いっぱい生き抜いた人生は、いい香り
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母、kazukoさんの老人ホームに
アロマセラピストの羽鳥冬子さんが、
アロマの講習に来てくださった

1月2月の、青山マンダラでの、
私のリーディングライブ「今宵、月は瑠璃色の」でも
冬子さんは、香りを提供してくださっていた
朗読に合わせた深い香りは、お客様を酔わせ
すばらしい香りの演出で、大成功だった

そして、今回は、母のいる老人ホームに
ボランティアを、お願いしたのだ
講習をしながら、色んな香りを
お年寄りの皆様に、楽しんでもらうと言う趣向
私も、カレンと一緒に、イベントに参加した

「 内容が、少し難しかったのではないかしら 」
と、冬子さんは、後で不安に思われたけれど
いえいえ、そんなことはないのです
体が思うように動かなかったり
すぐに忘れてはしまうけれど、
皆様、元教師でいらっしゃったり、
会社を取り仕切っていらっしゃったりした方
知的な欲求は、今でも、体の中に沸々と残っている
シーンと静かに、アロマの起源などを、受講してらした
すぐに、反応など出来ないけれど
優しい声の講習と、そして何よりも「香り」の演出に
お年寄りの皆様は、満足されたに違いない

「柑橘系の香り」「森の香り」「花の香り」
順番に、様々な香りで、会場が満たされて行く
心地よく、体の中に沁み入るのがわかる
カレンは、気持ちいいのか、眠ってしまった

冬子さんが説明をし
この日、一緒に訪れていた冬子さんの高校生のお嬢様が
会場の後ろから、ディフューザーで、香りを漂わせていた
一生懸命、お母様のお仕事を手伝う姿を見ていると
嬉しくて、胸が熱くなった

こう言う老人ホームこそ
アロマが必要だし、アロマの活用場所だと
施設のジェネラルマネージャーも、再認識されていた

何はともあれ
すばらしい香りの空間に
人生いっぱい生き抜いていらっしゃる皆様が
楽しんで、満喫してくださったこと
母kazukoさんも、おみやげのアロマ袋をいただいて
「本当に大満足!」と、ご機嫌になってくれたこと
カレンちゃんも、リラックスしてくれたこと
とっても、嬉しい

冬子さん、そして、お嬢様
心から、ありがとうございました!

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母 Kazukoさん | 12:36 | comments(1) | trackbacks(0)

撮影現場の、音
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3月に一部撮影した作品の、後半撮影が終了し
私は、全体撮影終了の前日に、オールアップした

今回、共演した山寺宏一さんは、初対面
子役達の前で
色んなアニメの声を披露をしてくださったり
色んな音も、奏でてくださって、楽しく優しい「大人」
その口で奏でる音で、圧巻だったのは、
携帯電話のマナーモードの着信音
「 ブ〜、ブ〜、ブ〜 」
本当に、どこかで、携帯電話が鳴っているかのようで
何人かのスタッフが、ポケットや鞄を探っている
長年の声優さんのキャリアが、
ご自分の声を、自由自在に操っていらっしゃるのだ
声優さんって、すばらしい

私は・・・と、言えば
何の物まねも出来ず、鳴るのはお腹の音ばかり
早朝からのロケで、昼飯押しで撮影していると
あちらこちらで、お腹の音が鳴りだす
当然私も、その一人
しかも、音が、人一倍、大きい
セリフを喋りながら
「 ギュル、ギュルギュルギュ〜〜〜 」
と、お腹の音を奏でてしまい
音声さんから、NGが出る
慌てて、差し入れのお菓子などを口に突っ込み
あらためて、撮り直し
でも、そんな不手際も
みんなで、ハハハと笑い飛ばせる、優しく楽しい現場だった

本当は、クランクアップの日に
私のシーンも同時に終わるはずだったけれど
撮影が順調に行き、一日早く終わった私
最後に花束もらい、でもスタッフは
すぐに、次のシーンに取りかかる
本当は、出番もないのに、最終日も現場にいたかった
いつも、いい現場の時は、そう思う

情報公開が許されるようになったら
あらためて、内容などご紹介しますね
お楽しみに

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収録・撮影 | 12:02 | comments(1) | trackbacks(0)

贅沢な、そう、贅沢な、潔さ
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靖国神社で、夜桜能を観劇

狂言の野村萬斎氏始め、舞囃子や能が、
靖国神社の能楽堂で、粛々と演じられる
客席の頭の上には、たわわな満開の桜
花冷えの中、時折風が吹くと
さらさらさらと
花吹雪も、舞台を横切り、舞っているかのよう

なんと、ぜいたくな、はたまた、贅沢な

大学時代、能楽研究会とやらに所属し
何曲か、舞ったり、謡ったりしたけれど
あの時、実は、お能の良さなんて
わかってなかったよね
あの、微かな体の動きで、人間の感情全てを表現する能
何も語らず、立ったままで、哀しみも、怒りをも現す能
ホント、子供の私は、なんにも、わかってなかった

舞台の最後も、スコンと終わり
あっけない程、すーっと全ての出演者が退場して行く
あのオペラやバレエでは必ず求められる、
繰り返すカーテンコールなんて、
品ないことは一切しない、とでも言っているような、潔さ
(あの複数のカーテンコールも、一つの様式美だけれど)
ある意味、理想の人生の終わり方にも、見える
日本の伝統芸って、すごいと思う
ため息出る程、すごい


今年の満開桜、夜桜能
一生忘れられないな

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in the audience 客席にて | 17:11 | comments(1) | trackbacks(0)