2011.03.30 Wednesday
地球の隅々まで、日本のサッカー
サッカーチャリティマッチを観戦しに、大阪に行った
大阪は、エレベーターもエスカレーターも動いている
街のイルミネーションも煌煌として明るい
お水も、ふんだんに買える
少し、異国にやってきたような気さえした
果てしなく長く長く連なった列の最後尾に並んで
ようやく入ることの出来た長居スタジアム
・・・無理しても、来て良かった・・・
慈善試合は、三浦知良選手のゴールもあり、感動の試合だ
サポーターの必死の応援は
代表チームも、Jリーグ選抜も関係なく
アトランダムに全ての選手の名前を呼びあげていた
フフフ・・敵も味方もないんだね
・・・ホント、一つ・・・
「 ニッポン、ニッポン、ニィッポ〜ン〜〜〜!!!」
声涸らし張り上げる声援は、やっぱり、東北へ向けたもの
このサッカーの試合には、大きな意味がある
もちろん、東北の方々への応援は第一だけど
同時に
世界へ向けての、「 今の日本の姿 」の発信だ
招集された欧州リーグで活躍している日本人選手達も
イタリアに帰国していたザッケローニ監督も
フランスへ一時避難していたストイコビッチ監督も
全員、日本に戻って来たということ
これは、大きなポイント
今、世界中の人は、日本は危険な国だと思っているらしい
アメリカ人の友人は、再三再四
「 日本を出て、NYへ来たら? 」と、メールをよこす
日本全土が被災に遭い、その上、放射能に汚染されている
と、すっかり思い込んでいるのだ
なぜなら
日本という国は、彼等の世界地図では
紙の端っこに、誤って筆を落とした位の大きさで
ようやく、しがみついているちっぽけな島に過ぎない
その島の中の、たとえ東北という場所が被災したと聞いても
小さな国だから、やがては島全部、全滅のはずだ
そう、誤解している
世界中の、知識を持たない人にとっては
宮城も、東京も、大阪も、同じに見える
しかし
その危険な国へ、わざわざ海外から人が集い
その危険な国で、サッカーをした
しかも、そのサッカーは盛りあがった
この国は、どうやら、前と変わらず、元気な国らしい
これだけで、世界に向けての、大きなメッセージとなる
たったボール一個でプレー出来るサッカー
世界中、どの国でも地域でも
富める人も貧しい人も、盛んに行われているスポーツ
だからこそ、今回のチャリティーマッチも
150カ国以上の、世界中のテレビで
配信されることになったのだろう
日本人の前向きな姿を
地球の隅々まで見せられて、良かった
東北地方の方々が復興していくと同時に
日本中が元気になることを、世界に見せることも大切
そんなことを思いながら
仄暗い東京に、戻って来た
サッカー | 17:57 | comments(0) | trackbacks(0)