満々とした 月明かりの 下で
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東京タワー朗読ライブで
いつもお世話になっている宮城純子さんのライブのため
「観客」として、東京タワーのClub333を訪れた

こんなに、 東京タワーからの眺めは美しかったっけ
ほとんど満月の明かりは
大都会なのに、なんだか、素朴で優しく、降り注ぎ・・

舞台では、キーボードの宮城さんに
11月の朗読ライヴにゲストで参加された、
上野真史さんのヴォーカル、渡辺庸平さんのギターの
ジャズライヴが、心地よく響き渡る
真史さんの歌声
こんなに、素晴らしく深みのある声だったんだ
自分が朗読する時には、味わえなかったことを悔やむ

さあ
3月の朗読ライブは、19日火曜日の夜
これで、私の東京タワー朗読ライヴは、最終回となる
もし、お越しいただけるようなら
スケジュール帳に、書き込んでおいてくださいね

さ〜て、何を朗読しようかな・・・
いいアイディアあったら、教えて、ね、満月さん

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東京タワー朗読会 | 10:31 | comments(0) | trackbacks(0)

アナウンサーの朗読 ラヴシーン
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フジテレビアナウンサーによる朗読舞台
ラヴシーン 降霊会の夜」の1日目を観た

原作の小説は、浅田次郎さん、演出は河毛俊作さん

浅田ワールドのおもしろさが伝わる直球の朗読会だった
トレンディドラマの先駆者の河毛さん演出だったけど
奇をてらわず、最小限の演出で見せ
読み手の良さは、充分に生かしていたと思う

読み手は、もちろん、アナウンサー
普段、正確に、きれいに読まなければならない集団だ
ある意味、アナウンサーであることが、高いハードルになる
感情の襞を「声」と「間」に表現していく苦労が見えたけど
テレビ局のアナウンサーであることに奢らず溺れず
必死に演じていることに、すがすがしさを感じた

何よりも、1996年から
この「ラヴシーン」の舞台を続けてきたことがすごい
昨年、アナウンス室から離れた吉崎典子元アナウンサーが
コツコツ、長年プロデューサーとしてがんばってきた結果だね
本当に、おつかれさまでした!

in the audience 客席にて | 10:13 | comments(0) | trackbacks(0)

マリーゴールドホテルで会いましょう
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(C)2012 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION

映画「マリーゴールドホテルで会いましょう」を観た

とにかく、女性客で溢れかえっている
それも、私より上の方、シニアが多い
こんなに、映画を見たいと思っているシニア世代
「新しいシニア」のための
こういう、しゃれている映画って、もっとないものだろうか

「新しいシニア」って、なんだろう?
自分の年齢に見合ったシニアではないシニア
中味、う〜ん、魂っていうのかな、まだ30代位のシニア
外見だけだよ、シニアなのは、って言うシニア
そんな人達のための映画であり
そんな人達が出演している
でも、中味は若くても、経験は人を深くしてしまうもの
その器量が、何だか、哀しくなる
これが、人生なのかなあ

テレビの映画紹介で
「 若い人も観ると元気になる映画で〜す!」と
今、ブレイク中の映画コメンテーターが声をあげていた
そっか
若いと、何でも、元気になれるのかも

セリフの一つ一つ、役者の表情やシワに
唸ってしまうほど、奥深い滋味を感じるには
やっぱ、年齢重ねるの、必要じゃないかな
君達、若い人に、この映画の良さ、わかる?
な〜んて、ちょっと思ったりもする

人生長くて、でも、中味は若いままで
毎日悶絶している世代には
染み渡る映画なのです

わかります?

in the audience 客席にて | 11:17 | comments(0) | trackbacks(0)

勲章の 鼻骨折事件
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「 2ヶ月前に骨折した鼻、その後いかがですか? 」
と、心配していただいた鼻の骨折事件
おおよその腫れも引き、治療の選択のため、病院を訪れた

低くなった鼻の治療には、3通りのオプションがある
1番「 手術で元通りにする 」
2番「 8ヶ月に1回、ヒアロルン酸を注入して整える 」
3番「 あきらめる 」
どれを選んでいいのか、決めかねながら
横顔で鼻の形がわかる、舞台写真を持って診察室に入った

先生が、写真をじっくりと見た後
「 それでは、同じ角度で写真を撮ってみましょう 」
と、デジカメを取り出した
「 顔をもう少し上げて・・顎、引いて・・もう少し左 」
先生が、丁寧に、細かく指示しながら、ようやく撮影
「 ふ〜ん・・・なるほど 」
撮影した画像を見ながら、先生、唸っていらっしゃる

「 ほら、見てください。どうですか?」
先生が、ニッコリと顔を上げた
私は、恐る恐るデジカメを覗いた
「 あれ?」
思わず、声をあげた私
そうなのだ
低くなっているはず鼻なのに、上の写真と変わらない
よくよく見れば、ほんの少し低い、かな?
「 そうでしょう?
他人から見ると、本人が感じているほど
鼻は、違いがわからないんですよ!」

この後、先生は、手術をすると入院など必要であること
ヒアロルン酸注入は、やがて
薬が溜まって鼻が丸くなる可能性を説明した
「 でも、手術するなら、簡単にきれいに出来ますよ!
どうします?」
と、先生、自信たっぷりにおっしゃった
思わず、私、声あげた
「 い、いえ、私・・鼻、その3番で・・あきらめます!」

これにて、鼻骨折治療、終了!と、あいなった

生死の境を彷徨っていた母が
私が、鼻を骨折して大量出血した後
みるみる快復していった「奇跡」
この奇跡の裏で、私の鼻は少し低くなったけれど
これは、私の「勲章」なのかもしれない
私は、この勲章を、誇りに思って行こう

でもね
生きて行くってことは
傷と言う名の勲章が、いっぱい、くっ付いてくるね
今回は、「心の傷」じゃなくて
鼻の傷だったから、良かったけどさ

新・東京物語 | 10:39 | comments(0) | trackbacks(0)