ビギンとジェシカからの、プレゼント
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このブログを始めたのは、2006年
当時、私はまだニューヨークに住んでいて、愛犬ジェシカがいました
その頃、ジェシカの様子を知りたくて 
ブログにアクセスしてくださった方が多くいらっしゃいました

2003年の秋、NYに移り住んで3週間目に愛犬ビギンが亡くなり
切り裂かれるように辛く
ニューヨークの美しい秋が、一層哀しみを深くしました
そして
苦しい気持ちを紛らしてくれたのが、娘犬のジェシカだったのです
だから、ジェシカの伸び伸びとした様子を
HPや、その後立ち上げたブログでご紹介することで
ビギンの喪失感や、タフなNY生活を乗り越えることが出来ました
ただ、そのジェシカも心臓病にかかり
結局は、2006年の秋に天に召されてしまいました

もう二度と犬は飼うまい、そう決意しました

話は変わりますが
私は、帰国後、南アW杯で、熱烈なサッカーファンになりました
サッカー選手を見ると
ビギンとジェシカの顔が浮かぶ時があります
ドイツブンデスリーガで活躍する香川選手の活躍を見ると
香川クン、1989年生まれで、ビギンと一緒なんだな、とか
イギリスに渡った宮市亮クンは、ジェシカと同じ1992年生まれ
がんばれ〜って、思う訳です
ビギンやジェシカが生きていたって、人間になれる訳じゃないし
比べるなんて、バカみたいでしょ?
笑っちゃうでしょ?
でも、私にとっては、そんな子供のような存在だったのです
ホント、笑えるけど

ビギンが天国へ行って、8年半
ジェシカがいなくなって、5年半経ちました
犬が恋しくなって、その度に
あの日のことを書いた自分のブログを、何度か読み返し
やっぱり、あの辛い思いはダメだ、と諌めて来た私

でも
あの苦しみも哀しみも、充分に覚悟しながら
ようやく、飼うことを決意しました
やっぱり、あの潤んだ瞳に見つめられる幸せを
どうしても、忘れられなかったから

ただ、同じ犬種は、ビギン、ジェシカと比べてしまうから
ある他の犬種を求めて、千葉県のブリーダーの元に見学に行きました
ところが、その広大な土地のドッグランに
遊びに来ていた犬を見て、驚いてしまいました
そこには、ビギンとジェシカそっくりのシェルティがいたのです
これは
ビギンジェシカが、飼うならシェルティにして、という意味なのか

しばらくして
友人のつてを頼り、シェルティ専門のブリーダーに連絡しました
黒い色(トライカラー)のビギンジェシカではなく他の色
ブルーグレー系(ブルーマール)の女の子が欲しいと伝えました
少ない色なので、今はいないとのこと
もしかしたら、この数日で出産する中に出るかもしれないが
難しいと思う、との返答でした

でも、生まれたのです
たった2頭の出産で、黒色の男の子と、グレーの女の子
その子! 
そのグレー(バイブルーカラー)の女の子
その子を、ぜひ我が家に譲ってください!

名前はカレンちゃん
あと数日で、我が家にやって来ます
カレンちゃんは、ビギンとジェシカからの贈り物
・・・なのかもしれません

どうか、神様
カレンちゃんの中に
ビギンとジェシカを、そっと入れ込んでくださいね

そんな、うまくいくわけないかな

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カレンとセリーナ | 11:21 | comments(0) | trackbacks(0)

原点は、歌舞伎
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先週の雨の降る日、平成中村座を隅田公園に観に行った
夜の部「小笠原騒動」は、いかにも歌舞伎らしく
笑いあり涙あり、大見得を切り、スペクタクルに楽しませる
大満足

いつも思うけれど
歌舞伎の会場はお客様を敬う気持ちが表れ、感心する
細かく休憩があり、お手洗いも手際良く案内され
食べ物や飲み物も規制されない
昔、勘三郎さん(当時、勘九郎さん)がおっしゃってたっけ
「 舞台は、お客様が一番
お弁当を召し上がりながら、お楽しみいただけたら
役者冥利につきるよね 」
若かった私には、あまり良く理解出来なかった
でも
年齢重ねて、今、大きく頷けるようになった

役者としての全ての基本が、歌舞伎にはあるのだと思う

公演の概要は、公式ホームページにて

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in the audience 客席にて | 12:01 | comments(0) | trackbacks(0)

桜も鳥も空も、春ですねぇ
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新・東京物語 | 20:58 | comments(0) | trackbacks(0)

嵐の中 舞台「ピリオド」
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日本中が春の嵐に襲われたこの日
初日を迎えた舞台「ピリオド」を観た
みんな観客はビショビショになりながら
中野の小劇場に集まった

一昨年の私の朗読の舞台に出演してくれた
弓削智久君が主演を務める
本来は知性ある弓削クンが
落ちこぼれたボクサーの横暴さと優しさの
不器用さを心で演じて、観客に伝わる

今、話題の東京セレソンデラックスの宅間孝行さんの
脚本と演出は、思いやる人々の気持ちを大切に描き
ストーリーもどんでん返しが用意されていた
キャスト全員、嵐の初日の高揚感が見える
だから観客も、同じく熱い思いで観劇出来た
嵐の中、観に行って良かった

弓削クン
最後のボクシング
ホント、シャープで、かっこよかったよ!

公演は15日まで
どうぞ、お足を運んでくださいね

in the audience 客席にて | 11:33 | comments(0) | trackbacks(0)

カレンチャン
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もう先週になるけれど
高松宮記念競馬で勝った牝馬が、猛烈かわいらしかった
雄の馬に混じって必死に走る姿が
愛らしくて、かわいくて
女の子らしい名前も素敵
「カレンチャン」

なぜ、このように競争馬に注目しているかと言うと
実は、私、子犬を迎え入れようかと思っているから

愛犬だった、ビギンとジェシカ
ビギンは、当時、菊花賞をとった馬「バンブービギン」から
ジェシカも、競争馬から名付けた
ビギンが天に召されて、8年半
ジェシカも亡くなって、5年半
身を引き裂かれるような、あの哀しく苦しい思い
二度と経験したくないはずだったけど
あのフワフワの毛に顔を埋める幸せな気持ちと
じっと見つめてくれる優しいまなざしは、忘れられない

まだ、譲っていただけるかどうかもわからないが
生後10日で見に行った子犬に
すっかり心奪われてしまった
彼女は、今、まだ、生後4週間にも満たない
目が開いたばかりの写真を送ってもらった

葦毛色(グレー)の女の子で
鼻筋に白い色が入っている馬のカレンチャンにそっくり
写真に向かって、「カレンちゃん」と呼んでみる

母kazukoさんに写真を見せたら、開口一番
「あら、ブスなコね」とノタモウタ

まだ、うちの子でもないし
その確証もないのに
「そんなことないよね、かわいいよね、カレンちゃん」
と、kazukoさんから、乱暴にiPadを取り上げた私
かなり、仮想の、オヤバカ

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カレンとセリーナ | 12:02 | comments(0) | trackbacks(0)