる」ことなんだなと思う
86歳のkazukoさん、長生きしなきゃと、呟く
「私は、美智子ちゃんより、一日でも長く生きるの
だって
私が死んだら、あなたがボロボロになるのがわかるから」
・・・ほんと・・そうだ・・・
だから
長生き、してね
これからは、連絡があれば、すぐに飛んでいける場所に
kazukoさんがいる
安心、安心
kazukoさんも安心
そして
私も、安心
kazukoさん
どうぞ、これからは
都会の生活を、楽しんでくださいね
お引っ越し、お疲れさまでした!