本番、帽子落としちゃった!

 

 

無事、ジャズダンスの研究発表会が終わった

 

たった2日間の本番

たった2曲

あっという間だった

でもね

それまでの道のりは

とてつもなく、長い気がしたよ

 

私自身、プライベートで親友が倒れたり

母の緊急手術などがあったから

長く感じたのかな

 

また、プロの舞台ではないから

その練習量が、半端なく多かった

何度も何度も何度も、反復練習

2ヶ月半、みっちりと

恐らく、プロだったら

1週間位あれば

振付も練習もして舞台にあげる内容だろう

その上

みんな、年を重ねているから

色んな個性がぶつかり合う

でも、そのぶつかりを

すぐに軌道修正できる能力も持ち合わせ

一筋縄ではいかないけれど

人生を経て、魅力ある人になった人達の

濃密な、色んな人生が詰まったダンス

 

でもね

本番になったら、色んなことが起こるんだ

私も含めて3人の人は、帽子を落とした

あひゃ〜!

しっかりゴムで留めていたのに

どういうわけか

ポ〜ンと落ちちゃった!

他にも

客席が盛り上がって拍手が起きてしまい

きっかけの音が聞こえなくて

みんな、バラバラになったり・・・

でも、そんなことを

笑い飛ばす術も、全員が持っている

なんて素敵な人たち

 

そして

観に来てくださった方々は

口を揃えたかのように

一様に

「 元気をもらいました!」

と、言ってくださった

元気になるなんて

この賛辞は、最高のもの

だって

人って

人を元気にしたり

幸せにしたりするために

生きているようなものだもの

 

私自身

色んなことを学ばせてもらった

 

次の発表会は、2年後か・・・

うん

もっと頑張れるよう

日々、努力していかないとさ

と、心底思ったよ

 

控え室で、ちょっと澄ましてみた、大人の女達

ダンス | 13:16 | comments(3) | trackbacks(0)

大人達の、ジャズダンス

区民会館を借りての、お稽古!

 

 

出演できないかと、思った

 

何と言っても

本番直前の追い込み

大きなホールを借りての練習にも

参加出来ないのだから

出演を辞退するべきなのか

 

母が緊急入院になり手術となった瞬間

24日25日の本番

名倉スタジオのジャズダンスの発表会を

諦めるしかないかと思った

 

でも

同じクラスの友人が、声かけてくれた

「 私達のクラスは、家族の事情が優先!

だから、お母様に付き添ってあげて

でも

本番前に復活できたら

その間の変更点など、まとめておくからね。

こんな時こそ、頼って!」

ラインに書かれたこの文字を読んで

私は、病院の廊下で、泣いていた

 

名倉加代子スタジオのシニアクラスは

若い10代のお嬢さんも参加したりするけれど

メインは、40代から最高齢は80歳までのクラス

でも

シニア向けの、お遊戯クラスでは、決してなく

激しいダンシングを強いられるクラスだ

でも

上手でも、たとえ下手であっても

ストレスなく、レッスンを受けられるクラス

 

そう言えば、こんなこともあったっけ

 

あるレッスンの日

ストレッチの最中に

誰かの携帯電話が、けたたましく鳴り響いた

一瞬、静かなクラスに緊張が走る

誰の携帯?

レッスンの最中だと言うのに

電源切っておかなかったの?

ピーンと張った空気を破るように

名倉先生が、明るく声を掛けられた

「 出てくださいよ 」

へ? 電話に出ていいの?

「 このクラスは

色んなことを抱えている方が多いでしょ?

皆さんは

携帯に出ていいってことにしましょう!」

着信音は、もう鳴り止んでいたので

誰も、携帯を取らなかったけれど

みんながみんな、ほっとした

確かに、介護の家族を抱えている人も多い

そんなメンバーのこと

名倉先生は、考えてくださる

だから、みんな

一層、優しくなれるクラスなんだと思う

 

母kazukoさんの驚異的な回復で

9日間で退院出来

私は、発表会目前で、練習に復帰した

立ち位置や、出番のタイミングで

いっぱい、色んな方に迷惑かけたのに

みなさん、一人一人が

「 お母様、良かったね!

戻ってこられて、良かったね!」

と、声を掛けてくださった

 

大人のクラスメート達

ありがとう!

本番では

がんばって

のびのびと踊ります

ダンス | 11:17 | comments(2) | trackbacks(0)

93歳の ペースメーカー

 

母kazukoさん、今月の27日で

93歳になる

93歳の目前となる、先週

緊急入院となった

 

脈拍が、極端に少なくなっていて

ペースペーカーを埋め込まなくては

いつ心臓が止まってもおかしくないとのこと

「 お母様は、お元気だから

生きる気力も、体力もあるから

ペースメーカーを埋め込むこと

私は、強くお勧めしますよ 」

担当の先生は、そうおっしゃた

 

でも、kazukoさん、もう93歳だよ

そんな高齢なのに

心臓に、機械を入れるなんて・・・!

「 あのね、ママ・・・

ここに機械を入れる手術、受ける?」

私は、ペースメーカーを見せながら、聞いた

 

もし、kazukoさんが入れるのを拒んだら

手術を断るべきではないか

ふと、そう思った

もちろん、それは「死」を意味する

でも

いつも、足の痛みで苦しそうに泣き叫んだり

トイレに間断なく往復して辛そうにしているのが

可哀想で可哀想で

どうにも出来ない自分がふがいなくて・・・

だから

いつのまにか、私の中に「覚悟」という塊が

少しずつ、少しずつ

固まって来ていたのかもしれない

 

「 え〜〜、こんな大きなもの?!」

ペースメーカーを手に取り

kazukoさんは、大げさに驚いた

先生によると、昔に比べると

随分、小型化されているらしいが

確かに、大きく感じる

 

「 手術は・・・嫌!」 

・・・そっか・・・

・・・嫌なのか・・・

「 怖いから、手術は、ノーノー!」

うんうん、そうだね、怖いよね

「 でもね、ママ・・・手術しないとね

突然、心臓止まっちゃうかもしれないんだ」

「 ふ〜ん・・・」

kazukoさん、しばらく考えて、口を開いた

「 そうね〜、私が死んだら

美智子ちゃん、一人になるからね」

え?

いやいや、私には、ちゃんと夫がいるよ

「 100歳まで生きるって約束したから

もっと生きたいから、手術、するわ」

 

そっか・・・そっか

わかったよ

一瞬でも、手術を受けないなんて考えたこと

そんな愚かな自分を、ひどく恥じた

 

2時間の手術は、あっという間で

無事終了した

その後の入院生活は

トイレの往復や、足の痛みは変わらず

気を紛らわせるために

オセロをしてもらったりして

病棟の看護師さんに迷惑かけたり

私も毎日付き添って疲れ果てたけど

術後の経過そのものは

あっけないほど順調

そして

1週間目の今日

退院することが出来た

 

相変わらず

kazukoさんは

足の痛みに叫びながら

管を入れているから

トイレに行く必要もないのに

そんなこと忘れて

何度もトイレに往復している

 

私は

生き様を

母kazukoさんから、教えてもらっている

 

 

病院内の絵画を、感動しながら見て回るkazukoさん

母 Kazukoさん | 16:48 | comments(1) | trackbacks(0)

偶然の出会いの、楽屋

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筒井櫻子ちゃん 野間修平さん 阿部知代ちゃん、吉崎典子ちゃん

 

フジテレビアナウンサーOGによる朗読会

「ことば ことば ことば」を

下北沢で観劇した

 

大先輩の野間修平さんによる

山本周五郎作「曽我平九郎」は

正に、朗読の王道

朗読という世界を、堪能させてくれた

 

そして、女子アナの後輩たち

吉崎典子、阿部知代、筒井櫻子による

清水邦夫作「楽屋」

共演の斉藤由織さんが

演出も担当されたと言う舞台は

本を持ちながらも

まるで、芝居を見ているかのようだった

 

数年前

同じ作品を、小泉今日子さんや渡辺えりさん

蒼井優さんで演じているのを観ている

09/5/29のブログ「楽屋の女優」

その時には、

強烈な個性が交わり素晴らしい作品だった

今回の「楽屋」は、

朗読ということもあるけれど

それぞれの個性は生かされていながら

さざ波のように

優しい風合いの、また違った味わいで

素敵だった

 

なんだかね

こうやって、みんなが頑張っているのを見ると

「 嬉しいね〜〜!」

「 誇りだね〜〜〜!」

 

・・・なぁんて

劇場からの帰り道

酷暑の下北沢で

お茶を飲む場所を探し歩いていたら

突然、目の前のカフェに、ポツンと座る見知った顔

「 おまえら、何してんの?」

「 きゃ〜〜、久しぶり〜〜!」

「オレたちひょうきん族」時代のディレクター

三宅恵介さんだ!

10年以上、会っていないはず

こちらは

同じくひょうきんアナの寺田理恵子ちゃんと

番組に出演したこともある牛尾(中村)奈緒美ちゃん

みんなで、小さなカフェの奥

クーラーもあまり効かなくて

ギュウギュウ詰めになりながら

汗が噴き出すのも

楽しくて

色んなこと、しゃべり続けた

 

写真撮ったらね

これこそ

まるで、楽屋みたいだったよ

 

嬉しい下北沢の、昼下がり!

 

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寺田理恵子ちゃん、牛尾奈緒美ちゃん、私、三宅恵介さん

in the audience 客席にて | 12:04 | comments(1) | trackbacks(0)