2011年 最後の日
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大晦日の今日
ディズニーランドの隣の特設劇場で行われている、
シルク・ド・ソレイユ「ZED」を観に行った
2008年より続いていたロングランの、最終日だ

正直言って
私が今まで観たシルク・ド・ソレイユの中で
一番素晴らしい出来だったと思う
その理由は
専用の巨大劇場で、スケールの大きいステージだったこと
また、何年にも渡って熟成され、完成度が高まったこと
そして
今年の、あの震災を
日本という異国で経験した人達が、演じ続けていたこと

クライマックス
オールキャストが登場して
それぞれの技と、歌と、演奏が大空間いっぱいに広がり
まるで、天上の響宴となった
理屈抜きに、涙溢れ、感動だ

大晦日の今日、幕を閉じるなんて、もったいない

この国で、この年の最後まで演じ続けてくださったこと
全てのキャストとスタッフに、手を合わせたくなった
感謝と拍手

今年も終わる
やっと、今年が終わる
でも
まだまだ、続いているんだ

私のこと
応援してくださった皆様
今年も、本当に、ありがとうございました

どうぞ
来年、2012年
心、安らかな年となりますように

私も、がんばりますね

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in the audience 客席にて | 22:52 | comments(2) | trackbacks(0)

何十年分の クリスマス
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クリスマスの、この日
母kazukoさんが暮らしている老人ホームに
素晴らしいお客様の集団がやってきた
私の30年来の親友で、このブログに度々登場している、
Nozomiの率いる「ミステリオ」のチーム

ミステリオは、夏に行われる子供向けのキャンプ
(ミステリオについては、公式HPでご覧ください)
このキャンプで集まった子供達と先生達が
クリスマスパーティで毎年でダンスイベントを行っていた

6、7年前、その頃住んでいたNYのレストランだったかな
ミステリオパーティのダンスの完成度が高いのよ!と
Nozomiが自慢気に話してくれた
「じゃあ、老人ホームとかで披露するといいんじゃない?」
なぁんて、私が軽い気持ちで提案したっけ
その時、やがてはkazukoさんに見せてもらえることなど
夢にも思わなかった私

その後
Nozomiは、すぐに実行
クリスマスの前後に、ニューヨークから戻って
色んな施設を回り出したのだ

そして今年
Nozomi達は、イブの日に、被災地でダンスを披露した後
クリスマス当日は、kazukoさんの元へやって来てくれた

北極から飛んで来たというサンタクロースは
Nozomiの旦那様の、ジョッシュ
あんな立派で風格のあるサンタクロースは、見たことがない
Nozomiの、70代のお母様もクリスマスケーキの扮装をし
沢山の若い方にまじって、楽しく踊ってくださった

観客席は、色んな方が座られた
お年寄りの中には、頭はしっかりなさっているのに
脳溢血などのせいで、体が動かない方もいらっしゃる
体は健康だけど、物忘れが激しい方もいらっしゃる
頭も体も、しゃんとなさっているけど、プライド高い方も
いつも訳わからず、怒鳴って周りを困らせてしまう方も
そんな全ての方の頬が紅潮し、笑顔になられていった

すごい

客席の後ろから、司会をするNozomiを見ていたら
涙が溢れて、止まらなくなった

イベントが終わると、kazukoさんが
「 これからも、michiのこと、よろしくお願いします! 」
誰かれ構わず、頭を下げて車椅子で回った
そして、振り返ると、私の耳元で囁いた
「 今日は、87年分のクリスマス、もらっちゃった! 」

クリスマスだというのに
プライベートの予定を、全て置いて
集まってくださった、ミステリオの皆さん
本当に、ありがとうございました!
そして、Nozomiちゃん
いっぱいいっぱい胸いっぱい、サンキュです
ありがとう。。。

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kazukoさんを囲んで
左下、イチゴケーキに扮したNozomiのお母様、慈子様
右からNozomi、俳優座の女優さん、田野聖子ちゃん
上でおどけているのが、Nozomiの弟、聖一郎君
聖一郎君は、まるで初めて会った大学生の時みたいだ

母 Kazukoさん | 11:42 | comments(0) | trackbacks(0)

メッシ と ネイマール
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行くことを諦めていたサッカークラブワールドカップ決勝戦
思いもかけず、チケットが手に入り、急遽、横浜へ

日本の代表でもある柏レイソルの3位決定戦も応援する為
3時半には、スタジアムへ到着した
結局、10時過ぎまで滞在したから、過酷な寒さ

スタジアム周辺は盛り上がって、多くの露店
楽しい

決勝戦、バルセロナ×サントスの前には、大セレモニー
でもね
今年の日本らしく、心温まるセレモニーにしても良かったね
世界中が見ているのだもの
「 日本を応援してくれて、ありがとう!」とか
何らかのメッセージや、「 絆 」を表すものとか
たとえサッカーの試合であっても
世界は、日本のエンターテインメント力も見ることにる
決して、富士山が悪いとは思わないけれど
今年らしい日本の感謝を
イベントで表現出来る絶好の機会だったのに、とも思う

試合は、ご存知のように、バルサの圧勝
どう考えても、史上最強で、美しいチーム
テレビで見るより、はるかに早い足技に目を見張った
会場中から、「スゴイ!」と、溜め息が聞こえる
これじゃ、ブラジルのサントスは、グウの音も出ない

試合中、バルサのキャプテン、プジョルと
サントスのエース、ネイマールが対戦しながら
色々と、声を掛け合っていた
何だかわからないけれど、罵倒し合うのではなく
ちょっと温かいものが流れていたようにも見えた

表彰式の時には、壇上から降りた隅で
バルサのシャビに、ここでもネイマールは話しかけられていた

ネイマールは、たったの19歳
一方、バルセロナのメッシは、24歳
敗戦後、涙を浮かべたネイマールが、慌てて涙をふいて
インタビューゾーンに行き、マイクを向けられていた
その向こうでは、メッシやバルセロナの選手達が歓喜に沸く
メッシの視線の先には、ネイマールがいた
・・・がんばれよ!・・・
きっとメッシは、ネイマールにエールを送っているに違いない
なぁんて
そんな風に、こちらが好き勝手に想像してしまう程
バルサの戦い方は、華麗で真っすぐで、気持ちのいいものだった

やっと家に戻ったら、丸一日寒いベンチに座っていたせいか
からだ中が冷えきって硬くなり、どっと疲れてしまっていた
でも
この世紀の対戦を見られたこと、一生の思い出
幸せだった

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サッカー | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0)

michiとの 遭遇
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NHKラジオの収録で、講演をするため、三重県川越町へ
新幹線から見える富士山が、美しい

私は三重県出身と言っても、伊勢市なので
北部の川越町は、初めて訪れる
皆さん、篤くもてなしてくださる
集まったお客様は、年配の方が多く
私のようなものが、お話しすることなど、申し訳ない気もしたが
幼い頃からの話、アナウンサーで知られるようになったけれど
その前は女優であったことや、海外での生活など
様々なエピソードを講演させていただいた
最後、質問コーナーで、最前列の男性の方から
いい話だったとお褒めの言葉をいただき
「 正に、美智との遭遇でした! 」と言われた
・・・フフフ・・・
会場中が、大きな笑いに包まれた
もしかしたら、私の話より、一番ヒットの言葉だったかも
michiとの遭遇!

何を着ようかと迷ったが
東京タワーの朗読劇で着用したワンピースを選んだ
忙しくてクタクタになっている合間に
ひとつひとつ、クリスマスオーナメントを縫い付けた服
舞台が終って、ホントは用が済んだから
オーナメントを外してもいいのに
名残惜しくて、未だ、そのままにしていたワンピースだ
講演の前に、壇上で皆様にお見せしたら
拍手して喜んでくださった
少し、クリスマス気分を味わっていただけたかも

講演の様子は
来年1月27日(金)の
NHK第一放送「ラジオ深夜便」にて放送
良かったら、聴いてくださいね
また、三重県の方は、
今週の三重ローカルのNHKテレビ「ほっとイブニンングみえ」で
インタビューの様子が放送されるそうです

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収録・撮影 | 23:20 | comments(2) | trackbacks(0)

最高峰のバルセロナの前に、沈黙
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クラブワールドカップ準決勝を観戦するため
横浜の日産スタジアムへ
東横線やらJRやら、体が千切れそうなくらいの満員電車
その中を、わざわざスタジアムに足を運ぶなんて
私も、ニワカから卒業し出したファンになっているのかと
一人、クスクス笑えてしまった

結局、強豪バルセロナの、メッシやイニエスタの凄さだけで
ハラハラする試合の醍醐味はない
観客も、日本代表戦とか、Jリーグと違い
熱いサポーターの声援も、あまりなくて
2カ所位で応援しているのか
「バルサ〜、バルサ〜!」の声が、少し聞こえる以外は
・・・シ〜ン・・・・
まるで、クラシックコンサートを聴いているみたいな静寂
6万6千人の来場者がいるのに、静かなスタジアムなんて
ちょっと、不気味にも思える
6万人が、固唾をのんで見入ってしまったんだね
バルセロナは、それほど素晴らしい技術のチームということ

今回、バルセロナの選手達
宿泊先の横浜から東京に出て、日本を満喫したらしい
それぞれのツイッターとかフェイスブックなどで
その楽しくお茶目な写真を紹介している

これって、実は、大きいこと

震災の直後、「バルセロナは日本と共に」と
いち早く、メッセージを流してくれたバルセロナ
その選手達が、楽しげで安全な日本を紹介してくれている
世界中の人達が、その写真を通して、今の日本を見てくれる

サッカーって、やっぱ、いいな
そんなこと、静かな試合を見ながら、思ったよ

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FACEBOOKに紹介された、銀座線に乗るイニエスタ選手

サッカー | 11:32 | comments(0) | trackbacks(0)

朗読とは ココロを 熱くするもの
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六本木アトリエフォンテーヌにて
本田誠人作・演出、朗読劇「雨男たちのクリスマス」を観た

観劇した理由は
2月の舞台で共演した岡田達也クンが出演していたこと
また先日の私の朗読劇にも、稽古の合間を縫って
岡田君が、東京タワーまで観に来てくれたこともある
だから
どんな内容でも良かった
ただ、岡田君の芝居を観られれば良かったのだ
しかし
素晴らしい! 
無理してでも観に行って良かった!

自分自身が、東京タワーでの朗読をするにあたり、
今年、何本も朗読に関する舞台を観て来た
でも、どれもが、真摯ではあるけれど
観客には、なかなか伝わって来ないものが多かった
だからこそ、自分達の朗読劇では
観てくださる方の心を熱く出来る作品にしたかったし
実際、満足したものになったかとも思う

今回の「雨男たちのクリスマス」
大人の男性の目線から語る、1時間半の再演作品
芝居とも錯覚出来るような作り方で朗読されていた
その脚本と演出、役者達のセリフ
合間に入る歌と演奏
全てが、いい匙加減でバランスがとれていた
朗読だからこそ、広がる世界がある
想像することが、かえって、ココロを熱く出来る
とうに私自身、わかりきっていたはずの朗読の良さを
あらためて、感じることが出来た
ま、自分の朗読では、聴くことが出来ないから
実は、読み手は、朗読を味わえないのだとも再認識した

もし、明日お時間あるようなら、ぜひ行かれてみてください
3回、公演があります
ココロを熱くしたい方は、公式HPにて

in the audience 客席にて | 21:21 | comments(0) | trackbacks(0)

地球は、宇宙の一部
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ベランダから見上げた月が、欠けていた
私達は、この月に見守られ
宇宙の星の一つで、生かされているんだ、な

新・東京物語 | 00:05 | comments(0) | trackbacks(0)

癒しの、ロケ現場
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新番組、深夜ドラマの、第一回ゲスト
( くわしくは、あらためてご紹介しますね )

撮影現場は、寒い日なのに、ポカポカの喫茶店
ふと見ると、外から猫ちゃんがこちらを覗いている
私の役柄は、1人でひたすら喋り続ける店主だから
エネルギーが必要で、神経を集中しなければいけない
でも
ガラス越しに猫ちゃんと目が合ったら、ホッとした

初対面の、渋い俳優、松重豊さんもニッコリ
飼っていらっしゃる犬のチャイ君(ちゃん?)の話題に
現場は、ふんわり優しい時間が流れる
私の出演シーンが終わった帰り際
iPadに保存されていたチャイちゃんの写真を拝見した
その写真の素晴らしさに、もっと覗きたかったけど、時間切れ
とても楽しい撮影だったよ

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松重豊さん、溝口憲司監督と 

収録・撮影 | 17:14 | comments(0) | trackbacks(0)

人って、プレゼントあげるために、生きる
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無事、朗読「クリスマスキャロル」終了しました!

写真は、打ち上げの様子
キャスト全員と、音楽監督の宮城さん
(宮城さん、目を瞑っているけれど寝ているわけじゃありません)

舞台写真は、また、あらためてご紹介しますね

充実感でいっぱいの公演
でも
一夜明けて目が覚めたら、声は掠れた空気の音しかしない
ホントに、体が金縛りのように動かなくて
片目が、どうやっても開けられず、指でこじ開けた位
疲労していた

確かに、思い返すと
私には、ちょっとタフだったなぁ
出演プラス、全体の演出と構成、そして制作的なこと
準備段階では、孤立しながら闘う気さえした時も、実はあった
ポッキリ折れてしまいそうになったことも
地獄の舟に乗ってしまって降りるに降りられない感じ
でも、ただね
この舟の行き先は、天国だったのだと思う

キャストが揃い、稽古が始まると
(と、言っても、合わせて3日程度)
例え、技術にムラがあっても
全員が素直で前向きで、私の気持ちを癒してくれたし
一部作品の演出を手がけてくれた保木本真也君も
妥協せず真摯に、演出家としてぶつかって来てくれた
劇場に入ると
裏のスタッフは、いいモノを作り上げようと必死
私が舞台に立っていて指示出来ないから
照明さんもPAさんも
作品の気持ちに沿う明かりや音を懸命に探してくれているのが
ひしひしと伝わった
ピアノとヴァイオリンの二人は
後ろから見守り、正に、共鳴してくれているのが感じられた

だから
そんな全員の一生懸命さ、前を真っすぐ見ている思いが
観客の皆様に伝わったのだと思う

「 人ってさ、プレゼントをあげるために、生きるのかもな 」
「 あげるため? ふ〜ん、もらうためじゃないんだ? 」 
私が書いたセリフに、共感してくださる方が多くいた

日常の辛さから逃げるように舞台を観にいらした方が
「 辛さを、幸せに変えられる気がします 」
と、言ってくださった
「 元気になった 」と、声を掛けてくださった方が多かった
「 この舞台から、プレゼントをもらいました 」と言われる方も
いいえ
プレゼントをもらったのは、私の方
忙しい中、観に来てくださった方に、感謝です

そして、隅々までの全てのスタッフ、キャストが
弱々しい私を、支えてくれた
明るく笑ってくれるだけで、パワーが出ました
本当に、ありがとうございました
また、手前味噌ですが
私に、こんな素敵なチャンスを与えてくださった
所属事務所イトーカンパニーの伊藤さんに、感謝
このプレゼントは、最高でした
ありがとうございました!

東京タワー朗読会 | 19:37 | comments(0) | trackbacks(0)

クリスマスキャロル 初日
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12/3(土)昼2時、夜6時半 12/4(日)夜6時

初日、無事、終了!
なぁんて言っても、明日は、もう千秋楽だけど
フフフ
観客の皆様が、笑ってくださったり、泣いてくださったり
ありがたいです

「 いやぁ〜、今年、この舞台観なかった人は、損したよね 」
いつも舞台については辛口の方が
そう言ってくださったこと
ありがたかったです
胸に、大事に、しまいます

明日、4日、夜6時
お時間があったら、ぜひ、東京タワーにお出かけください!

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photo by SETSUKO

東京タワー朗読会 | 23:58 | comments(2) | trackbacks(0)