最高のガールフレンド 「人生フルーツ」

 

先週、フジテレビで放送されていた番組

「人生フルーツ」を、観た

東海テレビ制作の、ドキュメンタリーだ

 

90歳と87歳の老夫婦の日常を

静かに追っている

コツコツ、ゆっくり

 

二人の姿を覗かせてもらう私達

心が豊かになる

涙が溢れても

それこそ

胸の中が、フルーツのように

たっぷりと、水々しくなる

そんな日常の中で起こる、衝撃的な出来事も

静かに、その顔を長く映すことで

慟哭が表現される

 

上質な、ドキュメンタリーだ

 

ここに日本人の

本来持っていたつつましやかで

品格のある風情の夫婦がある

 

90歳のご主人、修一さんが質問される

奥様、英子さんの存在は?

「ボクの、最高のガールフレンド!」

すかさず、軽快に答えられた

まあなんて、素敵な答えなの!と感動

 

その日、帰って来た夫に聞いてみた

私の存在は、何?

へへ・・・ガールフレンド?

ニヤリと笑った夫が答えた

「ゴラク!」

へ? ご、ごらく〜? ご、娯楽?

次に、夫が、愛犬カレンとセリーナを指差した

「娯楽2、娯楽3!」

え〜〜〜、私は、犬と同列かい!!!

 

せっかく、人生フルーツで

満たされていた胸の内の

フルーツが、弾け飛んでしまった

 

でも、良く考えたら

私の新年挨拶動画なんて、明らかに

私もカレンもセリーナも、娯楽

エンターテインメントに他ならないか

 

ま・・・

いっか・・・

「空気」とか言われるより

カレンちゃん、セリーナちゃんと一緒でも

ま・・・いっか

娯楽で・・・トホホ

 

「人生フルーツ」

映画館でも、上映されています

もしお時間あったら

ぜひ、観に行かれては

 

あ、それから、

パートナーに、質問してみるといいかも

私は、あなたにとって、何?って

 

う〜ん

私の場合、夫は、やっぱり

最高のボーイフレンドで、いてもらいたいが・・・

 

 

YouTube 「山村美智新年挨拶動画」より

in the audience 客席にて | 11:15 | comments(3) | trackbacks(0)

世界が尊敬する100人の日本人

IMG_9873.jpg

 

IMG_9871.jpg

 

 

代官山ヒルサイドフォーラムで開催される

イガル・オゼリ展

オープニングに訪れた

 

これらの作品

なんとびっくり!

写真じゃないのよ!

油彩画なのよ!

目を凝らし、絵にくっついて見ても

どうやっても

髪の毛一本も

写真にしか見えない

嘘だと思うでしょ?

ぜひ、ヒルサイドテラスに行って

確かめてほしい

 

画家は、イガル・オゼリ氏

ニューヨークを拠点に活動する、

イスラエル出身の、アーティストだ

ニューヨーク、チェルシーの、大西ギャラリーで

イゼル氏の作品を展示した経緯で

今回、初めて日本での展覧会が開催された

 

大西ギャラリーは

私のNY時代の友人、大西ななさんが、オーナーだ

2009年、雑誌「ニューズウィーク」の企画

「世界が尊敬する日本人100人」

その中の一人に、ななさんは、選ばれてもいる

その頃、日本で雑誌を買った私が

ななさんの名前を見つけて大喜びし

ニューヨークに、おめでとう!と連絡した所

ななさん本人は、掲載を知らず

「え〜! うっそ〜〜!」

と、電話の向こうでびっくりしたと言う、

笑っちゃうような話

 

ななさんは

私がNYの絵画の学校に通いだした頃

画家のななさんを紹介してもらったのが縁

プロのななさんが、私の絵を見るたびに

「いいよ〜、いいね〜、ミチさん!」

褒めちぎってくれていた

勘違いした素人の私は、お調子に乗ってしまい

沢山のマンハッタンの風景の油絵を描いたっけ

 

NYのオフ・ブロードウェイで

二人芝居を英語でやろうかな、なんて

とてつもないプロジェクトの立ち上がりに

「だいじょうぶ! 絶対出来るから!」

と、いつも応援してくれた人

 

こういう風にして、ななさんは

色んなアーティストを

世に送っているのだろうな

だから

「世界が尊敬する100人の日本人」

なんだね

 

ぜひ皆様

代官山ヒルサイドフォーラム(2/4まで)

「イガル・オゼリ展」を訪れてみてください

「世界が尊敬する100人の日本人」

その中の一人にも、会えるかもしれないので・・・

 

IMG_9862.jpg

左 イガル・オゼリ氏 

その隣 モデルの スザナ・ブッシウォルドさん

世界だけではなく

私も尊敬する、大西ななちゃんと

ART & Exhibition | 17:34 | comments(1) | trackbacks(0)

かつら合わせ 「時間を頂く」ってこと

 

撮影は、ちょっと先だけれど

時代劇出演のため、かつら合わせをした

 

軽く終わると思っていたら

1時間以上もかかった

30近いかつらを、かぶせたり、はずしたり

同じものを、何度も試したり

なかなか決まらない

少々、心配になった

「 あの〜、私の頭の形って、変なのかしら?」

「 いえいえ、みんな、こんなもん! 普通!」

あら、そうなの

他の方も、こんなに時間がかかるんだ

「 今、繊細なところまで合わしておかないと、

本番が辛くなっちゃいますからね〜・・・」

床山さん、手を休めずに、答えてくれた

確かに

合わないかつらだと、頭痛くなり

時には、吐き気がするけれど

撮影中は、めったにかつらをはずせない

こんなに丁寧に合わせてもらえるのは

初めてのような気がする

ありがたい

床山さんの、プロとしての誇り

 

ようやく、かつら合わせが終わった

「 長いお時間頂いて、ありがとうございました 」

いやいや、ちょっと違う

「お時間頂いた」のは、私だ

私が付けるかつらのために

沢山のかつらの中から合うものを

長い時間をかけて、選んでもらったんだから

 

よく考えたら

色んなこと、私達

色んな人から

時間を頂いているのかもしれないね

毎日、色んな人に出会って

その人の時間をもらいながら生きている

今まで、舞台を観に来てくださる方の時間を

頂いている感覚はあったけれど

もっと日常でも、「頂いている」

たとえば

友人と会う時には、友人の時間をいただいて

宅配便届けてもらったら

配達のお兄さんの時間もらってるでしょ

コンビニでは、レジのお姉さんの時間もらって

レストランでは、作ってくれるシェフの時間と

運んでくれるウェイターさんの時間とか・・・

 

「人って、人の時間を食べて生きている」

って言ったら、大げさかな

そんなこと、考え出したら

全ての人に、ちょっと、お礼したくなったよ

 

IMG_9848.jpg

収録・撮影 | 11:15 | comments(2) | trackbacks(0)

ゆうばり映画祭「ヴァンパアナイト」出演情報

 

 

情報公開です!

出演している映画「ヴァンパイア ナイト」

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて

上映されます

 

撮影は、昨年の9月

いや〜

大変な撮影でした!

山奥の旧宿泊センターでのロケ

寝る間も、ほとんどない撮影なのに

真夜中にブレーカーが飛んだり

突然、大雨になったり

急に非常ベルが、何度も鳴り響いて

セコムの方を呼んだり

色々ハプニングいっぱい満載!

でも

スタッフもキャストも寝不足でフラフラなのに

なんだか、明るく、楽しい現場でした

 

お話は

吸血鬼の巣窟であるホテルに

集まってしまったイケメンと美女と変わり者達が

ヴァンパイヤと繰り広げるバトル

アメリカンホラー文化と

ジャパニーズホラー文化の交差点とも言える作品

 

私の役柄は息子とともに訪れる認知症の母親

しかし、実は、この母親は・・・

ダメダメダメ

言えない!

私の役柄を説明すると、ネタバレになる〜

言いたい

でも

言えな〜〜〜い!

 

でも、はっきりと言える

かなり、この映画、おもしろい!

(まだ、観てないけど)

 

私の息子役は

auのCM、一寸法師でおなじみの、前野朋哉さん

主役は柳ゆり菜さん、上野優華さん

BOYS AND MENの勇翔さん

みんな、若い

スタッフも監督の山嵜晋平さん始め、皆、若い

でも、だいじょぶ!

私も、若い!・・・はず・・・うん

 

一般公開は、5月

近くなったら、秘蔵の写真も含め、お知らせしますね

まずはともあれ

公式HPを、じっくりとお読みください!

お楽しみに!

 

IMG_7676.jpg

息子役前野朋哉さんと車椅子に乗ったお母さんの私

 

IMG_7684.jpg

雲の動きを待つ

山嵜監督(真ん中黒Tシャツ)とスタッフ達

 

IMG_2423.jpg

前列柳ゆり菜さん、メイク平岡さん、上野優華さん

後列、左から 勇翔さん、山村、前野朋哉さん

みんなでヴァンパイヤになったつもり!・・らしい

収録・撮影 | 19:50 | comments(1) | trackbacks(0)

「死にたい」は「生きたい」・・・足跡姫

IMG_20170121_0001 (1).jpg

 

 

NODA・MAP「足跡姫」を観劇、カンゲキした

 

カンゲキ、感激した

 

野田秀樹さんが

故中村勘三郎さんに捧げるオマージュの舞台

どこにも、勘三郎さんは出てこないけれど

歌舞伎の起源に近い時代で

舞台に命を捧げる役者達が縦横無尽に跳ね回る

あれは、勘三郎さんだ

全てのセリフも、役者の存在も

荒唐無稽で、奔放で、いつまでも少年のような

勘三郎さんが見えた

 

奇しくも、前々回のブログに書いたように

勘九郎(勘三郎)さんと、親しく接する時代があった

まだ30代の頃

舞台でご一緒し、毎日のように会った数ヶ月

毎晩飲み明かし、話し、口喧嘩になったり、笑ったり

 

真夜中、冬の晴海埠頭

大酔っ払いした役者三人

勘九郎さんと、共演の若松武史さんと、私で

海へ飛び込もうとした

「飛び込むぞ〜〜!」

「飛び込むよ〜〜!」

「飛び込め〜〜〜!」

勢いで、本当に、飛び込んでしまいそうだった埠頭

慌てて、中村浩太郎(扇雀)さんが、前に回り

身を挺して、真剣に阻んだ

「だから、てめえは、ダメなんだよ!」

止める浩太郎さんのこと

やっぱり勘三郎さん、真剣に怒ってた

でも、浩太郎さんが止めなければ

大惨事になっていた、東京湾

 

それから勘九郎さんに会うたびに

何年経って会っても、その度に、必ず

「ほら、あれ、晴海埠頭!」

「そう、晴海埠頭!」

合言葉のように、晴海埠頭と呟き

「大バカ者だったね〜、オレ達!」

と、笑った

でも、もう、笑い合えなくなった

 

勘九郎さんと接した役者達は

きっと、皆、こんな晴海埠頭のような話

てんこもりで

持たせてもらっているだろうな

 

この舞台

中村浩太郎、いや、扇雀さんが出演していらした

楽屋に会いに行った時には

もう、スタスタ帰った後だったから

勘九郎さん、いや、勘三郎さんとの合言葉、

「晴海埠頭」を、扇雀さんとは交わせなかった

扇雀さんは

あの寒い夜のこと、覚えてらっしゃるかな

この舞台「足跡姫」

親友だった扇雀さんの体を借りて

勘三郎さんは、舞台を走り回っていたよね

 

舞台の中

姉と弟の前で死に向かう母親を、回想するシーン

母は、苦しそうに母音だけで声を発する

「イ・イ・ア・イ・・・」

それに子音を重ねてみると

「シ・ニ・タ・イ・・・」

「死にたい」

と、母は言っていたのだと

姉の宮沢りえさんは思っていた

いや・・・違う

「イ・キ・タ・イ・・・」

「生きたい」なのだと

弟の妻夫木聡さんが、否定し、答える場

やがて、その「生きたい」は

舞台に「行きたい」と繋がっていくのだが

この言葉遊びのセリフは、感動的で身に沁みる

 

死にたいと言う人、思う人は

みんな、本当は

生きたいと、訴えているのかもしれない

勘三郎さんも、さぞかし生きたかっただろうし

舞台に上に、行きたかっただろう

 

全ての役者が生き生きと演じている舞台だった

遠い昔の学生時代

東大の教室で初めて見た劇研のままのエネルギーで

野田秀樹さんは

枯れることもなく

老成とか円熟とか言うのとも違う

深い世界を突き抜けている気がした

 

野田秀樹さんの才能に、改めて感服した

勘三郎さん・・・そうだよね

in the audience 客席にて | 18:43 | comments(3) | trackbacks(0)

誰を妬む?「行列のできる法律相談所」

 

出演情報です

今度の日曜日、22日午後9時〜9時54分

日本テレビ系列

「行列のできる法律相談所」に出演します

 

この日のテーマは

「私はあの人のことを妬み嫉みましたスペシャル!」

 

う〜ん・・・

このテーマ、本当に難しい

私が妬む人って、誰だっけ?

って、考え込んでしまった

実は

「妬む」のと、「尊敬する」のとは

紙一重の背中合わせ

だから、妬みそうになると

尊敬してみるといいね

でも、今回は「妬み」がテーマ

う〜〜〜ん・・・

 

果てさて、私は、誰を妬んでいるのか?

ぜひ、番組をご覧ください!

 

IMG_9731.jpg

お洋服は、ZIN KATO

新・東京物語 | 14:47 | comments(1) | trackbacks(0)

歌舞伎座の楽屋は、幸せいっぱい

 

 

新春大歌舞伎を観に、歌舞伎座を訪れた

昼の部は三つの演目

一番目は

徳川慶喜の、心の葛藤を描いた「将軍江戸を去る」

三番目は

生き別れた親子の悲しい再会物語の「沼津」

 

新春にしては、かなり重い題材の演目の中

二番目の「大津絵道成寺」は華やかで新春らしい

片岡愛之助さんが

五役の踊りを、あっという間の早替わりで魅せる

胸のすくエンターテインメント!

ザ・歌舞伎!

観客も、やんややんやの大喝采だ!

 

楽屋を訪れた

 

新しくなってからの歌舞伎座の楽屋は、初めてだ

遠い昔

舞台で共演した中村勘三郎(当時勘九郎)さんや

中村扇雀(浩太郎)さんに

舞台メイクを教えていただくのに

歌舞伎座の楽屋を訪れたのを、思い出した

狭い奈落の通り道も案内してもらったっけ

あの頃の歌舞伎座の楽屋は

独特の匂いがあったと思うけれど

どんな匂いだったか

新しいツルツルの廊下を見ていたら

思い出せなくなった

そんなこと考えていたら

今はもう

勘三郎さんには

会えなくなってしまったのだと実感してしまい

強烈に、寂しくなった

 

愛之助さんの楽屋を案内してくださるのは

もちろん、奥様の藤原紀香さん

歌舞伎座の入り口でも、出迎えるお着物姿は

楚々とし、美しかった

でも

お化粧は薄化粧で、しっとりと静かな佇まい

私達が知っている、華やかで溌剌とした雰囲気は抑え

すっかり歌舞伎役者の奥様になっていらして、素敵

今月はお休みして、来月から仕事始めとのこと

ふっと頭の中で

紀香さんが、愛之助さんの「大津絵道成寺」のように

着物が後ろから引き抜かれて

華やかな女優の衣装に早替わりする姿を想像し

一人、クスッとしてしまった

確かに、紀香さんは

女優とか妻とかと言う役目以外に

歌舞伎役者の奥様と言う「大役」も増え

愛之助さんの優雅な踊りのように

何役もこなさなければいけないのだろう

でもきっと、楽しんで

色んな役を演じていらっしゃるに違いない

愛之助さんの隣で、

お化粧薄いせいか、少女に見える顔で

ニコニコしていらっしゃる姿を見て、思った

 

なんだか、新春から、幸せな気持ち・・・

 

IMG_9781.jpg

in the audience 客席にて | 11:43 | comments(1) | trackbacks(0)

青山の、ポニー


な、な、なんと!
青山公園に、大きな犬が現れた!
と、思ったら
いや、犬じゃない!
馬、ウマ、ポニーよ!

「どこからいらしたんですか?」
ドキドキしながら伺ったら
「南青山◯丁目です」って!
20歳のポニーちゃん
青山で、20年も飼ってらしたのか・・・
長い長い20年
きっと
色んなことがおありだったんだろうな
とてつもない「家族の歴史」なんだろうな

カレン、セリーナも興味津々!
特にセリーナちゃん
ポニーから離れなくて、困ったよ!
「また、今度会えばいいから、帰ろ」
セリーナのリードを
強く引っ張って帰って来たけど
またいつか、会える日があるんだろうか・・・



カレンとセリーナ | 12:45 | comments(3) | trackbacks(0)

視聴率は、努力に比例するのかな???



あるバラエティ番組の収録で訪れたスタジオ
多くの番組収録は別の場所に移っているから
ここを訪れたのは、ホント久しぶり
ぐぐっと遠い昔に、タイムスリップしたかのよう

勢いのある番組
勢いのあるテレビ局だ

収録より事前に行われた打ち合わせの日
感心したことがあった
私に関することで調べられた資料
私自身でさえ忘れているようなこと、
過去、話したこととかが
ビッシリと、書き連ねてあったのだ
ここまで調べてくれたのか、とびっくり
私に関することでオンエアされるのは
ほんの少しに違いないだろうに
さすが、視聴率のとれる番組は違う
また、こう言う小さな積み重ねとか
取材スタッフのコツコツした努力があるから
視聴者を呼び込むことも出来るんだね
テレビ番組の「基本のキ」を
改めて知らされた気がしたよ

あ!
下調べ以外にも、感動したことが・・・
すき焼き弁当!
日頃、低予算映画でのお弁当に慣れているから
楽屋に、「今半」のすき焼き弁当が
用意されているのを見た時には
「わ〜、今半!」
と、声が出てしまった

撮影の合間に
急いで掻きこむ冷たいお弁当もいいけど
たまには「今半」!
いいね!

 

iPhoneImage.png

 

収録・撮影 | 04:14 | comments(1) | trackbacks(0)

カレン、セリーナと共にMCSM!初笑い!

あけましておめでとうございます!

 

お祝いの動画をお届けします!

12月初めに自撮りしたので

ちょっと、今ではもう

見飽きている方もいらっしゃるかもしれませんが

ちょっと覗いて、笑っていただけたら

最高に、嬉しい!

 

今年も、守りに入らず

精力的に前に進む決意です

 

どうぞ、よろしくお願いいたします!

 

カレンとセリーナ | 02:09 | comments(6) | trackbacks(0)